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読書・映画・ドラマ・YouTube~作品ガイドと感想

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2024年8月の記事一覧

【読書】『頭がいい人のChatGPT&Copilotの使い方』

【読書】『頭がいい人のChatGPT&Copilotの使い方』

『頭がいい人のChatGPT&Copilotの使い方』は、AIツールを効果的に活用するための実践的なガイドです。この本は、特にビジネスや日常生活でのAIの応用に焦点を当てており、読者がAIを最大限に活用する方法を学ぶことができます。

プロットとキャラクター開発

この本は、物語形式ではなく、実用的なガイドブックとして構成されています。したがって、キャラクター開発はありませんが、著者は具体的な事例

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あだち充の「陽当たり良好」漫画のブックレヴュー

あだち充の「陽当たり良好」漫画のブックレヴュー

あだち充の「陽当たり良好」は、高校生活と下宿生活を描いた青春ラブコメディです。この作品は、少女漫画雑誌「少女コミック」で連載され、多くの読者に愛されました。

物語は、明るく元気な女子高生かすみが主人公で、彼女が下宿する家には四人の男子高校生も住んでいます。かすみは一途にBFの克彦を思いながらも、調子のいい下宿人・高杉勇作に次第に心惹かれていきます。

あだち充の作品は、独特の世界観とキャラクター

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辻村美月『東京會舘とわたし』レビュー

辻村美月『東京會舘とわたし』レビュー

『東京會舘とわたし』レビュー

プロット
『東京會舘とわたし』は、東京會舘という実在の建物を舞台に、異なる時代を生きた人々の物語を紡いでいます。物語は大正時代から現代までの長い歴史を背景に、震災や戦争、オリンピックなどの大きな出来事を通じて、東京會舘に関わる人々の人生を描いています。各章は独立した短編のように構成されており、それぞれのエピソードが一つの大きな物語を形成しています。

キャラクター開

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中田英寿✖️稲葉浩志対談 en-gine

中田英寿✖️稲葉浩志対談 en-gine

稲葉浩志さんと中田英寿さんの対談は、YouTubeで視聴できます。特に注目されているのは、稲葉浩志さんの公式ウェブサイト「en-zine」のスペシャルコンテンツとして公開された対談です。この対談では、元サッカー日本代表で現在は実業家としても活躍する中田英寿さんがゲストとして登場し、約70分にわたって様々なトピックについて語り合っています。

(1) 中田英寿 × 稲葉浩志 / en-zine 対談

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【読書】ヘルマン・ヘッセの「車輪の下」

【読書】ヘルマン・ヘッセの「車輪の下」

ヘルマン・ヘッセの「車輪の下」

ヘルマン・ヘッセの「車輪の下」は、1906年に発表された感受性豊かな少年ハンス・ギーベンラートの物語です。

この作品は、教育システムの厳しさと個人の精神性との間の葛藤を描いており、ヘッセ自身の経験に基づいています。ハンスは、周囲の期待に応えようとするが、神学校の詰込み主義の教育に疲弊し、最終的には悲劇的な結末を迎えます。

この物語は、教育が個人の精神に与える影

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これからの金融がわかる本。ブックレヴュー

これからの金融がわかる本。ブックレヴュー

金融の世界は、常に進化し続ける複雑なシステムです。『これからの金融がわかる本』は、金融の基本から最新の動向までを解説した一冊で、金融に関する知識を深めたい方にとって貴重なリソースとなります。この本は、柳川範之教授とその研究室のメンバーによって編纂され、金融商品の変化、資産流動化の動き、仲介者の変貌という三つの部分に分けて、金融の現状と将来について平易な言葉で説明しています。

第一部では、金融商品

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ハードボイルドの金字塔 大藪春彦の「蘇る金狼」ブック&シネマレヴュー

ハードボイルドの金字塔 大藪春彦の「蘇る金狼」ブック&シネマレヴュー

大藪春彦の「蘇る金狼」ブックレヴュー

大藪春彦の「蘇る金狼」は、日本のハードボイルド文学の金字塔とも言える作品です。1964年に書かれ、1979年には松田優作主演で映画化されたこの小説は、時代を超えて多くの読者に愛され続けています。

物語の主人公、朝倉哲也は表面上は平凡なサラリーマンですが、その裏の顔は冷酷で計算高いアサシン。彼の野望は、巨大な資本を掌握すること。この物語は、東京オリンピック直

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【現代詩】読書📖をする女子学生

【現代詩】読書📖をする女子学生

本のページをめくる音、
静かな図書館の中で響く。
四人の女子学生、
横一列に並んで座る。

彼女たちの目は、
それぞれの物語に夢中。
一人はミステリー、
一人はロマンス、
一人は歴史、
そしてもう一人は詩集。

ページの中に広がる世界、
現実を忘れさせる魔法。
言葉の海に溺れながら、
彼女たちは時を忘れる。

本の香り、
紙の感触、
それは心の安らぎ。
彼女たちの笑顔が、
その証。

窓から差し込

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【読書】やまもとりゅうけん氏「金持ちフリーランスと貧乏サラリーマン」

【読書】やまもとりゅうけん氏「金持ちフリーランスと貧乏サラリーマン」

金持ちフリーランスと貧乏サラリーマンの感想文

「金持ちフリーランスと貧乏サラリーマン」という本は、現代社会における労働と富の分配について鋭い洞察を提供しています。この本は、資本主義の下での富の蓄積と分配のメカニズムを解き明かし、フリーランスとしての生き方がいかに自由で、可能性に満ちているかを示しています。一方で、サラリーマンとしての生活がいかに安定しているように見えても、実際には多くの制約とリス

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【読書】800年以上前の無常の随筆(エッセイ)〜鴨長明の「方丈記」

【読書】800年以上前の無常の随筆(エッセイ)〜鴨長明の「方丈記」

鴨長明の「方丈記」について

皆さん、こんにちは!今日は、鴨長明の「方丈記」について、ちょっとユニークな視点でお話ししましょう。鴨長明が1212年に書いたこの古典は、日本の三大随筆の一つとされています。しかし、800年以上前の作品を今読むと、なんとも言えないユーモアが感じられるんですよ。

まず、鴨長明は「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず」と始まるこの作品で、無常観を表現しています

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【トーマス氏ド正論】男が女に奢るべき理由〜男の敵は男だぞ!!頭に入れとけ!!

【トーマス氏ド正論】男が女に奢るべき理由〜男の敵は男だぞ!!頭に入れとけ!!

男性がデートで食事代を支払うことのメリット

デートの際、男性が食事代を支払うことは、多くの文化で長い間一般的な慣習でした。しかし、現代社会では、この慣習に対する意見はさまざまです。

一部の人々は、男性が食事代を支払うことによって、ジェンダーの平等に反すると考えています。

他方で、この慣習を維持することにはいくつかのメリットがあると主張する人々もいます。

まず、男性が食事代を支払うことは、伝

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書籍レビュー: 変な家2 ~11の間取り図~(雨穴)

書籍レビュー: 変な家2 ~11の間取り図~(雨穴)

書籍レビュー: 変な家2 ~11の間取り図~(雨穴)

プロット
『変な家2 ~11の間取り図~』は、11の奇妙な間取り図をテーマにした短編ミステリー小説です。各エピソードは一見独立しているように見えますが、最終的にはすべてがつながり、一つの大きな謎が解き明かされます。この構造が読者を引き込む要素となっており、最後まで飽きさせません。

キャラクター開発
キャラクターの描写は詳細で、特に主人公のフ

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【作家志願者へ】『ミステリーの書き方』

【作家志願者へ】『ミステリーの書き方』

書籍レビュー: 『ミステリーの書き方』

プロット:
『ミステリーの書き方』は、読者を引き込む巧妙なプロットを提供します。物語は、予測不可能な展開と緻密な伏線が特徴で、最後まで読者を飽きさせません。特に、クライマックスに向けての緊張感の高まりが見事です。

キャラクター開発:
キャラクターは非常に立体的で、各々の背景や動機が丁寧に描かれています。主人公の探偵はもちろん、脇役たちも魅力的で、物語に深

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大塚愛の「さくらんぼ🍒 」はなぜ今も愛されているのか?

大塚愛の「さくらんぼ」はなぜ今も愛されているのか?

大塚愛の「さくらんぼ」がリリースされてから20年近くが経過しましたが、この曲は今でも多くの人々に愛され続けています。その理由は何でしょうか。この曲が持つ普遍的な魅力と、時代を超えた影響力について探ってみましょう。

「さくらんぼ」は2003年にリリースされ、大塚愛のキャリアを象徴するヒット曲となりました。この曲は、そのキャッチーなメロディと元気
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