
【読書】「天才型」と「秀才型」?読書で知っていたことを戦略会議でリアルに体感した話
こんにちは。ベンチャー企業で広報のプロジェクトリーダーをしています、なかやま かえでです。
仕事をしていると、「この人は天才型だな」「この人は秀才型だな」と感じる瞬間があります。先日、戦略会議をしていたときに、まさにこの2タイプの違いが明確になったタイミングがありました。
今回はその2タイプの人達が、それぞれどのような特徴を持っていて、どのように戦略を立てていくのかを比較していきたいと思います。
ぜひみなさんはどちらのタイプなのか、考えながら読んでみてください。
施策を提案するときのアプローチ方法は?

先日、戦略会議をしていたときのこと。
A先輩は「こうすればいいんじゃない!?」と直感的に施策を提案しました。
そのとき、ふと思ったのです。
「私はA先輩のように、閃きで施策を提案できたことはないな…」と。
私は仕事で戦略を考えていくとき、まず世の中や他社がどんな傾向があるのかを調査してから分析し、その上で弊社の強みポイントを洗い出してから、施策を提案していくタイプです。
以前、北野 唯我さんの『天才を殺す凡人』を読んだことがあるのですが、この本で世の中には天才、秀才、凡人の3種類の人間がいると書かれていました。
(今回は仕事のアプローチの仕方ということで、天才と秀才の2タイプのみ話題にします。)
知識としては、そういったタイプがあることは知っていましたが、リアルに仕事を通じて、アプローチの仕方がまるで違うのだなと体感しました。
「天才型」と「秀才型」の特徴
■天才型は閃きから施策を打つ
天才型は、ひらめきと直感で動くタイプです。
何かを見た瞬間に「これだ!」とアイデアが降ってきて、そのまま行動に移せます。
事例やデータよりも、独自の感覚で物事を進めるため、時には突拍子もないアイデアが生まれることも。
ですが、再現性が低いこともあり、うまくハマると爆発的な成果を生みますが、外れると全く結果が出ないリスクもあります。
■秀才型は膨大なデータからの分析を基に施策を打つ
一方で、秀才型はデータや理論をベースに戦略を組み立てるタイプです。
過去の実績や市場の傾向を徹底的に調査し、最適な打ち手を導き出す。
失敗のリスクが少なく、安定した成果を出せる一方で、スピード感に欠けたり、予測できないイノベーションを生みにくいという特徴もあります。
ざっくりまとめると、
天才型 → 感性で勝負するタイプ(直感・センス・ひらめき)
秀才型 → 論理で勝負するタイプ(分析・データ・再現性)
ということです。
もちろん、どちらが優れているというわけではなくて、それぞれの強みと弱みがあるということ。
自分がどちらのタイプかを知ることで、仕事の仕方やチームでの役割を考えるのにも役立っていくかもしれませんね。
タッグが組めたら最強

この2つのタイプがうまく組み合わさると、最強のチームが生まれる可能性もあります。
天才型がひらめきを生み出し、秀才型がそれを裏付けるデータを出す
天才型が大胆な決断をし、秀才型がそれを実行可能な形に落とし込む
お互いにないものを補い合うことで、イノベーションと安定した成果の両方を手に入れられるかもしれません。
おわりに
自分が天才型なのか、秀才型なのか。
あるいは、自分の周りの人がどちらのタイプなのかを意識すると、仕事の進め方やコミュニケーションも変わってきます。
どちらも強みがあり、どちらも欠点がある。
大事なのは、自分と違うタイプを受け入れ、うまくタッグを組むこと。
天才型 × 秀才型の最強コンビで、大きな成果を生み出していきたいですね!
最後までお読みいただきありがとうございました。