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秦氏のバックアップを受けた桓武天皇⑨  ~平安京とヘブライ~

フィクサー(黒幕)秦氏の続きです。
今回は平安京をつくった桓武天皇をヘブライ説から読み解きます。

桓武天皇の生母・高野新笠(たかのにいがさ)は朝鮮半島の百済王族出身。奈良時代、百済滅亡後、数万人の百済人が日本に亡命。天智天皇は、亡命してきた百済人をあたたかく迎えます。百済国内では通訳なしに日本語で会話できたと言われ、百済と日本と親密な間柄でした。
桓武天皇も即位後、「百済王等は朕が外戚なり」と発言しています。


Ⅰ 桓武天皇の母方はヘブライ系秦氏?

桓武天皇の生母の家系は(朝鮮半島の)秦氏系の土師(はじ)氏
諸説ありますが、土師氏はヘブライの「ガド族」である秦氏の別称
(※秦氏は、「秦」滅亡後、日本に渡来した人々をさしますが、ほかに中近東の「ヘブライ系民族」も意味します。)

土師(はじ)は、波斯(はし)であり、ペルシャ(現イラン)をさします。
ヘブライ語で大工という職業は「ハラシ」と発音し、それがなまって、
ハシ(土師)になったとされます。
イエス・キリストの父・ヨセフも大工で、息子のキリストも大工。

「石大工」から始まった秘密結社のフリーメーソンは、紀元前のエジプトやヘブライにルーツがあると言われます。

フリーメーソンは貴族によるお抱え大工。
中世ヨーロッパでは、石畳の道路や築城など、「石大工」の腕前への依存度が高かったため、王族などの貴族階級に重宝され、(石工らは)税金・生活費を免除されます。
石大工であるフリーメーソンは庶民でありながら、一種の特権階級でした。しかし権力者のそばに仕えたため、政治に介入し権力を欲するように・・。

アメリカ初代大統領・ジョージ・ワシントンは熱心なフリーメーソン。
有力な市民でもあった多くのフリーメイソンがアメリカ独立革命に参加し、アメリカ独立に主要な役割を果たしました。

現在、アメリカのバイデン大統領は第46代目。これまで46人の大統領がいましたが、そのうち、15人のアメリカ大統領がフリーメーソン出身
都市づくりにおいて石大工が重宝され、王権に影響力を持っていく過程は、日本も海外も似ている感じがします。
(※余談ですが、日本の高須クリニックの高須院長はフリーメイソン幹部)


Ⅱ 土師氏の祖先・野見宿禰は相撲の始祖

話は戻りますが、桓武帝の母方である土師氏の祖先は野見宿禰(のみのすくね)。野見宿禰は大工をルーツを持つ人物。
野見宿禰から、建築や古墳づくりに使う大工道具のノミが生まれます
ノミの工具は、建築物や古墳をつくる際、木や石を削るための必須の道具。
相撲の始祖も野見宿禰なので、かなりの力持ちだったのかもしれません。

以前、元貴乃花親方の花田光司氏が、テレビで「相撲の起源がヘブライ」と発言。相撲は日本の宗教である神道と密接なつながりがあるため、波紋が広がりました。親方いわく、相撲はヘブライ語の「シュモー」が起源
掛け声の「ハッケヨイ」はヘブライ語で「やっつける」。
「のこった」は「(お前を)やっつける」の意味。

相撲の始祖・野見宿禰から誕生した土師氏は、古墳の造営や葬式の儀式を司ります。土師氏は、古墳に埋葬する埴輪(はにわ)も作りました。
桓武天皇の母方は土師氏であり『秦氏』系ですが、桓武帝はまるで自らの出自を隠すように、朝廷から「土師」氏の名前を消していきました。


Ⅲ 秦氏に太秦(姓)を与えた朝廷

桓武天皇は794年、京都に平安京を造営。それを財政面と技術面でバックアップしたのが秦氏。秦氏らは、暴れ川・桂川を治水し、ダムや農業用水としても利用。優れた土木技術を持ち、寺社や都市を建築しました。

桓武天皇が京都を都(みやこ)に選んだ理由の一つに、(桓武天皇の)母方の秦氏などの渡来人が多く住んでいたからと言われています。

その後、秦氏は朝廷から太秦の姓を賜り、それは秦氏の本拠地・太秦の地名の由来となります。太秦には時代劇で有名な東映太秦村がありますが、今から約1200年前、桂川ぞいは秦氏が勢力を伸ばしていたエリア。
秦氏は太秦に氏寺である広隆寺を建設しました。
秦氏の本拠地・太秦には、3つの由来があります。

〈太秦(うずまさ)由来の3つの説〉

①秦氏が、うず高く積まれた絹織物を朝廷に献上したので、朝廷が喜び、「太秦」という姓を与えた。

ヘブライ語の「ウズ」(光)「マサ」(賜物)を由来とし、
太秦は『光の賜りもの』を意味する

③ウズマサとはヘブライ語で「ウツァ・モリッ・マシャ」という説もある。
これは自らの命を捧げて「処刑された救い主」。
すなわち、イエス・キリストを意味する言葉


太秦の広隆寺(秦氏の氏寺)の隣に大酒(大避)神社があり、
そのご祭神の一人は、ヘブライの王・ダビデ。
キリストはダビデ・ソロモン親子の直系で、王位継承権を持つユダ族出身。

※ユダ族のシンボルは獅子(ライオン)。
諸説あるが、神武天皇もユダ族出身。
日本の神社の狛犬は、ユダ族の獅子がルーツとも。

桓武天皇は母方が渡来系のこともあり、たくさんの渡来人を登用しました。
桓武天皇の27人の后妃のうち、渡来系豪族出身の妃は「百済王氏が3人、坂上氏が2人、百済氏が1人」と、全部で6人の渡来系の妃を娶っています。また秦氏は桓武天皇を全面的に支援し、事務能力に秀でた多くの秦氏が平安京で使え、王都の発展に尽くしました。

京都の太秦にある(秦氏の氏寺)広隆寺


Ⅳ 平安京とヘブライ

奇しくも、聖地エルサレムはヘブライ語で「平安なる町」をさし、(秦氏系)土師氏を母方に持つ桓武天皇が、京都でつくったのも「平安京」
ヘブライ王国滅亡後、ヘブライ民族が願い続けた『平安なる都』は、京都で秦氏を中心として作り上げた『平安京』として実現。

平安京は秦氏の新天地でした。それからずっと平安京(京都)は日本の首都となり、それは1969年、明治天皇が東京に遷都するまで続きます。

ぞして平安京造営から約10年後の790年。秦氏系(土師氏)を母方に持つ桓武天皇は、まるで自らの出自を隠すかのように、土師氏に別の姓(名前)を与え、朝廷から土師氏の影を消していきます。

次回、土師氏はどんな姓(名前)に変わったのか?そこから出現した平安期の有名人物とその活躍編。秦氏の栄華とフィクサーへの道のりを綴ります。
長くなったので続きますね。




《参考文献》


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