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【新書】本を出すなら、一番の狙い目は新書レーベルです。

もしも本を出したいと願い、
世に出たいと思っていたら、
そうして自分にカッコとした
得意分野があったなら、
私なら迷わず、新書ジャンルで
出版社に持ち込みに行きます。
(今はまだ得意分野がありません、笑)

新書は毎月すごい数の新刊が出ています。
こんなに大量の新刊を出すためには
出版社や編集者は
相当な数の著者、ライター、専門家を
抱えようとしてるはずです。
文春新書、
新潮新書、
ちくま新書、
幻冬舎新書、
角川新書、
祥伝社新書、
河出書房新書、
小学館新書、
集英社新書、
講談社新書、
光文社新書、
岩波新書、
中央公論新書、
NHK出版新書、
星海社新書、
PHP新書、
双葉新書、、、、
ざっと有名どころだけで、
これだけあります。
こうした新書レーベルから
毎月5冊くらい発刊されます。

何よりも頼もしいのは、
まず新刊は新刊コーナーに並びますが、
翌月には、書店に常備されている
それぞれのレーベル棚に並べられる
可能性が高いことです。

これは新書というジャンルが
各社とも、本屋さんに
自社棚をキープしているからです。

これが、普通の単行本では
こうはいきません。
本屋さんのそれらしい棚に
なんとか収まればいいのですが、
発売して第2週までの売上が
良くないと、すぐに返品されます。
定宿がない人、という感じです。

新書は、それから中身が自由です。
自己啓発もだせるし、
ビジネス論も出せる、
歴史も出せるし、
人物論も出せます。

去年秋冬には、色々な出版社から
渋沢栄一の生涯を書いた新書が
盛んに競うように出ましたね。

今年の秋には、
来年の大河になる徳川家康の
評伝や名言集を出そうと
躍起になるでしょう。

でも、普通、新書の作者って
大学教授や専門家が書くもので、
新人が持ち込んでなんとか
なるだろうか?

たしかに、それは
読者に与える安心感として
有名大学の教授の名前は有効です。
でも、それも、アイデア次第だと思います。

また、歴史だけではなく、
人生論、自己啓発、ネット論、
地域発信論、コミュニケーション論、
もう色々なジャンルが可能です。

さあ、新書の問題はここからです。

必要なのは、
その出版社のレーベル棚に
加えて貰えるだけの、
内容の濃さ、広さ、です。

少なくとも新書なら
1万部以上のスタートになるでしょう。
部数5千部から始めてくれるほど、
甘くはありません。

だから、あまりにマイナーなテーマでは
そもそも、買ってくれる見込み読者が
いないと厳しいですね。
見込読者が1万は必要でしょうから。

例えば、四国お遍路巡礼なら、
可能性はありますが、
秩父巡礼ならちょっと厳しい。
あくまで見込読者の数です。

一度、書店に吊らされている
新書の図録をご覧ください。
自分では、これで本を出すことが
できるの?という本もそれなりに
出ています(笑)。

ここでも、
最初に拠り所にしたいのは、
普段からその会社の新書はわりと
買ってるなあ、読んでるなあ、
という場合は、そこの編集部に
あなたと価値観の合う編集者が
きっといます。

自分の価値観や感性にあった
編集者さえ見つかれば、
持ち込みにいっても、
話が全然ちがいます。
その時の持参企画はだめでも、
じゃあ、こんなのは?と
話がどんどん広まります。

新書の編集者は常に
新しいアイデアや新しい作者を
探しているのですから。

それに新人賞を応募してないのも
新書の特徴で、つまりは持ち込みが
歓迎されやすいということです。


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