寛容さの重要性『不可解・難解な点』【2】高い期待とプレッシャー
はじめに
寛容さの重要性を視点を4つのテーマに4つ目『不可解・難解な点』について
4.不可解・難解な点
【1】曖昧なコミュニケーション
日本の私たちは、しばしば意味が、多義的な(※2つまたはそれ以上の解釈の余地のある,、あいまい・紛らわしい)言葉や表現を使うことが一般的です。このような多義性は、私は、日本の文化や言語に深く影響を与えており、日本での私たちが、より高度な社会的スキルを持つために不可欠だと思います。
このような多義的なコミュニケーションスタイルは、日本の文化になじみのない外国人にとっては、しばしば難解です。西洋文化では、明確な意味伝達がより一般的であるため、日本の多義的な表現に対して混乱を感じることが多いです。さらに、アジアの他の国々から来た外国人労働者も、このような表現の解釈について、問題を抱えることがよくあります。
【2】高い期待とプレッシャー
日本の社会や企業文化では、個々の人が持つべき責任と期待値が非常に高いです。この高い期待値は、日本の教育制度や家庭環境から形成され、多くの日本人が、小さい頃からそのような価値観に触れて育っていると思います。
しかし、この高い期待とプレッシャーは、特に、アジア諸国から来た外国人にとっては、ストレスの原因となる場合が多いです。
① 残業文化
日本では、残業が多い企業が少なくありません。
対応策
残業の必要性とその期待値を明確にし、外国人就労者にもその文化を理解してもらいます。具体的には、プロジェクトの進行状況を定期的にチェックします。残業が、必要な場合は、その理由を明確に説明していきます。
残業申請承認書の作成と申請、承認のプロセスがない場合が、事例が多いところです。紙での申請とするのか?電子で行うのか?システム導入も考えて、効率よく残業について、社内全体で見直す機会となります。
②マルチタスクの期待
一人の従業員に複数の仕事を任せる文化があります。
対応策
タスクの優先度を明確にし、それを外国人就労者にも理解してもらいます。優先度が高いタスクから、順に割り当て、その都度フィードバックを提供します。
この問題は、ハードルが高いです。外国人就労者の担当メンターが活躍しない限り、困難になる問題です。タスクの優先度は、日本人でも判断が難しい場合が多いです。しかも、毎日の始業時と終了時に必ず、タスクの優先度を明確にすることが、単独では、困難なので粘り強い担当メンターの指導が、入社時から必要になります。
➂高い品質の期待
日本製品は品質が高いと世界的に評価されています。
対応策
品質に対する期待値とその達成方法を明確に教育していきます。具体的には、品質基準を明文化し、それに対するトレーニングプログラムを実施する必要があります。各工程の中で、実際には、個別な教育が必要になります。自分で考え創意工夫する姿勢をどう教育していくのか?どのようなポイントで、品質を上げることが出来るのか?ピンポイントでのコツを伝授する姿勢が、現場の担当メンターの意識に求められることになるのが、実際の事例として多くあります。
次回は、【3】性別役割について書いていきたいと思います。
日本は、将来の日本の社会のために、
より良いしくみを構築できるはずです。
お読みいただき、本当にありがとうございます。
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