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#荒川和久
自己肯定感の言葉のインフレで、自己皇帝感人間が増えている
自己肯定感という言葉がいつの間にかインフレを起こしている。そういう言葉をタイトルにした記事や書籍がたくさん出て、並行して「自己肯定感をあげるセミナー」などのようなものもたくさん出てきている。
まあ、それはいいのだが、懸念するのは「自己肯定感」という言葉の意味が勘違いされてきているということだ。
一番多いのが「自己肯定感」と「自己有能感」の混同である。自己有能感(自己有用感ともいう)とは、自分が
自分の見たいものを信じようとする宗教的な世代論マーケ、いつまで続けるの?
世代論については、事あるごとに「無意味」と提唱しているのですが(特に、マーケティングの分野では)、なんの宗教なのか、世代論絶対主義者は一向にいなくならないようです。
世代論の中でよく話題になるのが「若者論」。むしろ、最近は「Z世代」という言葉が氾濫して、あろうことか、そうやってレッテル貼りされている若者自身が、得意気に自ら「うちらZ世代だから」と言い出す意識高い系界隈まで出現する始末。
身も蓋
男が夫が父が「大黒柱でありたい」と頑張るのは悪いことなのか?
10/16にヤフーに書いたこちらの記事がものすごくバズりまして、大変読まれています。
単に「婚活女子たちよ、高望みするな」という話が言いたいわけではなく、現在の日本の男の年収がこんなにも低いのかという点をもっと深刻にみていただきたいと思います。
さて、そんな論調とはうってかわったこちらの日経の記事にもコメントを寄せています。
女性だけが有料で、男性は無料というユニークな婚活サービスを紹介して
孤独とは、毒だと感じる人もいれば、最良の薬である人もいる。本質的な問題は孤独ではない。
内容的にはどうでもいいニュースですが、まず見出しが誤解を招く。菅総理は孤独担当大臣を設置するなんて一言も言ってない。
さらに言えば、そもそも孤独担当大臣なんていらない。大臣作れば解決するの?少子化担当大臣が一体何の仕事をしたっていうの?
でもな、ソロ外食を全く理解できない国会議員たちは自分らが孤独が怖いからってこんな無意味なポスト作りそうで嫌だ。
案の定、自民党でも「孤独対策」云々とか言い出
チームワーク礼賛主義は、戦前の全体主義に似てとても危険
「一人でいるのが好き」とか「仕事は一人でやりたい」とか言うと、「あいつはきっと友達がいない奴だ」とか「協調性がない奴だ」と、偏見の目で見て、変なレッテル貼りをする人がいます。
特に、大企業の中で、人事システムが最近「チームワーク礼賛」みたいな風潮になりすぎていないか?という危惧があります。
こういうことを言うと、「一人でできる仕事のレベルなんてたかが知れている。企業でやる仕事というものは必ずチ