子どもに体を動かす楽しさを
2024.9.5【232限目】
スポーツの力
まだまだ暑い日が続いていますが、朝夕は少し涼しく感じられる季節になったように思います。
私は夏の間は、熱中症にかかるリスクを考え、ゴルフのラウンドを休んでいました。休んでいる間に、76歳にもなってゴルフはもういいんじゃないかなあ、そろそろやめる時期かなあと、思っていました。
今、パリ、パラリンピックが開催されていて、色々な障害を持った人たちのプレーを見ていて、自分の可能性をここまでと決めつけないで、限りなく努力して人間の可能性をどんどん研ぎ澄ましている姿に感動しました。
目の見えない人が、ボールに入っている鈴の音だけで、ボールを追いかけるゴールボールや、ブラインドサッカーや、競泳では目が見えないのに、水に飛び込み真っすぐに泳いでいる姿を見てすごいことだと思いました。
最初は怖かっただろうけれど、まるで見えているように飛び込み、泳いでいる姿を見て、そこに至るまでの道のりを考えると、弱音を吐いている場合ではない、私ももっとできる条件を常に見出し努力すれば可能性が広がる。もう一度ゴルフと向き合おうと思いなおしました。
もうすぐスポーツの秋
私が学校に勤めていたころは、秋の運動会が主流でした。これからはスポーツに関連したイベントも多くなります。
秋は、代謝をアップしやすい時期なので、ジョギングやウオーキング、サイクリング、スイミングなどの有酸素運動が効果的です。
ここ2~3日朝夕に散歩したり走ったりしている人の数が多くなってきたようにも思えます。これから体を動かすにはいい季節になります。
運動を続けて
私が運動クラブに行くようになって1年5ヶ月が経ちますが、毎月1回身体測定があります。その結果、体重が減り、体脂肪も減り、筋力がアップしたという結果が出て続けてきてよかったと思いました。
運動内容は、有酸素運動と筋力トレーニングを交互に実施していきます。有酸素運動で体脂肪が減り、筋力トレーニングで体力が向上し、筋力が高まることで、日常の生活でよくつまずいたり、少し歩いたら疲れていたりしていましたが、そんなことが少なくなり楽になりました。
また精神的にも、体を動かすことで、ストレスもなく物事をポジティブに考え、笑顔で人に接することが出来て、充実した時間が多くなったように思います。
身体を動かすことによって、体も元気になりよく眠ることが出来、心も軽くなり、あしたに希望が持てるようになりました。スポーツの力はすごいと思います。
子どもに体を動かす楽しさを
体育の授業をしていて、あまり体を動かすことが好きでない子どもの多くは、幼児のころから低学年ぐらいまでに、十分に遊んだり体を動かすことが少なかったりした子どもは、運動に対して苦手意識を持っている子が多いように思いました。
ですから、体育の授業や遊びの中で、体を動かすことの楽しさを経験させてあげて、運動に対する苦手意識を持たせないようにし、出来たことを褒めたり、出来るようになるための指導法を工夫したりして、出来る喜びをたくさん感じることが出来たら、苦手意識もなくなっていくと思います。
一人ひとりの子どもの苦手なものを知り、あまり高い目標を設定しないで、簡単な運動から始め「できた!」の、成功体験が経験できるような内容にします。そして徐々に課題を上げながら、「できた!」を積み重ねることによって、子どもはもっとやりたいという気持ちになります。
子どもたちは、塾や習い事などで自由な時間が少なくなっています。私たちの小さかった頃のように、みんなで集まって遊ぶという機会が少ないので、遊びの中で覚えた体の動かし方を経験していないし、遊びの中での仲間との関わりの中で学ぶ社会性も育ちにくい環境があります。
子どもを取りまく環境が変化する中で、運動技能の向上はもちろん、自己肯定感の育成を図ることが出来るような幼児・小学校体育の授業づくりは、重要な目標だと思います。
子どもたちが体を動かすことを楽しいと思えるようになれば、色々なスポーツに出会っていくと思います。これは人間形成にはとても大切な事です。
運動が習慣になる生活は、こどものからだ・こころ・頭脳の成長のため、子どもの将来のためにも大切な事です。
マガジン11号は、子どもが楽しむ体育の授業についての項目を集めました。
【今週のけい先生】*担当:夫(父)
ノロノロ迷走台風10号のニュース、情報に気をもみながら、我が家も家の周りや庭木の倒木の対応や電池や飲料水などの点検をしました。幸い大阪は大きな被害が無かったようですが、これから秋台風のシーズンに入るので、気を引き締めて行こうと話し合っています。
【編集担当より】
秋がやってきたなと感じるには、まだまだ暑いですが、9月に入り秋を感じさせるものを目にするようになりました。個人的には、『月見バーガー』が始まると秋が来たと思います。今年もたくさん食べることかと思います。
ここ数年の猛暑で、参加しているサッカーのリーグは、8月9月前半をオフ期間としています。毎年この期間の間にトレーニングをして、秋には少しでもプレーしようと思っています。(編集担当は、ほぼ監督をしているだけでプレーができていません)
しかしながら、数日トレーニングしても、やれ筋肉痛、予定ができた等々の理由で継続しないものです。運動を習慣的に行うために、継続しやすい環境を作るのが大事ですね。
特に40代になってから、身体の衰えが顕著ですので、ストレッチと筋トレはしていきたいなと思います。
こちらの記事でもよく母が書いていますが、両親ともに昔から運動習慣があります。(頭が筋肉でできているかと思います)父親は、テニスのコーチとゴルフ、母もゴルフをしています。またnoteの記事を書くことで頭も使っているので、以前よりもより元気になっているように思います。
運動習慣について、少し検索してみると面白い記事がありました。どのようなスポーツ種目の実施が平均寿命の延伸に効果があるかについてです。コペンハーゲン調査が紹介されていました。
記事を読むと、コミュニケーションをスポーツをしながら取れることにも着目されていました。たしかにシニアでも元気な人は、テニスかゴルフをしているイメージですね。
40代50代のうちに、生涯スポーツを見つけておくとよいかもしれません。
(参考)
最も寿命を延ばすスポーツはテニス (笹川スポーツ財団 2022.12.08)
『近年のスポーツ科学の知見によれば、運動やスポーツの継続的実施は、健康増進に効果があり、寿命を延ばすことが明らかになっている。世界保健機関(WHO)は2010年に発表した「身体活動に関するガイドライン」を更新し、2020年11月に新たなガイドライン「運動・身体活動および座位行動に関するガイドライン」を発表した。このガイドラインは、健康増進のための子供、青年、成人、高齢者を対象に推奨される運動・身体活動量を提示している。』
『しかし、どのようなスポーツ種目の実施が平均寿命の延伸に効果があるかは、未知の領域であった。2018年9月に発表された『Mayo Clinic Proceedings』誌に掲載された論文は、運動習慣のある人と運動習慣のない人を比較した結果、平均寿命の差が顕著であった。さらにスポーツ種目により平均寿命の差があり、中でもテニスが9.7年と1位で、最も寿命の延伸が顕著であった。本稿では、同研究の成果に着目し、何故、テニスが最も寿命を延ばすかを考察したい。』
3位はサッカー、2位はバドミントン、1位は…これをやれば長生きできる「寿命を9.7年延ばす」運動の種類 (PRESIDENT Online 2024/09/02)
『結果は、1位からテニス(9.7年)、バドミントン(6.2年)、サッカー(4.7年)、サイクリング(3.7年)、水泳(3.4年)、ジョギング(3.2年)、健康美容体操(3.1年)、ヘルスクラブでの活動(1.5年)となっています。』
『おもしろいのは、テニス、バドミントン、サッカーと、上位3つがいずれも球技であること。ジョギングやヘルスクラブでの活動は基本的に個人参加型の運動であるのに対し、球技は参加者どうしのコミュニケーションが生まれることに違いがあるのかもしれません。』
『ですから、ジョギングのように1人で孤独になって走るようなスポーツではなく、運動仲間がつくれるような運動がよいと思います。』