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あのころにもどりたい
あの頃はよかった。
インターネットとスマホがない時代。
あの頃は、情報の流れがもっと単純だった。
価値観も今ほど多様ではなかった。人々が共有する共通の話題があり、物事が広まるスピードも今ほど速くなく、じっくりと受け止める余裕があった。
昼間に毎日『笑っていいとも』が放送されていた時代。
学校を休んだ日にだけ見られるその特別感は、子どもにとってちょっとした贅沢だった。
今のように好きな時に好きな
かがやけるひのために
人に誇れるような武勇伝はない。
成功体験も大きな失敗談もない。
専門知識もなく、文章力にも自信がない。
それでも、何かを書いてみたい。
稚拙な文章であったとしても、自分の書いた内容が誰かと共有され、何らかの意味を生むことがあれば、それは嬉しいし、モノを書く習慣を通じて、単純に文章力を高めたい。
また、書くことで自分がどう変わるのかも確かめたかった。
自分の中にどれほどのネタが眠っているのか、
きみがいてくれたから
あまり他者との間に強い依存関係を持たずに生きてきた。
学生時代の友人や先生、バイト先の同僚、職場での同僚、同じ趣味の知人、地域での知人。
こうした人たちとは、良くも悪くも適度な距離感を保ってきた。
その結果、自分が「友達」だと思える人は一定数いるが、「親友」と呼べる人はほぼいない。
ただ、それでも家族は別だと思う。
自分の親と兄弟、そして、妻と子供。
自立してからは親や兄弟と会う機会や連絡を