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自由進度学習における自己コントロールの重要性:心マトリクスを用いた指導法

割引あり

はい、皆さんおはようございます。けテぶれチャンネルが始まりました。パーソナリティの葛原祥太です。このチャンネルでは、全国の子どもたちが公教育をリデザインする提案として、いろいろ話をしていますので、どうぞお楽しみください。

給食おかわりの工夫

まず、少し雑談をしましょう。皆さん、給食のおかわりはどうしていますか?数に限りがある場合は、じゃんけんなどをしますよね。私は大きなシステムは時間がないので話しませんが、先生とじゃんけんして勝った人にあげるようなことをしたりします。その時に一工夫として、例えばハンバーグが出る時は、「最初はグー、ハンバーグー」と言ってグーを出すんです。つまり、100%出した子が確実に勝てるんですね。ハンバーグが出たということは、先生はグーを出すから、パーを出せば勝てるということが読めるんです。パイナップルサラダが出たら「パイナップルのパー」とか、今日ならキャベツサラダなら「キャベツのツー」と言ってチョキを出すわけです。そうすると、機転の利く子は「このメニューだからこれを出しそうだから、これを出して勝とう」みたいな、ちょっと戦略めいたものが出てきて面白いという話でした。

書き初めと自由度のある時間割

さて、今日は心マトリクスに関連した話をしようと思います。本日は1月11日の木曜日で、本校では書き初めというものがあります。正月と冬休み明けの1週間のどこかで、3年生なら「正月」を書いて、校内書写展というものがあります。上手な子の作品は張り出されたりします。それが今日だったんです。

1時間目から書写にして、私の学級では子どもたちに時間割をコントロールする自由度がある程度あるので、1時間目から書写をして、書写展を狙いたい子は3時間目、4時間目までぶっ続けでもいいですよという感じです。実際、3人くらいがそうしていました。本当にすごいです。4時間書写です。時間にして3時間半ですね。45分掛ける4です。休み時間も含めると、ほぼ3時間半ぶっ続けで集中して、最強の作品を作るみたいなことをやっていて、すごいなと思いながら見ていました。

その日の時間割

1時間目の書写は、冬休み明けでまだ授業がのんびりと始まっている状態だったので、注意点などいろいろなものを説明してから、「では書写1日の計画を書いて」と言いました。計画が結構大事なので、ずっと書写をするという計画を立てるためには、本来の時間割が書写と国語、算数だったので、国語は現在どのような課題があり、それに対して自分はどれくらいの進捗状況であるかということがわからなければいけません。算数についても同じです。それを確認して、「私/僕は書写にどれくらい時間を使えるのか」ということを計算しなければなりません。

逆もあり得て、国語で明日漢字テストがあるので漢字の勉強が不十分だと思うなら、書写を早めに切り上げて肝心の勉強をしなければならないとか、その辺のコントロールを自分でさせるためには、まず見通しを立てなければいけません。そのため、朝に自分の進捗状況を調査して、計画を立てるということをするんです。計画を立てられた人から、書写の準備をして書写に移りましょうという話でした。


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