ベトナム人の海外労働の動向について-86-韓国⑪

ベトナム政府関係機関からの報道によると
韓国の外国人労働者を雇用する必要性が急務になっています。

人口の減少によって国の成長見通しが深刻に脅かされているためです。

ゴールドマン サックスの予測によると、2050年までに、韓国は世界の15の経済大国のグループから脱落し、その経済規模はインドネシアとナイジェリアの2つの最も人口の多い国に遅れをとることになります。

現在、韓国の人口は 5,100万人を超えていますが、2070年までに 3,766万人にまで減少する可能性があります。

悲観的なシナリオでは、2750 年までに韓国は国として存在しなくなる可能性がさえあります。

出生率が低下し続けば、悲観的予測がされてしまいます。

状況を逆転させるために数千億ドルを費やしているにもかかわらず、韓国の出生率は低下し続けています。

2022 年、韓国の女性が出産する子供の平均数は 0.78人で、世界最低を記録しました。ソウルでは、その割合はわずか 0.59 人です。韓国には、サムスン、ヒュンダイ、LG などの強力な企業がいくつかありますが、国内企業の 99% は比較的小規模です。

他の先進国と比較して賃金が依然として低く、農業、畜産、漁業、その他の製造業などの仕事の困難な性質により、韓国の若者は魅力を感じていません。

したがって、これらの産業は人的資源が非常に不足しており、政府は、海外からの出稼ぎ労働者を探すことを余儀なくされています。

1990年、韓国には約 49,000人の長期滞在外国人がいました。2019年までに、90日未満の滞在者を含む外国人の数は252万人に増加し、国の総人口5100万人の4.9%を占めています。

これらの外国人の約40%は中国人です。

ベトナム人は 2 番目に多い外国人グループで、タイ人がそれに続きます。

〜 次回に続きます 〜

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