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人間は自分が考えているような人間になる

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『人間は自分が考えているような人間になる』から、エッセンス部分を抽出してお届けします
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#思考法

あなたはなぜ、その仕事を選んだのか?

あなたはなぜ、その仕事を選んだのか?

 もしあなたがサラリーマンなら、今の仕事でサービスを倍増できそうな点──仕事のいくつかの側面──はないであろうか。
 人が知る必要のあるもの、知りたがっているものは何か、等々を把握しているだろうか。
 あなたの興味のあることはなんだろう。よく考えることだ。

 しかし、その際は、紙と鉛筆を忘れてはいけない。いつもメモをとり、自分の考えを書く習慣をつけるようにしよう。

 報酬は、奉仕に正比例するも

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金持ちになったある夫妻の話

金持ちになったある夫妻の話

 ここで、私の友人マービンと妻のベリルがどうやって大金持ちになったのかを話しておこう。

★★★

 2人の仕事ははじめ、自動車エンジンの修理であった。
 マービンは、従業員2名で自動車エンジンの修理を行い、ベリルは、育児に専念していた。

 でも、1つ困った事態が持ち上がった。マービンの手にしみ込んだ油がなかなかとれないのだ。そこで、2人は油をきれいに落とし、しかも手を荒らさない物質の開発にとり

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収穫を得るには、種をまかなければならない【人間は~8】

収穫を得るには、種をまかなければならない【人間は~8】

 自分にとって一番楽しいことをやりなさい。それが、社会に最も奉仕することになり、ひいては増収のためにもなる。

 種のまき方で、収穫は決まるのである。この偉大な真理について深く理解していただきたい。この真理は、学校、会社、政府機関などの掲示板ばかりでなく、テレビ、ラジオなどでも大いに宣伝してもらいたいものだ。自分たちのまいた種の質と量を検査したいのなら、簡単な収穫一覧表を作成すればよい。

 人生

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多くの人は自己評価が低すぎる【人間は~7】

多くの人は自己評価が低すぎる【人間は~7】

 私がこれまで学んだ最も重要なことは、考え方によって人生が変わるということであった。ところで、あなたは今、何を考えているだろう。今まで人生で考えてきたことのすべての結果が、現在のあなたの姿なのである。

 では、あなたは現在の地位に満足しているだろうか。もし満足しているのなら、他に目標や願望はないのだろうか。もし満足していないのなら、どのような手段で現状を脱出すればよいのか。そのためには、何につい

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下品な言葉遣いは、口臭と同じ【人間は~6】

下品な言葉遣いは、口臭と同じ【人間は~6】

 かつて次のようなことを言った人間がいる。

「苦しんでばかりで成功を望めないとしたら、それはあなたが甘いために、だれかがあなたから甘い汁を吸っているに違いない。もし、苦しまないで成功したなら、だれかがあなたのために苦しんでくれているのだ。しかし、本当の意味での成功は、あなた自身の苦しみなしでは手に入れることはできない」

 ここに出てくる。〝苦しむ”という言葉は、努力するという言葉と同義語である

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環境が人間を作る【人間は~5】

環境が人間を作る【人間は~5】

 今のあなたの環境は、これまでの人生であなたが考えてきたことのすべてを表している。私とて、その例外ではない。通りを歩いている人、スーパーマーケットで買い物をしているご婦人たちも、もちろんそうである。どの人も地球上で最も興味深く、最高の可能性を秘めている存在なのだ。

 でも、この事実に気づいている人がいるのだろうか? 
 思考が、日常生活を映す鏡であることを知っているのだろうか?
 ここで話してい

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あなたの現状はあなたが考えたとおりになっている【人間は~4】

あなたの現状はあなたが考えたとおりになっている【人間は~4】

 考えていることは、必ず実現する。 しかし、まず「今、あなたにとって何が必要なのか」、この疑問を解くことが大切なのだ。あなたの未来の姿を思い描いてみることで、体内から無限のパワーがあふれ出してくるはずだ。

 カルカッタの詩人ラビンドラナート・タゴール(訳注…インドの詩人。思想家。1941年没)の詩を思い出してほしい。

  信念は鳥である
  まだ夜も明けやらぬうちに
  光と歌を告げ知らせる

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なぜこの世には、金持ちと貧乏人がいるのか?【人間は~1】

なぜこの世には、金持ちと貧乏人がいるのか?【人間は~1】

 新しいマガジンです! 『人間は自分が考えているような人間になる』という、長いタイトルの本ですが、つまり本書で一番いいたいことがタイトルに端的に現れているのです。真正面から自己啓発書です。
 ちょっとくどい部分もありますが、それもまた魅力のひとつ。こちらのマガジンでは本書の中からそのエッセンス部分を抽出し、よりわかりやすくお届けできるようにしていきます。

★★★

 富と名声を十二分に満喫したい

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