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学年集会でのメッセージ:礼儀と一生懸命の大切さ

けテぶれチャンネルが始まりました。パーソナリティの葛原祥太です。このチャンネルでは全国の子供たちが自分から考えられるようになるために考えられた教育実践についてお話をしていきます。本題に入る前に雑談をします。


イベントやるよ!


クラスの子たちが聞いてくれているんですけど、どうも私の声がいつもと違うと言うわけなんです。先生が真剣になって怒っている時の声に聞こえるって言うんです。やっぱり低いんですかね。1人で喋る時、きっと子供向けの声ってやっぱり違うんですかね。教室ではもうちょっと高い声で明るい声で喋っているみたいです。先生がこういう声を出す時は大体怒られる時だと。真剣な「今のままじゃダメだぞ」みたいな話をする時にこういう声を出すみたいなことでして。確かに子供向けにどんな声で喋っていますかね。確かにそう言われてみると、ちょっと低いかな。「おはよう」みたいな感じかな。そうだね、確かに今言ってみて思ったけど、「おはよう」こういう感じかな。それに比べたら確かに低いという雑談でした。

🌞礼儀の重要性について

本題ですが、学年集会をしまして、3学期始めということで私の方では何を喋ったかということを簡単にお伝えしたいと思います。2つですね。1つ目は礼儀というものを大切にしましょうという話をしました。これには「親しき仲にも礼儀あり」という言葉で紹介したんですね。

この時期、もうこの子たちすごく仲良くなってきますし、先生との関係ももう砕けているというか、もうなんか勝手知ったるというか、今まで一緒に過ごしてきた人ですから緊張感もなくなってきてみたいな時期が3月の1月2月ぐらいで来るわけですよ。そんな時にもうなんか学級のシステムとか仕組みとかも慣れて、まあまあ礼儀を欠くみたいなシーンがこの辺から増えてくるとまずいよみたいな話をしました。

兄弟って仲良しの兄弟もいるけれども、毎日喧嘩ばっかりでみたいな兄弟もまあありますよね。年の近い、そしてずっと長く時間を過ごしている他者というのは礼儀を欠くことで関係が悪くなるみたいなことがありがちなんですよね。喧嘩になっちゃうっていうね。互いに年齢も近いし相手のことを思いやるとか自分の気持ちを押し殺すみたいなことはできにくいですよね。

年齢が離れていると年上側の人がそういうコントロールをしてくれるみたいなケースってあるんですけど、年齢が近いとどちらも自分のことばっかりみたいな感じになっちゃいますよね。これがトラブルの原因だったりとかすれ違いの原因だったりするわけですけれども、考えたいのはそれ「礼儀」の問題なんですよね。優しくするとかでもいいんですけど、ここでキーワードとしてはちょっと学校で生活するにあたってこの礼儀というキーワードを少し大切にして欲しいなと先生は思っていますという話でした。

それはもちろん先生に対してもそうです。慣れてきたからといって先生に対して無礼な発言とかもう友達みたいに接するみたいなことは、今後というか今までの自分の生活の中でもしあったのなら、その目というのは少し自分で振り返ってコントロールして欲しいところですよ。そしてそれはその礼儀という意識は友達関係においてもやはり持って欲しいという話をしました。

いくら仲がいいからと言って礼儀を欠く作法というのはやはり人を嫌な気持ちにさせるわけですよ。いくら友達勝手知ったる友達だからと言って自分のノートを投げられたら、それはいい気持ちはしませんよとか。遊びの中で言葉遣い1つとっても「お前なんて」みたいな言い方を1つする時にだって、今までもこうやって遊びの中で言葉遣い使ってきたんだからいいじゃんで、どんどんどんどんそれが礼儀を欠くような言葉遣いや関係性になっていくと、ちょっとずつすれ違ってくるよ。ちょっとずつギアが噛み合わなくなってくる。これは日々の関わりの中では全然見えないけど、でもやっぱり溜まっちゃうんだよって話ですね。

2学期後半からそういう関わりが増えてきたなとか、今一度自分と他者との関係性の中で礼儀作法というものがどこまで機能しているかということを一度振り返ってください。そして礼儀正しくあるということは意識しておくとすごくいいね。今から4年生に向けてのあなたたちの生活においてすごく大切なような気がする。初めの挨拶、授業の初めの挨拶もそうだし朝の初めの挨拶もそうだし、さよならもそうだし、全て礼儀作法を正しく自分の中に身につけてコントロールしようとするという意識をちょっと持ってもらえると、この皆さんの生活をより良くするためのフックとして使えるんじゃないかなみたいなことを喋りました。これが1つ目です。なんか礼儀正しくあるっていうのはなんか本当にいいことだなあと最近どっかで思いましたので、そういうのも含れながら言ったんですけど。



🌛一生懸命の重要性

2つ目ですね。2つ目はホワイトボードに書いたのは「一生懸命」と書きました。これはもう言うまでもないんですけれども、ちょうど始業式で大谷翔平選手の話を校長先生がしてくれていたので、それとつなげてですね。大谷選手はノートの話があって、試合が行われるたびにもしくは練習が終わるたびに自分のノートに良かったこと悪かったこと、次はどうするかっていうのを突き詰めて書き溜めていって、自分の努力を継続してきたんだよっていう話を校長先生はしてくれており、それを振り返って覚えてるかって。

そこからですけど、大谷選手が何をやってたか。まず目標を立てます。目標を立てると言いながらホワイトボードに「け」と書きます。そしてやってみるですね。これは練習でも本番でも練習試合でもどっちでもいいです。目標を立てたならやってみる。黒板には「テ」と書きますね。やってみたなら振り返るですね。それをプラスマイナス矢印で大谷選手は書いていたわけです。これを「ぶ」とやるわけです。そして最後に、分析できたのならそれを乗り越えるためにもしくは得意をもっと大得意にするために大谷選手は練習をしてきたんだよね。そういうことをしてきたって校長先生は言ってたよね。

ホワイトボード見てください。ホワイトボードになんて書いてありますか?「けテぶれ」ですね。そうなんです。大谷選手がやってきたことは「けテぶれ」という言葉で全部説明できちゃうんです。これは学年集会ですから教室で喋っているのとはまた違うので、学年集会で言ったのはこれなんです。「けテぶれ」で大谷選手がやってきたことっていうのは説明できちゃうんですよ。

じゃあ、あなたたちの行動を振り返ってください。君たち漢字で「けテぶれ」ずっとやってるよね。もうできるようになってきたよね。その努力、漢字の勉強方法として今練習している「けテぶれ」という方法は実は漢字だけじゃなくてあらゆるところで実践可能なアイディアなんです。実際に大谷選手は野球の分野で「けテぶれ」を回してあそこまでの大選手になった。じゃあ君たちは漢字の「けテぶれ」を大谷選手ぐらい回したら、もしかしたら漢字の世界で大谷選手みたいになれるかもしれないよね、みたいな話です。

これは漢字じゃなくても算数の世界でも同じだし、図工の世界でも同じだし、もしくは習い事のサッカー野球バレーなんでもいいです。あなたたちが何かに一生懸命になろうとした時、そこには確実に計画、テスト、分析、練習の4つのサイクルが回ってるはずです。そうやって自分の一生懸命を見つめてみてください。もしくは一生懸命になろうとした時にこの4つで自分の一生懸命を回そうとしてみてください。

あなたたちが本当に強いのは「けテぶれ」って言った時にもう漢字のノートを思い浮かべられますよね。「けテぶれ」って言ったら何するのっていうことがもうこの8ヶ月間の間にあなたたちの中に経験としてものすごくたくさん溜まってるんです。これが強いんです。その経験、今は漢字の勉強っていうものだけで多分捉えていると思います。でもそれはもっと広く深く活用できる実は方法なんです。今回の学年集会ではそれを言いました。

一言でまとめると、一生懸命、一生懸命する時その努力の過程を「けテぶれ」で認識してください。そしたら君の努力はもっと効率的に大谷選手見たく確実な力をつける努力のサイクルとして回っていくよ。だから今一度あなたたちの努力というか一生懸命さを「けテぶれ」で認識するっていうことを少し意識してみてください。そうすると4年生に向けてという話でしたが、4年生になった時に別に漢字の学習が「けテぶれ」じゃなくなったとしても、あなたたちはもう「けテぶれ」を使えるんですっていう話です。

だから何か一生懸命に努力しなきゃいけないとか、漢字の勉強がやばい、算数の勉強がやばいとか、もしくは習い事で何か発表会がある、一生懸命やらなきゃって思った時に、どうぞこの君たちが1年間培ってきた「けテぶれ」という感覚と知識を使ってください。そういうものとしてあなたたちに手を渡していますので、漢字の勉強だけとか3年生の勉強だけで終わらないように、来年以降繋がるような知識としてこれをもう1回捉え直してみてね、みたいな話をしました。

心マトリクスの活用

教室に帰って子供たちに心マトリクスで言うと今日の先生の話ってどこだったか分かると聞くと、もうすぐに「月と太陽!」という風に言ってましたので、このように心マトリクスという図にしてしまって子供たちに示すと、こういう教師の語りをもう本当に1年間筋の通った形で受け取ることができるわけですよ。

結局もうずっと言っているのは、太陽、もう人に優しくなりましょう。そして今回は礼儀という言葉で表現しましたけれども、人との関係を豊かに紡ぎ出していきましょう。そして自分を磨いて一生懸命努力しましょう。この2つなんですよ。もうこの2つを徹底的にあらゆる角度からあなたたちに求め続けていきますよということを1年の最初に心マトリクスを示しながら語り、今日のこの語りも全てこの心マトリクスを具現化する形で、もっと具体的に今の皆さんの文脈に合わせるような形で語っていますが、結局心マトリクスなんだよっていうことを言えるので、これは子供たちにとっても聞きやすいですね。

そしてこういう中で渡すともう校長先生の話とか生徒指導の生活の話とか、もう全てこの心マトリクス上で解決できちゃうわけですよ。なのであらゆるもの、価値についての語りっていうものは子供たちにとってものすごく構造的に聞きやすくなりますし、また教師にとっても今日のようなシーンですよね。学年集会で何か喋らなければならないとなった時に、例えば礼儀の話をしたいなと頭の中でポンと浮かべば、ということはこれは太陽に値する話だから、月の話と2つに合わせるとバランスがいいなとか、最近は月の語りばっかりやっていて太陽の語りというものが足りていないなとか、そのように教師の語りを構成したりするためにも役立つアイテムとなっております。

なんか通販みたいになりましたけれども、一度見ていただいて、心マトリクスね、説明しようと思えばいろんな説明ができちゃうのでなかなか難しくとっつきにくいかもしれませんが、はい、こういうことでも使るっていうことで一度紹介しておきますので、是非一度検索していただいてまた何か自分、あなた、皆さんの指導に役立てていただければいいかなという風に思います。

ということで、今日はこの辺で終わりにしたいと思います。また明日の放送でお会いしましょう。バイバイ。

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