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本の命、本の謎、本の運命?

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本にまつわる謎、本の運命、本好きの宿命、本好きの責任などなど。
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2021年5月の記事一覧

【書く】文章術の本はなぜ、いつもよく読まれ、よく書かれているのか?

タイトルの質問に対する答えは シンプルです。 読む時の脳と、 書く時の脳は、別の領域だから…

【随筆】エッセイの源流① ~椎名誠と群ようこがくれたもの~

今『インドで考えたこと』(岩波新書) というエッセイ本を読んでます。 作者は堀田善衛。1957…

【全集】池澤夏樹の個人編集「日本文学全集」はセレクトが超大胆!

全く自由に、自分の感覚で、 日本文学全集を編んでいいよ、 ってオファーが来たらどうですか。…

【読書】読書後には、本のキャッチコピーを考えよう?

本のオビの文章(コピー)を書く、 というのは実に難しい。 編集者時代、オビを決めるのが ずっ…

【本屋】AIが本と本屋の未来を守ってくれるかも?

今日は、出版社や書店に 衝撃が走りました。 それから取次(本の問屋)にも。 ネットニュースに…

【書く人】作家やライターに必要なもの、それは博愛?親切心?

本を書く人にとって、 どんな分野であれ、 最低限必要なものは何か? こっ恥ずかしいですが、 …

【ヘッセ、カフカ】ドイツ文学の翻訳に匂うナチス宣伝者の罪悪感

これは50代以上の人しか ピンと来ないかもしれませんが、 20年前、30年前の アメリカ文学の多くは、 戦前からのアメリカ文学の 研究者・大久保康雄さんが 訳をしていました。 ヘミングウェイは『老人と海』 『武器よさらば』等ほとんどが、 大久保康雄の訳でしたし、 マーガレット・ミッチェル 『風と共に去りぬ』 ヘンリー・ミラー『北回帰線』や ナボコフ『ロリータ』なども 大久保康雄さんの文章で普及しました。 最近は、上記に書いた作品はみな 今の翻訳家が訳し直していて、 ここ数年

【完璧】もしも完璧な小説があるなら、どんなでしょう?

この世に完璧な小説ってあるとしたら、 どんな作品でしょうか? 三浦しをんのようや人物設定…

【村上春樹】村上春樹の「功罪」を考えてみたら…?

村上春樹以前と 村上春樹以後では、 文学世界は本当に変わりました。 もともとは難解さが売り…

【新書】本を出すなら、一番の狙い目は新書レーベルです。

もしも本を出したいと願い、 世に出たいと思っていたら、 そうして自分にカッコとした 得意分…

【本を出す】本のデビューに王道なし。文庫書き下ろしという道はいかが?

本を出したいと思う方には、 長年にわたる願望があり、 どんな出版社で、 どんな媒体で「形」…

【文学賞】文学賞に応募する前にリサーチしておくと為になる事は?

文学賞に応募する時に これだけはマストで研究すると よいことがあります。 とはいえ、私は20…