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隣に咲いた向日葵

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#日記

当たり前だと言わせて

当たり前だと言わせて

調子に乗った、と思った。同時に、それでいいとも思えた。
彼女の喜ぶ顔を見て、僕もまた嬉しくなる感覚が手に取るようにわかる。
何よりも、365日のどの日よりも楽しみにしていた日。前夜、仕事が終わってからずっと、そわそわしっぱなしだった。

普段は昼からの仕事で11時ごろの起床だから、早起きは辛いかとも思われたが、案外流れるように身体を起こすことができた。
愛ってすげぇな、と思う。できないことが、でき

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どうせ、愛だ。

どうせ、愛だ。

それぞれの世界から忍び寄る憂鬱から逃れるようにして、恋人とお揃いのTシャツを身に纏ってみる。貰った時の感情とか、燦々とした情景とか、彼女の笑みなんかが香ってくる。身体の奥の奥の方からぽわりと温かいものが漂ってきて、彼女のことが恋しくなっては、会いたくなる。会えない時間にどうしようもなく会いたくなるのに、ないものねだりだな、会える時間を疎かにしてしまう瞬間がある自分に後になって気がつく。バイバイと手

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面影が、よすがに重なってゆく

面影が、よすがに重なってゆく

青々と咲き誇るネモフィラの中に、ぽつぽつと白い子たちもいた。それを見つけた恋人は、幸せを手に掴んだような面持ちで目を輝かせていた。

フィルムカメラを持ってきてよかったと心の底から思った。淡い写真は、今どきスマホのアプリでも簡単に撮ることができるけれど、27枚という制限付きのフィルムに、慎重に、丁寧に、彼女の全てとまではいかずとも、僕が撮ることの出来る彼女を精一杯写すことができるから。昨年と同じ場

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7%

7%

いくつになっても月を見上げる人間でいたい。月に情緒を見つけられるからよいとか、月の美しさを一瞥もしないからよくないとか、そういった類のものではなくて、ただ、月を見上げる人間でいたい。星でもいい。真っ暗な帳に穴が空いたように煌めく月や星をぼうっと眺め、綺麗だと、美しいと、そう思える心を持った人間でありたい。僕がいつ頃から夜空を見上げるようになったのか、それは覚えていない。いつの間にか、淡黄色に輝く彼

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好きも、嫌いも、連絡しても

好きも、嫌いも、連絡しても

いつかは終わりが来る。
そんなこと、誰しもがわかっているはずだ。
それでも、僕たちは、終わりが来ないかのように、終わりに気が付かないふりをして笑っている。喜んでいる。苦しんでいる。
誰かを好きになることは容易い。一目惚れとか、目で追っていたとか、情が湧いたとか。
誰かに好きと言って。誰かに好きだと言われて。あぁ、わたしも好きかもなんて言って。付き合って、別れる。
キスから始まることもあれば、セック

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恋人はなぜ愛おしいのだろうか

恋人はなぜ愛おしいのだろうか

恋人は何故こんなにも愛おしいのだろうか。そもそも、愛おしいってなんだろう。
分からないけど、愛おしいと感じるものはたくさんある。本、日の出、布団、犬、ぬいぐるみ、友人、猫、そして恋人。
たくさんの愛おしいに囲まれた日常を、平然と日常だなんて言っていいものだろうか。
そうだな、もっと特別で絢爛たるものなのではないか。改めてそう認識すべきものではないだろうか。
愛おしい日常への審美眼を持ち合わせておく

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死にたいなら、会いに行ったらいいと思うんだよ

死にたいなら、会いに行ったらいいと思うんだよ

自殺するのに勇気が必要って、言う人もいるでしょう? でも、ほんとはそんなの必要ないのかもね、とか思ったりもする。必要だとしても、ほんの一瞬だけだよ。しかも、その一瞬の勇気は、勇気なんて呼べるものじゃないと思うんだ。衝動買いと似ているかもね。

どうしようもないことってあるでしょう? 眠れない夜があったり、恋をしてしまったり、お菓子を一袋食べてしまったり。そんな、どうしようもないことの中に自殺も含ま

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恋人と、魔法の時間

恋人と、魔法の時間

二ヶ月も前の話なんだけど、恋人の生誕祭をした。
21歳おめでとうの日。
金ねぇ金ねぇって言う割に恋人へのプレゼントには極限まで使ってしまう、その先の金欠を無視するムーヴ。
去年も今年も、誕生日のあとの財布は痩せっぽっちになった。
誕生日とか記念日にはお手紙を書くのだけど、恋人には文章を書くことを売りにしてるから毎度気合が入る。だけど、読み返すとクサすぎて読んでられない。
もっと、ふわふわした文章書

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あなたと、知らなかった自分と。

あなたと、知らなかった自分と。

陽射しが小道に照り返り、もうすぐ訪れようとしている夏に挟まれたような気分だった。夏は暑くて好きじゃない。

中でも、夏に差し掛かるジメジメとしたこの季節が一番好きじゃない。だが、頭の上でうねるパーマにとっては好都合のようだ。

***

恋人と、久々にバドミントンをした。
何年ぶりだろうか。
記憶している範囲で言えば、4年前以来だろうか。いや、あの時は結局し損ねたから、もっと前ということになる。

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恋はアルコールの酔いと似ている

恋はアルコールの酔いと似ている

僕たちはどれだけ失敗しようとも、また次の恋を始める。
「もう恋人はいいかな〜」なんて言いつつも、新しいトキメキに撃ち抜かれる。

2年前の今頃、大失恋をした。
あの恋路の終わりにそんな大それた名前を付けたくもないけれど、あの時期は僕の人生においての大きな分岐点だったと思う。

あの恋をしている時、所謂 "恋は盲目" 状態に陥っていた。
悪い意味で、「誰になんと言われようと好きなんだ!」みたいな。

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いつか妄想は終わる。でも今じゃなくていい。

いつか妄想は終わる。でも今じゃなくていい。

1.27  10:10PM

先日、1ヶ月ぶりに恋人と遠出してきた。
片道3時間。
運転は好きなので別に大したことはないのだが、やはり肩と腰への負担が絶大。(何歳?)

ヴィソンとやらへ行ってきたわけだが、結果よく分からないところだった。批判しているわけではなく、一個人の感想としてそう思った。
インスタ映え施設なん? って感じで、しかし未だ建設中らしく。
これ男だけで来ても面白くなくね? と思って

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柔らかく、少しだけキラキラしたい

柔らかく、少しだけキラキラしたい

僕は感情が分かりません。
曖昧で、目には見えず、確認のしようもない。もし誰かの感情を可視化出来たとするならば、それは実に人間関係の構築において活躍するんじゃないだろうか。

白黒付けたがる人間の大部分を占めているのは、感情という曖昧な存在。そんな曖昧なものが軸にあって、それを根底に動いて。
感情の無い選択なんてものはない。
理性とか理論とか、それらも感情が基盤としてある。
生きていくということにお

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