朝食を食べない食生活
僕は朝食を食べません。というより午前中に食べ物を一切食べません。この習慣は昨年の夏に始め、かれこれ1年以上続けています。
一日の食事は昼食と夕食のみの二食です。
旅をしていると、昼食にありつけない日があったり、朝食を提供される宿があったりして、たまに習慣が崩れる日もあるけれど、基本的に朝食は食べません。
僕が朝食を食べない一番の理由は、朝にお腹が減らないからです。
朝起きた時、あまり胃にモノをいれたいという気分になりません。水やコーヒーは飲んでいるけれど、食べ物を食べたい気分にはならないため、朝食を食べない生活をしています。
昼食と夕食はお腹が減るから食べています。実際、夕食を食べ終わってから翌日に昼食を食べるまで、毎日16時間は何も食べていない時間があります。
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今までの人生、朝食を食べなければならないと思って過ごしていました。だからお腹が減らないのに無理をして朝食を食べていました。
僕は食事の後に眠くなることが多く、十分睡眠を取っても午前中にうとうとすることはありました。
しかし、この習慣を始めてから朝の時間の使い方が大きく変わりました。食べないことで眠くなることは減り、午前中に集中できるようになったのです。
僕はもともと集中力があまり高くないけれど、食べない習慣のおかげで集中力を高められています。
「朝食を食べないと集中できない」と言われて育っただけに、朝食を食べないで過ごすことで集中力が高まった事実ほど皮肉なことはありません。
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映像作家でライターの高城剛氏は、『333ウルトラデトックス』という書籍の中で、各医療機関へのヒアリングから、心身の不調や不眠に効果があるとファスティング(断食)を推奨しています。
オートファジー(自食作用)の活性化のために、16時間何も食べない「半断食」を提案し、その基本として朝食を抜く一日二食の生活から始めるよう推奨しています。
僕は一日二食の生活を始めてから、どことなく生活の不調が減ってきたように思います。
普段食べる量が多いこともあり、胃腸に無理をしていた可能性は十分にあります。だから、朝食を食べずに16時間の断食をすることで、胃腸に休みの時間を与え、自浄作用を高めていることにもなります。
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人にはそれぞれの人に合った食習慣があります。
医者や専門家によっては、一日三食が絶対必要という人もいるでしょう。だから、この習慣をみんなに勧めたいわけではありません。
僕は朝にお腹が減らないのに無理をして食べていたという事実に気付いたため、この習慣を始め、そしてうまくいっています。
人間にとって大事なのは慣習に従うことではなく、自分に合った生活をして、健康に過ごしていくことだと思います。
「お腹が減ったからご飯を食べる」という行為は生物にとって当然のことです。だから僕にとって一日二食は必然だったのかもしれません。
加えて、人類史を見ていくと、人間は長いこと一日二食を続けており、一日三食という慣習が現代になって生まれた非常に新しい食生活であることもわかっています。
僕は人から何を言われようがこれからも朝食を食べない一日二食生活をしていくし、それによって自分の身体のことをもっと知っていきたいと思っています。
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サムネイルの撮影場所はヴェラ公園(トビリシ)