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【エッセイ】「24時間の棚卸し」のススメ

「24時間のうち3時間。」

今、わたしの毎日に許されたフリータイムでした。

先日、
ふらりと立ち寄った本屋さんでおススメ(平積み陳列)
されていた書籍コーナーの中から、

吉武麻子(2024)
『無駄をスッキリさせて、人生の質を高める 時間デトックス』
(株)日本実業出版社

という本が目に留まりました。
本の帯には・・・
仕事も家事も「やりたいこと」もすべてがうまく回り出す
表紙と帯情報をみて即購入。その日の夜に一気に読了。
翌日が休日でしたので、インプット余韻がまだ残っている
タイミングで、実際に1日のログ(記録)をやってみました。

❝24時間の棚卸し❞です。

ちなみに、
この本では、実践的な時間デトックスを行う為の考え方や
手法が分かりやすいフォーマット等で説明されています。
思わずやってみよう!という気になるアウトプットにつながる
良書だと思います。

わたし自身、日々の仕事上のスケジュール管理は、
更新メンテナンス含めこまめに行っていましたが、
日々のオフタイムは案外ノーマークでした。
おそらく無意識ながら・・・
そんな状況を察して自身の脳が、本屋さんのおススメ
に反応したのかもしれません。マッチング成立です!
(あらためてリアルの本屋さんの存在に感謝!)

わたしがこの本を参考に行った24時間の棚卸しは、
ザックリとはこんな感じです。

✓平常時(休日除く)の一日を想定。
✓24時間を縦割り時間割(1時間単位)で大きな簡単な括りで分類。
 ex.睡眠、食事、家事、仕事、フリー等
✓フリータイムはあえて詳細は書かない。

24時間をザックリと見える化イメージ

判明したこと。「24時間のうち3時間。」という現実。

この現実をどう受け止めるか?

わたしの最初の実感は、
「えっ、少ない・・・」というものでした。

が、その後すぐに、
「じゃあ、この時間何してるの?」という疑問に。
正直この見える化は、自身でも無意識ながら
見て見ぬふりなタイムでしたが・・・深掘ってみました。

✓閲覧系(スマホ、パソコンによるSNS&ネットサーフィン)で
→約90分(あらためて唖然!「何観てるの?」)
✓運動系(朝ウォーキング)で
→約30分
✓自己啓発系(積読からの適当にピックアップ)で
→約30分
✓ダラダラ系(何にもしてないかよくわからない怖っ~)で
→約30分ぐらい(たぶんボーっとしているかと)
今の自身のフリータイム計 約180分(=3時間/24時間中)

これら現実を直視し、以下のことを自覚しました。

1.惰性的な閲覧で自身の「スマホ脳」化が進行しているかも。
2.意志を持っての自己啓発タイムでない。
3.ダラダラ系タイムの存在。(決して悪いことではないと思うが)

果たして、
この今の自身のフリータイムは「やりたいこと」なのか?

残念ながら、
自信をもって「これがやりたいこと」です!
とは言い切れません。

今さらですが、全ての人に24時間がもれなく存在します。

わたしは今回の棚卸しで、ある感覚が鈍っていることに気づきました。
❝自分のための意志を持った時間の使い方感覚❞です。

日々「惰性」や「流れ」で時間消費している現実を知ることで、
あらためて自身の「その時間での意志の欠如」を知ることが出来ました。

では、仕事や家事、子育て等々で
疲れた体を癒すための休息としての、自覚のない無意識ながらの
ダラダラ系タイムはどうなんでしょう?

このタイムはけっして悪くなく、
人間のセーフティネット的な自然なものと考えられます。
もしかすると理想としては、このダラダラ系タイムさえも
❝自分のための意志を持った休息時間❞として自覚することが
より有意義なダラダラ系タイムになるのかもしれません。

今の自分にとっての「24時間のうち3時間。」
この時間を「少ないと思う」か?「十分と思う」か?

わたしは、今回の「棚卸し」によって、
自分最優先の寄り添った意志を持った時間にすれば、
「十分と思える」ようになりました。

人はその時々、複数の役割(ex.ライフロール)を担っています。
親の役割、母親の役割、父親の役割、子の役割、
仕事をしている社会人としての役割、市民の役割・・・等々

そんな日々、同時進行で担っている役割に割く時間の中に、
ほんの少しでも「自分のための自分の役割時間」
確保することは、自分しか出来ません。

この確保出来た時間では、

「SNSでコミュニケーションしてみたい!」、
「ネットサーフィンで〇〇〇トレンドを斜め読みしてみたい!」、
「積読のあの本はなぜ購入?〇〇に興味あったからだ読もう!」、
「デジタルデトックスタイムでボーっとしよう瞑想!」等々、

自身の「やりたいこと」として自覚があれば
例え数分、いや数秒レベルであってもイイんだと。

ブラウン社アナログ置時計の秒針

今回の気づきで、
自宅デスク上のブラウン社アナログ置時計の秒針が、
1秒毎に動いていることも自覚しました。

by カツなう(峯近克年)

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