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アフターコロナのオフィスワーク術

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3年のリモートワーク期間を経て、ようやく戻った日常。しかしそこはかつてのオフィスとは価値観も存在価値も異なる異空間である。私たちが改めて向き合うべき会社での振る舞いを整理してみた…
毎日の仕事における人との距離感に不満や不安を持つ人にあらたな価値観を提起できる内容です。
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10.仕事術の総括「自分と世界の距離感を知ること」

10.仕事術の総括「自分と世界の距離感を知ること」

「リモートワークにおける新しい仕事術」最後は、今までにあげた「仕事ができない人」に共通する考え方や姿勢を整理して総括としたい。

世界は一方通行ではない

私たちは日々この世界を主観的なカメラで観察、情報収集、判断をし、それに基づいて行動している。
だが本来あなたは世界の一部であり、原子の粒子の如く常に不安定なバランスの中で様々な要素と協調し、その認知すらも含めて相互作用のもと生み出されている結果

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9.変えることに固執してしまう人へ

9.変えることに固執してしまう人へ

 自分の所属する社会に対して「このままではいけない」「この制度はおかしい」「こうあるべきだ」という思考に常にとらわれて、それらを変えることに注力する人は往々にして仕事ができない。
不満をもつという行為自体がひとつの余計な思考となって日々のタスクに影響を与える。会社で働くということに対する本当の意味でのあるべき論を展開したい。

1.変えることにとらわれることは不幸

日々の自分が過ごす環境に対して

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8.仕事をセーブできない人へ

8.仕事をセーブできない人へ

あなたは今の自分の仕事が好きだろうか。
「好き」とはっきりと言えない人、その多くは実は仕事内容ややりがいが原因ではない。仕事をコントロールできているか、の一点である。
業務時間中に、自分自身をモニタリングして、補正しながらコンディションの75%くらいを常にキープできているか、にある。
これを仮に「コントロール指数」と呼ぼう。
仕事の好き嫌いは自身のコントロール指数に依存する。

100%でしごとを

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7.全部説明してしまう人へ

7.全部説明してしまう人へ

仕事ができない人その7は「全部説明してしまう人」。何かを人に説明したり、報告することが苦手だというひとに是非読んで欲しい内容だ。

「説明する作業」の到達点は

仕事において何かを説明する際に重要なのは、その内容以前にその先にあるゴールを意識できるか、である。
ゴールとはその人の脳内に自分のイメージを共有してもらうことである。
聞き手の脳内のホワイトボードにその人自身でこちらの伝えたい内容を書き込

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6.謙虚さを捨てられない人へ

6.謙虚さを捨てられない人へ

仕事ができない人その6は「謙虚さを捨てられない人」。謙虚さを美徳と履き違えている人たちへ気づきを促したい。

謙虚さは傲慢でないことではない

ここでいう謙虚とは「過度な謙虚さ」を指す。
何も傲慢とか自信過剰であれといった逆張りを主張したいわけではない。
日本の会社組織では過度な同調、過度な配慮、過剰な無関心を正とする風潮が横行している。
それらはもはや特定の組織だけでなく、SNSを通して国民全員

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5.ため息をついてしまう人へ

5.ため息をついてしまう人へ

仕事ができない人、その5は無意識にため息をついてしまう行為について。
そもそもこのマガジン全体で伝えたいことは大きく2つある。

思考停止というトラップ

自分の体調や環境は自分で整える

2つは別の概念ではなく、
「自分のコンディションのためには思考停止を排除しなければいけないし」、「思考停止をやめた結果、自分の世界はコントロールできるようになる」という論理の上で展開される。

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4.挨拶は不要と思っている人へ

4.挨拶は不要と思っている人へ

仕事ができない人の特徴その4は挨拶の是非について。
#004 「挨拶をする」とは何をしているのか「挨拶をしよう」
日本企業の新入社員が入社後に最初に教わるルールといえる。
ルールというより道徳に近い。
「気持ちよくお互い仕事をするために」みたいな枕詞がついて当たり前すぎる慣習とともに日々機械的に行われているこの行為をもう少し掘り下げてみようではないか。

無意識の敵という存在

結論から言おう。

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3.キーボードの音を響かせている人へ

3.キーボードの音を響かせている人へ

仕事ができない人の特徴その3は自分をコントロールする術について。
#003 キーボードの打鍵音が強い人

1つ目の記事で音に関する所作と周囲の人への想像力について説いたが、この章はそういった話ではない。
キーボードのEnterキーを親の仇のように盛大に叩き散らす輩は、仕事以前に人間として問題外ではあるだが、そういったこすり倒されたネタをあえてここで議論する必要もない。
ここでは仕事中に自身をコン

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2.時間ギリギリに出勤する人へ

2.時間ギリギリに出勤する人へ

あらためて仕事ができない人の特徴その2は時間に関する行動について。
#002 始業ギリギリに来る人

たぶん後輩に「5年後の年収を上げる方法」を聞かれたら、自分はまず「始業の40分前に出勤して30分前から業務を始めること」とアドバイスするだろう。

5分前から勤務を始めるのも30分前から始めるのも人事部の月末処理上は一緒である。自分時間を最大限確保するという考えからすれば後者のほうが理にかなって

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