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記事一覧
箱庭:誰もぼくのいたみをわかってくれない。
本日カウンセリング。
ソロキャンプに行った帰りに直接寄った。
キャンプはいい。
大自然の中でそこらじゅうから聞こえる自然の音を聞きながら寝るのはEMDRと似た効果があるんじゃないかと思っている。
先月話し合った「答えを出さない勇気」と「感情を体験して行動化しない」の結果報告。
その後「どうしても顧客回りをしたくなくて手足が痺れるようなダルさを感じる」という最近の懸念事項。
年上の男性に邪険にさ
心象風景の旅6 深淵と槍 後編
俺の世界観の象徴の一つである「剣」が変貌した。
俺にとっては内世界の驚天動地の大変革だ。
超新星爆発のようなイメージと共に槍は出現した。
「槍…剣じゃない」
《そんなに珍しいか人の子》
ウルズだ。
なぜか乳白色の岩の上に座っている。
《剣とはなんだ、人の子》
「剣は…俺の…魂というか想いと言うか」
ウルズは口を歪めた。
《聞き方を変えよう、なぜ剣はある》
「戦うものがあるから。」
戦うもの。
心象風景の旅6 深淵と槍 中編
「深淵」が打ち寄せ、何者かの手足が流れつく浜辺。
俺は立ちすくんでいた。
雨は蕭々と降っている。
雨。
涙の雨。
俺のこの生はおそらくこの涙と共にあった。感慨はない。
ただ「自分のために泣く事」を許されぬ世界を俺は生きて来た。
その代償として狂気を得た。
俺は…本当の俺はただ泣きたかった。
今までこの深淵の浜辺に打ち上げられた四肢ように自分を切り刻み、あるいは「俺の世界はこのようにして在る
心象風景の旅6 深淵と槍 前編
地面を叩き割り降り立った世界は焼け焦げた廃墟と化した石畳の旧い街だった。
ふと。
そこに雨が降り出した。
この雨は涙だ、と俺は認識した。
この世の生きとし生けるもの全ての涙。
炎が燃え燻った街は蕭々と雨の降る街になった。
俺とリルは街の外れまで歩いていく。
そこは海岸のようだった。
打ち寄せる波は黒い。
その海は…塩の水ではなかった。
溶けた肉、黒い闇、グツグツブクブクと泡が立ち目のない蛇
心象風景の旅5 答えを生み出さぬ故に出る答え
6月11日
母を許す自分と許せない自分。
リル=獣は
選ばなかった選択、未来もまた現在の自分の「影」になると言った。
選ばなかった「時間」そのものが冥府だと。
選んだ瞬間未来は確率から現実へと収束する。
では選ばなかったら?
それは現実=自我でもあり同時に「影」でもある。
まるでシュレーディンガーの猫のようだ。
選ばず抱える。
迷いの中で生きる。
俺の中で「影」を冥府に行かせず生かすためには
心象風景の旅4 懊悩
6月初旬
忙しいのと投稿のためにイマジネーションを止めていた。
そういう時はどうにも自我の統制が強いのか「しっくりこない」のだ。
6月6日
ユング心理学における「影」とは「わたし」の「生きる事が出来なかった半身」だという。
一般的には自分が否定したい自分であったり、気づかない自分であったりそういう説明のされかたをするんだが、これを量子力学的に解釈すると「体験されなかった時間線」の自分とも考える事
おばけの夢リターンズ/ゴーストハンター
夢の中で妻と話していた。
場所は自宅だろうか。
「次に飼う猫飼うなら一匹目を迎えた5年後くらいに次の猫を迎えた方がいいんじゃないか」
と俺は提案し妻は
「飼うなら二匹同時に迎えた方がいいよー小さな頃から一緒の方が仲良くなる」
と言った。
場所はいつの間にか車の中。
坂を降っている。
妻は急に助手席から俺が運転している車のハンドルを乗り出して代りに操作し
「目を瞑って!」と言った。
車は
心象風景の旅3 冥府の守
5月29日
俺はウルズの泉に飛び込んだ。
腕がムズ痒くなる浮揚感。
“物語”と“意味”が流れている。
降り立った場所は硬い岩で出来た地面だった。
風雪のせいか無数の傷がついている。
空には雷雲があり暗かった。
前方には暗闇がある。
《そら、おまえの恐れていたものが来るぞ》
ウルズが片方の唇をつりあげ楽しそう人の悪そうな笑みを浮かべたように感じた。
誰かが歩いてくる。
黒か茶色の着廃れた服。
心象風景の旅2 ウルズの泉
5月25日
景色全体をほのかな桜色が包んでいる。
なだらかな丘陵地に象牙色の両手で抱えられる大きさの岩がところどころにあり岩の間から「水」が湧き出ていた。
「水」は丘陵地の沿って流れをいくつか作っており泉になっていた。
泉の横には一際大きな岩があった。
岩の上に女性が腰掛けている。
白い長髪の細面。
かすかに透ける素材の薄い布を体中にゆったり巻きつけるような装い。
羽衣を体に巻き付けている、と
心象風景の旅1 はじまりの砂漠
5月X日
俺は砂漠にいた。
砂しかない平坦な砂漠。
空は青く晴れていた。
なんか妙にエスニックな服を着ていた。
手に先が二股に分かれた木の棒を持っていた。
装備:きのぼう ぬののふく
よわ!俺よわ!せめて薬草買うゴールドくれ。
5月X日
さっぱりイマジネーションは進まない。
そういやこの砂漠グランドフィナーレが散った砂漠だな。
5月20日
リビングでたらんと座っていたら「なんで俺ばっかりこん
心象風景の旅0 真なる終わりをもたらす者
「女神の塔の探索」が終わって数ヶ月。
細かく内世界の変遷はあったものの大きな変革はなかった。
あえて言うならば新たに「剣」が生まれた事か。
俺はどうやら父性と母性の調和が取れ安定しているようだ。
仕事で悩む事は数あれどクライシスと呼べる類のものはなかった。
ああ「ユンギアンなのに見えない世界を肯定出来ない」という葛藤はあったけどね。
あるオフの日の午後、あまりに平和過ぎて猫どもと一緒にデッキ
イシュタルの塔10 虹色の闇
俺の中には「二つの世界」があった。
思えば俺の境界性パーソナリティ障害は母を乞い求め母を憎み、己を律しようとする一方でコントロール不全になり、生きる事を渇望しながら希死念慮に悩まされ、科学を愛しながら見えない世界に思いを馳せ、何かを救いたいと願う一方で全てを破壊したいという欲望に駆られていた。
矛盾。
この矛盾がどこから来たのか、どこへ向かうべきか解らないままただのたうち回り「今」を生きるしかな