見出し画像

学びに向かう力の「指導」なしに「評価」はできない③

割引あり

11月9日(東京)・・・けテぶれ会inTokyo
11月23日(東京)・・・コーチング×けテぶれ(withあっきー)
12月26日(福岡)・・・けテぶれFesta in 福岡
12月28日(沖縄)

はい、皆さんおはようございます。けテぶれチャンネルが始まりました。パーソナリティーの葛原祥太です。このチャンネルでは「学ぶって何?」「生きるって何?」「考えるって何?」といった教育の根本に関わる問いに一つ一つ向き合い、答えを紡ぎ出していくチャンネルです。教育についてもう一度考え直したい方、ぜひ聞いてください。では、どうぞ。

さて、始まりました。何か急に寒いですね。皆さん、体調大丈夫でしょうか?寒いと子供たちが起きてこなくて、朝は一人で寂しくご飯を食べて家を出ております。教室で言うと、最近は理科の磁石の実験が始まったんですが、図書室を活用してそこから広げていくような理科の学びが、やっと地に足がついた探究的な学びにまで接続していくデザインが落ち着いてきたような感じがして、非常に頼もしい学びが出ています。


探究的な学びの芽生え

昨日なんかは本当に本で乗っていった組織の方の砂鉄集めの方法を試したいと言って、お昼休みにビニール袋を持って運動場に出ていって砂場でガーっとやったら、「わー本当に集まった」とか言って。磁石は鉄しかくっつかないから、「鉄なんだ」みたいな、「鉄が入ってるんだ」みたいな。本当に新鮮というか、みずみずしい出会いがそこにはあるんだなと思いながら、「黒い鉄って黒いんだ」みたいな話です。それを見ていると、「酸化してるから黒いのか?」とか「でも酸化鉄って磁石につくっけ?」とか言って。僕は僕でもうその辺から面白いんですよね。調べていったらいろんなこと出てきて、と言いながら。

すごく面白くて、子供たちももう本当にその集めた砂鉄を大事に保管して、次の理科の時間にはみんなに見せてあげるんだとか言って。セロハンテープでノートにべたっと貼り付けたりとか。でもノートに貼ったら磁石にくっつかないな、みたいなことを言っていました。楽しそうに。

そして、渋谷のデザインで午後が全部探究みたいな話が出ていて、それは学習と探究がこう手続きになっているようなデザインにしたいよね、みたいなことを多分2023年ラスト放送みたいな感じで喋った気がします。まあ、いろんな理由はあると思うけれども、一旦こういう姿でもそういう目は出てるよなと思うわけですよね。

その時に3年生とかいう発達段階というか内容項目が、一旦いいなと思って。手頃でやって見やすいんですよね。内容的に。高学年とかになってくると、やっぱりアルコールランプを使ったりとか特殊な機器を使ったりとか、突き詰めたくても好きなようにできないみたいな領域だと、なかなかこういう自由なというか何でもやってみようみたいな環境って用意してあげにくいじゃないですか。でも3年生は結構磁石とかゴムとか風とか、かなり身近なものを扱うので、もういつでもどこでもやれるんですよね。これは本当に強みだなと思いました。

教科書の内容からすると、問いが3つぐらい提示されていて、それについて実験で確かめてみようみたいな構成になってるんですけれども、まずはそういう理科のシステムについてどこかで喋ったっけ?なんか喋った。また喋ります。

Qがね、つまりは3つあるよっていうのが今回の単元なんですが、そこに4つ目ですね。砂鉄集めをした時に、「さて、どこにあるんだろう?」みたいな、「砂鉄って本当にあるのかな?」みたいなことで、Q5、Q6、Q7みたいな感じでどんどん自分なりのQとA、答えを紡ぎ出していって、理科の世界を自分で探索していくっていうことにつながるよね、みたいな。理科はそういうことやりやすいから、社会もそうですね。理社っていうのはかなり自分なりの問い、自分なりの答えみたいなことで未開の地を探索していくみたいな学びをしやすいので、ぜひ挑戦してみてね、みたいなことを言っています。

そういう学びが駆動し始めている子はたくさん出てきて、すごく嬉しいんですよ。本当に休み時間にも図書室に行って本を借りて、みたいな。図書室の見え方、あり方みたいなこともだんだん変わってくるわけですね。本当に好きな本を読むっていう場所だったはずが、一旦自習もしていいよみたいな学習センターに変わり、そこではまだ好きな勉強をするっていう場所だったんですね。今回からはその単元の内容、単元で学習している内容にあった本を読む。今現在日々と授業中に展開している思考と本の内容がつながる時の興奮ですよね。この知的興奮っていうのはかなり貴重で、体験したらもうなんか魅了されてしまうみたいな、そういう知的興奮っていうのがここから出てくるんですよね。

自分の感覚としてもそういうのがあって、自分が日々考えてることとか気になってること、すごく努力していることとリンクする本を読んで、そこに自分の思考の一歩先、二歩先、三歩先の世界が展開されていると非常に気持ちいいですよね。そういう感覚が実は日々の授業と学校の図書室でできるっていうことなんですよ。それにちゃんと没入できた子っていうのは本当に楽しく学べるようになると思いながら見ています。

雑談っぽく雑談しようと思ってなんとなく喋ったんですけど、本編的な話題になっちゃいましたね。どうしましょうか?今日は「学習を調整する」っていう姿についてと指導について喋ろうと思いながら喋り始めたんですけれども、まあ一旦やってみましょうか。

オープニングがなんか本編チックになってしまってちょっと微妙ですけど、喋ってみましょう。学習調整するっていうところですね。それについてはどうなんだ?これ連続放送です。昨日が「粘り強く取り組む」っていう姿をどう評価するかっていう話で、その前が「主体的に学びに向かう態度を評価するってことは指導しなきゃいけないんじゃないの?」みたいな。それはその目標は「学びに向かう力の醸成」ですから。「学びに向かう力って何?」みたいな、それを育てる、指導するってどうするの?みたいな、このことをまあどうやって仕組んでいくかっていうその環境づくりとか前提みたいな話をしています。

3回連続で聞いていただけると、この「学びに向かう力」っていうものをどうお扱っていけばいいのか?みたいなことが見えてくるような放送になればいいなという風に思って喋っております。それの3回目でございます。

#けテぶれ #QNKS #心マトリクス #学校 #教育 #小学校 #小学校の先生 #教師 #宿題 #授業 #個別最適な学び #協働的な学び #主体的対話的で深い学び #深い学び #主体性 #対話 #考える方法 #学び方   #モチベーション #感情コントロール #メタ認知  

ここから先は

6,731字 / 3画像 / 2ファイル

期間限定!Amazon Payで支払うと抽選で
Amazonギフトカード5,000円分が当たる

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?