サラリーマンは、会社にとって『サブスク』である
朝早く起床し、重い腰を上げながら、憂鬱そうに洗面台に向かい、出社の準備に取り掛かる。最寄駅に着けば、眠気が依然残っている社畜共にアイコンタクトで挨拶。会社に着けば、支店長が何やらピリピリ状態。それを察知した敏感な部下が、今日一日の指示が恐ろしいものに違いないと確信。ブルブル震えながら朝会が始まる。
大枠で言うと、こんなルーティンから始まる人が多いのではないだろうか。表向きはお客様の為とは言いつつも、やはり企業として存続していくには利益を上げ続けなければいけない。どこの企業も同じであろう。
皆の殆どは、人生の大部分の時間を、会社に使われることを同意しているのだ。その見返りとして毎月給料を貰う。正しくサブスク。Netflixやアマプラのサブスクと大きな違いはない。
会社は社員に毎月給料を支払うことで、「いつでも使い放題」。休日出勤もあるし、残業させるのも当たり前。自分の仕事は終わってるのに、上司に気を遣ってしまい、なかなか先に帰社することが出来ない人もいるだろう。本当に意味ワカメである。
そんな社畜人生に多くの時間を割いたまま終わってしまっていいのだろうかと、皆に尋ねたい。人生の大部分を会社に委ねてしまっていいのかと。
例え年収2000万円貰ったとしても、それに見合う環境を与えてもらってないのが現状だろう。管理職となれば、部下の対応次第で"パワハラ"や"セクハラ"扱いされ、減給や降格、最悪は懲戒解雇も有り得る。会社なんていざという時は、何もしてくれないし、助けもしてくれない。割に合うはずがない。
社内の「信用」なんて社外では何の役にも立たない。自分が出世する為には、上司の指示に対して素直に二つ返事し、常に逆らわず、何でも融通を聞いてくれる部下が評価を上げ、「信用」を積み重ねていく。そんな信用は特定のゲームセンターでしか使えない「メダル」のようなもの。ただのゴミ同然である。
オレはすぐに会社をやめろと言っているわけではない。ただオレが言いたいのは、あなたの人生は、会社の「犠牲」になっていませんか？と問いたかったのだ。
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