好奇圧

金融機関でIT関連の職に就く30代サラリーマン。 メンタルの平穏を保ちながら働くコツ、…

好奇圧

金融機関でIT関連の職に就く30代サラリーマン。 メンタルの平穏を保ちながら働くコツ、仕事術などを綴っていきます。 趣味:推し活、アウトドア

マガジン

  • カエル仙人の弟子シリーズ

  • キーボード操作効率化

    不定期で投稿している、キーボード操作の効率化に関する記事です。

最近の記事

一体、何のための仕事なのか

一体、この仕事は誰のためなのか。 何のためにやっているのか。 そう迷う瞬間がしばしばある。 ある先輩はこう言う。 「仕事に信念を持て。立場が上になればなるほど、自分を支持してくれる人は減る。だからこそ、周囲に流されず、揺るぎない信念を持って行動しろ。自分の意志でやるべきことを実行し、周囲を巻き込んで成果を出せ」と。 その言葉には確かに重みがある。 立場が上がれば責任も増し、判断に迷うことも多くなる。 しかし、信念を軸に行動すれば、たとえ支持が得られなくても自己満足に終わらず

    • 情報をスルーする

      情報が多すぎる。 スマホが手元にあるせいで、興味があるかどうかを考える間もなく、目の前に次々と情報が現れる。 オフィスに行けばメールソフトにはひっきりなしにメールが届き、チャットアプリも導入されたせいで、メールだけでなくそちらも監視しなければならなくなっている。 スルーする。 情報を遮断する。 これが大事になってきている気がする。 全ての情報に向き合っていたら頭がパンクしてしまう。 地球が太陽から降り注ぐ有害な光線を磁場でスルーするかのように、自分自身も溢れる情報の

      • きみがいてくれたから

        あまり他者との間に強い依存関係を持たずに生きてきた。 学生時代の友人や先生、バイト先の同僚、職場での同僚、同じ趣味の知人、地域での知人。 こうした人たちとは、良くも悪くも適度な距離感を保ってきた。 その結果、自分が「友達」だと思える人は一定数いるが、「親友」と呼べる人はほぼいない。 ただ、それでも家族は別だと思う。 自分の親と兄弟、そして、妻と子供。 自立してからは親や兄弟と会う機会や連絡を取り合う機会は減ったが、それでも連絡したときには、自分のことを無条件で受け入れて

        • 適度な距離感、ちょうどよさ

          地球は、太陽との距離が絶妙だ。 ハビタブルゾーンと言われる領域に位置しており、水が液体として存在できる温度で保たれている。 水が液体で存在できることは、生命の存続にとって不可欠な条件であり、地球がこのゾーンにあることで我々の生命は維持されている。 太陽系の他の惑星に目を向けてみる。 まず、太陽に近い側のお隣の惑星は金星。 地球から太陽の距離を1とした場合、金星から太陽の距離はおよそ0.7。 直径は地球の0.95倍、重さは地球の0.82倍と、大きさ・重さともに地球によく似

        一体、何のための仕事なのか

        マガジン

        • カエル仙人の弟子シリーズ
          5本
        • キーボード操作効率化
          7本

        記事

          かがやけるひのために

          人に誇れるような武勇伝はない。 成功体験も大きな失敗談もない。 専門知識もなく、文章力にも自信がない。 それでも、何かを書いてみたい。 稚拙な文章であったとしても、自分の書いた内容が誰かと共有され、何らかの意味を生むことがあれば、それは嬉しいし、モノを書く習慣を通じて、単純に文章力を高めたい。 また、書くことで自分がどう変わるのかも確かめたかった。 自分の中にどれほどのネタが眠っているのか、また、単調な日常の中からどれほど書けるネタが生まれるのか。 こんな思いから書き

          かがやけるひのために

          アイツは忽然とやってくる

          心を蝕んでくるメランコリー。 憂鬱感。 アイツは忽然とやってくる。 芥川龍之介の短編に、『孤独地獄』という作品がある。 ついこの間まで元気を見せていた主人公の知人が、急に次のようなことを述べ出す。 そして、その会話を最後に自分の前から姿を消す…という話。 ここでいう「孤独地獄」は、まさにメランコリーな感情を意味するのだろう。 こんな感じで気がつくと泥沼にハマることがある。 忽然と現れるからこそ、常に警戒しておかないといけない。 本当、やっかいだ。 やっかいで逃れら

          アイツは忽然とやってくる

          あなたをこえたくて

          ときどき、競争心をむき出しに行動してきた。 思い出すのは大学受験のとき。 あの頃は試験をゲーム感覚で捉えていた。 やりたいことが特にない高校生だった自分にとって、大学受験はただ目の前にある「タスク」でしかなかった。 進学校に通っていたこともあり、周囲に流されるように試験勉強を本格的に始めた。 周りの友人たちが予備校に通い出す中、私は若さゆえの反抗心から、予備校というものを受け入れられなかった。 私立高校に高い授業料を払っているのに、なぜそんなものに通わなければいけないの

          あなたをこえたくて

          自分を肯定する。理屈じゃねえんだよ

          自己肯定感を高めよ、とよく言われる。 頭では理解できる。 が、メンタルが弱っているときは、まるで逆の行動をとってしまう。 メンタルが弱ると、自分の欠点ばかりに目がいくようになる。 容姿、思考のクセ、能力、性格、過去の選択。 数え上げればキリがない。 しかも、それを変えようとする努力ができない自分を責め始めたりする。 これまでの努力が他人と比べればまったく足りなかったのではないか? 努力そのものが無駄な方向に向いていたのではないか? そんなことを考え出して、どんどん負のループ

          自分を肯定する。理屈じゃねえんだよ

          あのころにもどりたい

          あの頃はよかった。 インターネットとスマホがない時代。 あの頃は、情報の流れがもっと単純だった。 価値観も今ほど多様ではなかった。人々が共有する共通の話題があり、物事が広まるスピードも今ほど速くなく、じっくりと受け止める余裕があった。 昼間に毎日『笑っていいとも』が放送されていた時代。 学校を休んだ日にだけ見られるその特別感は、子どもにとってちょっとした贅沢だった。 今のように好きな時に好きなコンテンツを見られる時代ではないからこそ、待ち望んで見る楽しさがあった。 ゲー

          あのころにもどりたい

          キーボード操作効率化⑥ ~クイックアクセスツールバーを使う~

          キーボード操作を効率化するためのテクニックとして、今回は ・クイックアクセスツールバーを使う をご紹介する。 クイックアクセスツールバーとは? クイックアクセスツールバーとは、Microsoft Office アプリケーション(Excel、Word、PowerPoint など)において頻繁に使用するコマンドを画面上部に配置し、ワンクリックで実行できるようにする機能である。 このツールバーを活用すれば、マウス操作で簡単に操作できるだけでなく、Altキーと組み合わせた独自

          キーボード操作効率化⑥ ~クイックアクセスツールバーを使う~

          さよならはとつぜんに

          同僚の急な転職。 正直、つらい。 冷たい見方をすれば、所詮、仕事上の付き合いでしかなかった。 でも、その知らせを聞いた時は無性に寂しさを覚える。 いくらドライな社風だったとしても、一緒に過ごした時間は案外長い。 最近は転職する人が増え、こうした別れにも慣れてきた部分はある。 時間が経てば、その寂しさも自然と薄れていくことも知っている。 そして、気づけばその人の仕事は誰かに引き継がれ、組織は何事もなかったかのように回っていく。 でもやっぱり、寂しさは込み上げてくる。 寂し

          さよならはとつぜんに

          月曜日のメンタルコントロール術

          月曜日の朝は体が重い。 どう足掻いても、これは避けることが出来ない。 当たり前の話だ。 前日まで休んでいたのに、今日から5連続で出社しなければならない。休み中のアクティビティの疲労感も溜まっている。 どうすれば良いか。 筆者は、以下のように考えて、体を奮い立たせる。 ・今日、一日の区切りで生きる これは、筆者がバイブルとしている『道は開ける』(デール・カーネギー著)に紹介されている考え方だ。 未来のことを考えすぎると、不安に押しつぶされる。 だから、「今日一日だけ」に焦

          月曜日のメンタルコントロール術

          比較生産費説に勇気づけられる

          経済学をかつて学んでいたとき、比較生産費説という考え方に出会った。 堅苦しい内容でありながら、自信の持てない自分にとって勇気を与える考え方だと感じた。 中小企業診断士試験 第1次試験 経済学・経済政策 平成28年度(2016年) 第19問 いま、AさんとBさんだけが存在し、それぞれコメと豚肉のみが生産可能な世界を考える。 下表は、AさんとBさんが、ある定められた時間Tのすべてを一方の生産に振り向けた場合に生産可能な量を示している。 また、下表にもとづく2人の生産可能性フロン

          比較生産費説に勇気づけられる

          紙の新聞に戻した話

          新聞の発行部数が著しい勢いで減っている。 https://www.pressnet.or.jp/data/circulation/circulation01.php 筆者も社会人になりたての頃は、周囲の先輩に影響されて日本経済新聞を購読していた。 が、7~8年くらい経ったところで、以下の理由から購読をやめた。 ネットメディアで十分な情報収集ができる 料金が高い ネット証券のサービスで日経電子版の記事が読める 簡単に言えば、「料金に見合わない」と感じたからだ。 発行

          紙の新聞に戻した話

          メンタルを強くする!なんて思わなくていい

          メンタルを強くする!なんて思わなくていい。 人間、そんなに簡単に思考パターンは変わらない。むしろ自分のメンタルの弱さを認めた上で、その弱さとどう向き合っていくかを徹底的に考えることが大事だ。 その過程で少しずつ、自分が陥りやすい泥沼から抜け出す方法や、コントロールするためのコツを見つけられるようになる。 「図太い神経」とか「鈍感力」なんて言葉もあるが、そんな言葉に惑わされる必要もない。 もし他人の気持ちをきちんと想像できる人であれば、例えば自分の失敗に対して落ち込むのはむ

          メンタルを強くする!なんて思わなくていい

          過去の自分をいまの味方に、いまの自分を未来の味方に

          振り返ってみれば、厳しい局面はこれまでに何度も経験してきた。学生生活でも、仕事でも。 追い詰められる瞬間は常にあった。その時々は、その対応に精一杯で、全力を尽くしていた。 しかし不思議と、時間が経つにつれてその記憶は薄れていく。 ふと気がつくと、「自分には何も残っていない」と感じる瞬間がある。 しかしそれは表面的な感覚にすぎない。 実際には心の奥底に、地層のように積み重なっている。ポジティブな経験もネガティブな経験も、消えてなくなることはなく、静かに心の中に息づいている。

          過去の自分をいまの味方に、いまの自分を未来の味方に