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【むくみ予防✖️便通改善】干し柿の作り方と保存方法

干し柿は、古くから滋養効果の高い食材として重宝されてきました。
生柿でもビタミンCが豊富で十分健康的ですが、干すことによってさらに高まる栄養価とその健康効果に注目です!

今回は、そんな秋冬のスーパーフード”干し柿”の作り方と保存方法をご紹介します。
材料費が安く、作り方もとっても簡単ですので、ぜひ試してみて下さい。


干し柿の栄養価と健康効果

干し柿には、むくみ予防や便通改善老化防止、がん予防など優れた健康効果が期待できる成分が豊富に含まれています。
その含有量はあらゆる食品の中でトップクラスです。

① 高カリウムでむくみ予防

日常的に味の濃い料理を食べ続けると、塩分の摂り過ぎにより体が水分をため込もうとし、むくみの原因になります。

カリウムは、体内から余分なナトリウムを排出してくれる、むくみ予防に効果的な栄養素ですが、柿は干すことによってカリウムの含有量が何倍にも増加します。

カリウムが豊富と言われている食材の1つにブロッコリーがありますが、ブロッコリーに含まれているカリウム量が100g中210mgなのに対し、干し柿はなんと670mgものカリウムが含まれています。

冷凍すれば半年以上の長期保存も可能ですので、夏のむくみ対策としてストックしておきたいですね。

② 不溶性食物繊維の力で便通改善

渋柿は、干すことで不溶性食物繊維が5倍も増加し、その量はサツマイモのなんと3.7倍

少食の方や食事制限をしている方の中には、便秘で悩む方が多くみられますが、原因の1つとして、スムーズな便通に必要な便のカサが足りていないことが挙げられます。

この不溶性食物繊維は、腸の中で水分を吸収して膨らみ便のカサを増やしてくれるため、便通改善に効果があります。
さらに、腸内の有害物質を吸着し排出する働きがあるため、大腸がんの予防にも効果があると言われています。

野菜だけで食物繊維を補おうとするとなかなか難しいところがあります。
少ない量で豊富に摂取できる食品を選ぶのがおすすめです。

③ 高ポリフェノール含有で老化防止

干し柿には、ポリフェノールの1種である”タンニン”がなんと赤ワインの約20倍も含まれています。
タンニンといえば緑茶などにも含まれている渋み成分ですが、渋柿を乾燥させることで不溶性のタンニンに変化し、渋味を感じなくなります。

このポリフェノールは、シワやたるみ、老化の大きな要因となる細胞の酸化を防いでくれる高い抗酸化作用があり、アンチエイジング効果が期待できます。

また、赤色やオレンジ色素の成分であるβ-カロチンには、皮膚や粘膜を健康にし、肌の潤いを保つ効果があります。

ただし、タンニンは摂りすぎると貧血を引き起こし、稀ではありますが、柿胃石ができることがあるため、一日1〜2個までにしましょう。

④ 優れた抗がん作用

柿や干し柿には、カロテノイドの一種である”β-クリプトキサンチン”が特に豊富に含まれています。

このβ-クリプトキサンチンには、発ガンの原因となる活性酸素の生成を抑制する効果があります。

また、がんを抑制する働きを持つ遺伝子を活性化する働きもあると言われており、優れた抗がん作用が期待できます。

干し柿の作り方

♢ 準備するもの
・渋柿
・ビニール紐
・大きな鍋

♢ 作り方
①渋柿の皮を剥き、ヘタ部分をビニール紐でしばる
②大きな鍋に熱湯を用意し、10秒ほど潜らせる
③風通しがよく日当たりの良い場所に2〜3週間干す

♢ポイント/注意点
・干す際には柿同士が触れないようにし、雨の当たらない風通しの良い場所に干す。
・しばらく干して果肉が柔らかくなってきたら時々果肉を揉む(こうすることで柔らかい食感になる)。

干し柿の保存方法

① 常温保存

サランラップやキッチンペーパーで一つずつ包み、風通しが良く直射日光の当たらない場所で保存。
保存期間:2〜3日

② 冷蔵保存

サランラップやキッチンペーパーで一つずつ包み、保存袋に入れてしっかりと密封し、野菜室で保存。
保存期間:1週間〜1ヶ月

③ 冷凍保存

サランラップやキッチンペーパーで一つずつ包み、保存袋に入れてしっかりと密封し、冷凍庫で保存。
保存期間:半年〜1年

美味しい食べ方

① トースターでふっくらジューシーに

そのままでも美味しいのですが、長く保存しているとどうしても食感が少し硬くなってしまいます。
そんな時はトースターで2〜3分程度様子を見ながら温めてみて下さい。
ふっくらジューシーでより美味しくいただくことが出来ます。

② 冷凍してアイスがわりに

干し柿は冷凍すると1年程保存することがきるので、夏まで冷凍保存しておき、半解凍くらいで食べると冷たいスイーツとして美味しくいただくことが出来ます。

ダイエット中だけど冷たいものが食べたい時に、アイス代わりに常備しておくととってもヘルシーですね。

まとめ

栄養価が高く長期保存が可能、簡単でリーズナブルな干し柿は、常備食に最適です。
特にその栄養価の高さは食べる薬と言っても良いくらいですね。
長く受け継いでいきたい伝統食の1つです。
皆さんも、この秋冬はぜひ干し柿にチャレンジしてみて下さい。

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