〜今日の一冊〜 人生の勝負はは朝で決まる。(note 1冊目)
朝がとても苦手な主人公の明日香とその兄弟の3人が早起きの神様であるニワトリに早起きする意義を叩き込んでもらうお話です。
目覚めが最悪な時代は人生も最悪
朝、慌てて遅く起きて、
化粧をする時間もない、ご飯を食べる暇もない。誰かに起こしてもらわないと起きられない。
上司にも「仕事が遅い。いつも眠そうだな。」と叱られ、仕事が嫌になる。
どうしてこんな悪循環になってしまうのでしょうか?
嫌いなことをやって生きているから
ニワトリの神様
「目覚めが悪いのはだらしがないわけやない。大好きなことをやって生きてへん証拠や」
明日香
「けど、そんなの理想であってほとんどの人は我慢して仕事してるんじゃないの?」
ニワトリの神様
「それはじぶんと同じような人間しか周りにおらんからや」
「類は友を呼ぶってあるやろ?同じような生活リズムやから自然に目につくだけや。
毎朝、一緒に電車に乗っとる人はみんな同じような人生を歩んでいるんや」
たしかに
朝のギリギリの時間に電車に乗ると無表情でゲームをしたり、仕事に行きたくないオーラが出ている人がほとんどですが、
早い時間に乗ると本を読んだり、良い情報を取り入れたりして良い表情をした人が乗っています。人混みによるストレスも少ないでしょう。
ニワトリの神様
「生まれつき朝に強い人はおらん
大好きに生きるから朝がはやくなるんや」
楽しみがある朝は、すぐ布団から出られますが
嫌なことが待っている日はなかなか布団から出られず、起きられませんよね。
出社時間は人生の集大成
ニワトリの神様
「サラリーマンにとって出社時間ほど雄弁な
ものはないねん
どんだけ『頑張ります』といっても
遅刻は『やる気がない』って証拠や」
間違いなく、上の人からしたら早く出社している人の方が印象良いですよね!
ニワトリの神様
「30分早く出社するだけで出会う顔ぶれが一変するやろ」
明日香
「ちょっといきなり出てこないでよ!」
ニワトリの神様
「残業で頑張るより朝早くからてきぱき仕事をしとるほうが上層部には好印象やで」
「3時間残業するよりも30分早く出社したほうが集中できるし、お得や」
「それに早朝にメールを返信すると、エグゼクティブにウケがええで」
明日香
「えぐぜ・・・??」
ニワトリの神様
「『エリート上司』のことや
上司たちは朝が早いから朝一番で受信メールがあれば、すばやく反応してくれる
レスが早ければ対応もすぐにできて相対的に評価も高くなるし、君の存在が相手に認められる」
たしかに上司の人たちも日中は会議などで忙しい。ですが、朝一番ならメールを返す余裕が比較的あるでしょうし、朝から頑張っているアピールにもなりますね。
なぜ彼女ばかり・・・??
明日香のお姉さん(日菜子)の同僚はなぜか「特別優秀ではない」のに上層部のお偉いさんから名前を覚えられています。が、日菜子は「名前聞かれたの5回目」という状態。
なぜ同僚の人は名前を覚えてもらえるのでしょう?
そこでニワトリの神様が日菜子になぜ早起きがビジネスに役立つのかを教えます。
出世コースに乗れる
日菜子
「朝早起きするメリットを私に教えてくれる?」
ニワトリの神様
「まずは午前中の使い方を変える!
朝9時から正午までは頭を使う仕事に集中するんや
大切な資料作成や熟読せんと
あかん重要書類などは9時から集中する
集中力が継続する限り、ランチは摂らず
朝から思考を継続するべきや
思考の途中でお腹いっぱい食事をしてしまうより空腹のほうが仕事に打ち込めるんや」
私も頭の使う仕事は午前中に終わらせないと
午後には頭が回らなくて片付かなかったことが多々ありました。特に大事な仕事は午前中に終わらせたいですね。
ニワトリの神様
「昼休みは昼寝して作業効率アップや!」
日菜子
「仮眠?」
ニワトリの神様
「30分でも仮眠できればずいぶんリフレッシュするやろ」
日菜子
「たしかに最近昼寝をする会社が増えたって聞くわね」
ニワトリの神様
「ちなみに空腹のまま寝ると短時間でも深い眠りを得られるんやで!」
目をつぶるだけでもかなり効果があるみたいですよ〜。かなりスッキリして、また仕事に集中しやすくなります。
日菜子
「たしかにニワトリくんの言う通りだったわ。早起きはメリットが大きかった」
ニワトリの神様
「いや、君は本当のメリットをまだ味わってない。
エグゼクティブに『キミ、朝早いね』と言われたら出世コースに乗っとるということや」
日菜子
「どういうこと?」
ニワトリの神様
「エグゼクティブの『キミ、朝早いね』のあとには、心の中で『名前を覚えておくよ』とういうセリフが続く」
エグゼクティブの方も自分と同じように朝から早く出社している熱心な社員のことは気になって覚えてしまいますよね
勉強は朝で決まる
早起きを続けられるようになり、自分のやりたいこと、目的を思い出した明日香。早速、英語の勉強を徹夜で始めようとしますが・・・。
ニワトリの神様
「待てい!徹夜てあほか!!」
「睡魔と戦った6時間の勉強は熟睡した後の3時間に遠く及ばんのやで」
明日香
「どういうこと?倍の時間勉強できるでしょ?」
ニワトリの神様
「ええか、1回徹夜するとその後1週間以上生活のリズムが狂ってしまうねんで」
「はよ寝ろ」
明日香
「ええっ、これから勉強しようと思ったのに」
ニワトリの神様
「夜だと◯時まで勉強しなくては」
「朝だと『◯時までしか勉強できない』や」
明日香
「?」
ニワトリの神様
「夜やと◯時までと終わりの時間を決めて勉強しようとする
けど実際はその時間が来るまでボーッと机に向かって他のことを考えてもて時間が来たらよく勉強したとなぜか充実感に浸ってしまうから始末が悪いんや」
「徹夜は自己満足のため、朝勉は自己実現のためや」
夜だと睡眠時間減らすか、あるいは起きる時間遅くすれば良いやという考えになってダラダラ勉強になってしまいます。
朝だと何時までに終わらせないと会社に遅刻するといった良い意味でのプレッシャーをかけられるので集中力が違うのを実感しています
読み終えての感想
朝早く起きるのは本当に私も苦手でした。
しかし、「何かを変えたい」「何かで成功」したいと思ったら、今までと同じように昼の12時に起きていては何も変わらないということに気づいて早起きを継続しています。
勤務がある日はタイムリミットがありますから自然と集中せざるを得ない状況に出来ます。
夜にウトウトしながらやってしまうより朝にやる方が質も良くなると思います。
この本を読んで早起きのモチベーションがさらに高まりました。早起きをこれからも継続していきます。