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ベトナム人の海外労働の動向について-83-日本⑦技能実習制度の行方
ベトナム政府関係機関からの報道の
動きを続けて見てみようと思います。
4月10日、日本政府の有識者会議での
技能実習制度の廃止して、
新しい外国人採用制度を提案する
という動きを踏まえて
『VND(ベトナムの通貨ドン)ゼロ』という
報道に着目してみたいと思います。
VNDゼロに向けて、日本で出国前の就労コストを削減する取り組みに加えて、海外労働従業員の労働条件、所得報酬、その他の海外での福利厚生を考慮する必要があります。
労働戦傷病兵社会問題省によると
ベトナムは、現在、もう少し枠を広げると
次のプログラムで海外労働者を日本に派遣及び出国させています。
①ベトナムの看護・助産師候補者を日本に
招き研修しながら日本での国家資格に
合格するための日越経済連携協定の
枠組みの中で働くためのプログラム。
②特定技能プログラム。
③技能実習制度の技術労働プログラム
④通訳者など国際業務・人文知識の
労働プログラム。
⑤建設及び造船などの国土交通省などの
技術の労働プログラム。
近年、日本で働くベトナム人労働者の数は
年間に海外で働く労働者の総数の50%を占めています。
日本は、ベトナムの海外労働希望者が好む最高の労働条件と収入を持つ海外労働市場のひとつです。
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しかし、ベトナム人海外労働希望者のうち
③の技能実習制度の技術労働プログラムの
労働希望者は、日本国内で働くために
高額の料金を支払わなければならいことが
現実に続いています。
この問題について
ベトナム国内での話し合いが続き
海外労働管理局の副局長である
ファムベットフオング氏は
契約番号2020/14/QH2020に基づく
海外で働くベトナム人労働者に関する
法律の規定に従って
日本で働くベトナムの技能実習生
助産師、特定労働者は
仲介手数料、保証金、
オリエンテーション教育費を
支払う必要がなくなる動き
となっているといいます。
日本側の要件を満たすための
職業訓練や外国語については
規定に従って、一部分のみを支給し
特定労働者については
受入れ側が全面的に支援します。
ベトナム労働輸出協会(VAMAS)の
ドアンマウディエップ氏
(元労働戦傷病兵社会問題副大臣)
は、公正で倫理的な労働者の採用に
関しては多くの内容に関連しているが
コストは非常に重要な要素の1つ
であることを認めました。
日本に働きに行くコストは非常に高く
改善する必要があり、中国よりも高く
インドネシアやフィリピンよりも
何倍も高いからです。
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海外で働く労働希望者全般
特に日本市場への労働へ
労働希望者の家族が支払う
手数料の引き下げは
関係機関によって
多くの努力を払って
推進されています。
しかし専門家によると
手数料の削減とともに
他の要因を計算する
必要があります。
外国人労働管理局の
ファムベトフオン副局長によると
選抜・派遣業務に携わる企業は
海外労働者の利益を守る責任
を果たす必要があるといいます。
それに伴い不当競争に暗躍する
人々を避けるために
プログラムに参加する企業を監督して
コストを『VNDゼロ』に削減するメカニズムが必要です。
まず第一に、企業や労働組合に
積極的である必要があり
次にベトナムの国家管理機関
協会、地方労働管理機関
及び日本側の関係省庁
支部、組織が参加する監督
メカニズムが必要です。
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従業員と研修生のコストを
削減するために
公正でオープンで透明な選択を行い
VNDゼロを現実に移行する方法が
打ち出されているといいます。
VNDゼロにする時期は
まだ決まっていませんが
これは双方がコストを最小限に抑え
より多くのインターン
海外労働希望者とその家族が
手数料を支払わずに日本で
働けるようにすることを
目指している目標です。
海外就労前のコスト削減の話は
1つの問題に過ぎずさらに
従業員の労働条件、収入などの報酬
海外でのその他の福利厚生を
考慮する必要があります。
VNDゼロへの道のりを考えると
倫理的で公正な採用は
まだ長い道のりです。
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VNDゼロに対して
多くの海外労働希望者たちから
人気が集まらないのは
実際の日本での就業先での
収入が低く抑えられる恐れと
他の転職先の選択が制限されて
しまうという恐れなどがあり
もっとたくさんの議論が必要だと
報道されています。
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今後も、『VNDゼロ』の動向を注目して
行きたいと思います。
〜 次回に続きます 〜
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