
メタル君の「今日の精神医学豆知識!」(21)-(25)
皆様、こんにちは。鹿冶梟介(かやほうすけ)です。
Twitterで相棒のメタル君(メタルスライム)が、毎朝呟いている「精神医学豆知識」のまとめです😆
今回は第21回から25回までのネタをまとめております!
note民の皆様も、ご興味があれば是非私のTwitterを覗いてみてください☺️
またTwitter民の皆様も、Twitterでは説明しきれなかった(おまけ)を加えておりますので、ご興味があれば是非お読みください!
【今日の精神医学豆知識集!(その5)】
21.パニック障害と症状が似た内科疾患がいくつかあるよ。たとえば狭心症、喘息、高血圧、低血糖、褐色細胞腫、僧帽弁逸脱症、甲状腺機能亢進症などとの鑑別は重要だよ。
(おまけ)パニックの語源は、ギリシャ神話の神「パーン(Pan)」だよ。パーンは魔神デュポーンに驚いて、恐怖のあまり上半身がヤギ、下半身が魚の姿になったんだ。魔神にビビって、パニックになったんだね…。
↓”山羊座”の姿はパニックになったパーンを大神ゼウスが面白がって、そのまま星座にしたそうです(ゼウス意地悪…)。
22.アルコール依存症の患者さんに見られる妄想をアルコールパラノイアって言うよ。男性の場合、"奥さんが不倫している"と思い込む嫉妬妄想がよくあるパターンだね。
(おまけ)男性のアルコールパラノイアは、性的不能と関連すると言われているよ。性機能の喪失が夫婦関係を悪化させ、病的嫉妬を引き起こす…、と精神病理学者は説明しているよ。夫婦関係が悪化する理由はミステリー…、僕はメタルスライムだから分かりません😵💫
↓男と女はミステリーですね…。
23.統合失調症の発病ピークは男性で21-25歳、女性で25-30歳および45歳前後。女性だけ2回ピークがあると言われているよ。統合失調症の発病率は男女ほぼ一緒だけど、近年の調査では、男性のほうが少し多いらしいよ。
(おまけ)統合失調症は一般的に発病が若いほど重症化しやすいよ。それから、結婚していると重症化のリスクは減るそうだよ。家族を含めて周囲のサポートがとても重要だね!
↓統合失調症の母親をサポートする実話漫画です。家族に統合失調症のことを説明する時、とても参考になりました。
24.統合失調症の患者さんが治療を拒むのは、自分が病気であるということを理解できないから...、つまり「病識」が欠如するからなんだ。治療を勧める時も、粘り強く説得する必要があるよ。
(おまけ)「自分が病気である」ということが理解できないため、入院治療を拒否する患者さんもいるよ。そんな時は、家族の同意に基づいて強制的に入院させることもあるよ(「医療保護入院」と言うよ)。
↓医療保護入院になった場合、「閉鎖病棟」という出入口が常に施錠されている病棟に入院します(小説「閉鎖病棟」は随分前に読みましたが、面白かったです)。
25.病気休職のとき職場に提出する診断書に「適応障害」という診断名をよく見かけるけど、実際は「うつ病」であることが多いよ。うつ病に対する偏見があるから、他の病名を書くようお願いされるんだ…。
(おまけ)一方で、自立支援制度(精神通院医療: 医療費負担が1割になる制度)では、適応障害よりも「うつ病」の方が通りやすいから、気分の落ち込みが主な症状なら「うつ病」と書くことが多いよ。ちなみに自立支援制度の内容が会社に知られることはないから安心して申請しよう。
↓自立支援について簡単にまとめた漫画です(¥0)。
【メタル君の考察】
今回も朝の呟(つぶやき)を、少し深堀して紹介したよ。
それにしても何で統合失調症の発病ピークって、男女で違うんだろう…。
他にも男女で特徴が違う精神疾患ってあるかな?
なんだか「メタル君の考察」じゃなくて「メタル君の疑問」になってきたね…。
また朝の呟きをまとめて紹介するから、来週もよろしくね!
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