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【後編】朝に飲む美容液!「朝ごまトマトジュース」でダイエット&便秘改善!

朝に飲む美容液「朝ごまトマトジュース」。
後編は、ダイエット効果と便秘効果についてお伝えしますね。(前編はこちらをご覧ください。)

朝食30分前にすると、ダイエット効果も!


美肌やエイジングケアに嬉しいリコピンは、「朝に最も吸収が良い」と前編でお伝えしました。私ももちろん朝ごはんの前に飲んでいますが、「朝食30分前」にすると、さらにダイエット効果まで期待できます。というのが京都女子大学の研究で、トマトジュースを朝食30分前に飲むと、朝食も昼食も食後血糖値が抑えられることがわかりました。つまり朝食も昼食も、「食べても太りにくい」ということです。
(※血糖値について知りたい方は、コラム最後をご覧ください。)

論文や記事をいろいろと読んでいると、トマトジュースが血糖値の急上昇を抑えるのは、「10分前」でも「20分前」でもなく、「30分前」に最も効果があったそう。人の体って、おもしろいですよね。時間を少しずらすだけでダイエット効果まで期待できちゃうなら、これはやらなきゃもったいない!

私もなるべく「朝食30分前」に飲んでいます!

実は、朝ごまトマトジュースのダイエット効果をお伝えするようになったきっかけは、美容雑誌の編集部の方から「朝ごまトマトジュースを半年続けたらノーファンデになったんですけど、気づけば体重まで落ちていました!」と言われたひとこと。急いで調べたところ、リコピンの血糖値改善効果や上記の研究に辿り着き、深く納得したのでした。

お通じにも嬉しい!

さらに朝ごまトマトジュースは、便秘の方にもおすすめです。トマトジュースには2種類の食物繊維

・不溶性食物繊維 →便のかさ増しになる
・水溶性食物繊維 →腸内細菌のエサになる

が含まれています。このうち水溶性食物繊維は、「」に摂ると、便秘が改善されることがわかっています。

朝ごまトマトジュースは、便秘になりがちな女性に向けて、黒ごまとのダブル効果を目指しました。実のところ私は学生時代、薬に頼るほどの便秘でしたが、朝ごまトマトジュースを続けてからは毎朝スッキリ!心も体も軽く一日をスタートしていますよ。

毎日の排便は、腸の健康を見るバロメータ!


「こうじゃなきゃ!」と頑張りすぎない!

朝ごまトマトジュースは美と健康の大きな味方になってくれるので、本当におすすめ。ですが、気が進まない日だってありますよね。

インナービューティーは「続けてこそ」、その効果を期待できるものです。そのためには、頑張りすぎないこと。私もスケジュール的に厳しいときは、「まあいっか」とお休みにしています。

基準を持つことは大切ですが、それに縛られないことも大切。基準から少し遊びの範囲を作って、縛りすぎず、緩めすぎず、無理なく続けられるといいですね。


また手軽で美味しいことも、重要なポイント。どんなに美と健康によくても、コストや手間がかかったり美味しくないと、続けるのはつらいですよね。朝ごまトマトジュースは、混ぜるだけの手間要らず。さらに娘が3歳のときから「おかわり!」というほどですから、自信を持っておすすめできます。

手軽でおいしい!だから続けられる!


とはいえ朝ごまトマトジュースで変化を感じてくると、継続はストレスどころか、嬉しくてやめられなくなっちゃいますよ!私自身、年齢を重ねるほどに実感しています。私は今年で50歳になりますが、気になるしみ、しわはありません。

また、朝ごまトマトジュースを始めた人たちからの嬉しいお声も励みになります。「肌が元気になった!」「コンシーラーを使わなくなった!」「体が軽い!」など喜びのお声をいただくことで、「やっぱりすごい!」と惚れ直しています。(※個人の感想です)


朝ごまトマトジュースは、今日飲んでも明日は何も変わりません。人間の体は、三ヶ月単位で生まれ変わると言われています。まずは三ヶ月、続けて下さいね。


**プチ美容講座 血糖値と肥満、ダイエットの関係**

糖質は大切な栄養素。上手に付き合おう!

・血糖値ってなに?

血液中に含まれているブドウ糖の濃度を「血糖値」と言います。炭水化物など糖質を摂ると、体内でブドウ糖に分解されて血液中に取り込まれるので、血糖値が上がります。すると膵臓から「インスリン」というホルモンが出てきて、ブドウ糖を取り込むよう肝臓や筋肉などに働きかけます。その結果、ブドウ糖はエネルギーとして利用・貯蔵され、血糖値は食事前の値に戻ります。

・血糖値の急上昇は太りやすい!

血糖値が急上昇すると、それを下げようとインスリンが大量に分泌されます。インスリンは、使いきれなかったブドウ糖を「中性脂肪」として蓄える働きもあるため、どんどん脂肪が貯まることになります。また血糖値の急上昇は、急降下も招いてしまいます。私たちの食欲は血糖値とも関係していて、血液中からブドウ糖が少なくなることで食欲を感じます。血糖値が急降下すると、脳は「糖を摂らなきゃ!」と思ってしまうため、食欲が増進してしまうのです。

・血糖値コントロールでダイエット!

糖質は必要な栄養素ですが、上手に付き合うことが大切です。太りにくいのは、血糖値の上昇が緩やかな食事。「糖質を摂りすぎない」「食物繊維の多い野菜から食べ始める」など方法はありますが、トマトジュースもその一つ。また朝食で血糖値の上昇を抑えておくと、昼食後の血糖値も抑えることができ、これをセカンドミール効果といいます。

※セカンドミール効果:最初の食事(ファーストミール)が、次の食事(セカンドミール)の食後血糖値に影響すること

【参考文献】

1) Yuuki Saito, Ayasa Nitta, Saeko Imai, Shizuo Kajiyama, Takashi Miyawaki, Neiko Ozasa, Shintaro Kajiyama, Yoshitaka Hashimoto, Michiaki Fukui(2020)Tomato juice preload has a significant impact on postprandial glucose concentration in healthy women: A randomized cross-over trial. Asia Pacific Journal of Clinical Nutrition. 29(3) p.491-497
2)Nobuko YOSHIMOTO, Yuko YOSHIKAWA, Hisae YOSHIDA, Hiroyuki SUGANUMA,Masataka YAMANE, Takahiro INAKUMA, Keiko NAITO, and Koutarou NAITO (2007)Type 2 Diabetes Health Care : Effect of Lycopene on Blood Sugar Level,Journal of Nagoya Bunri University.7.p.1-7
3)日本食品標準成分表2020年版(八訂)
4)Hyeon-Ki Kim,Hanako Chijiki,Takuya Nanba,Mamiho Ozaki,Hiroyuki Sasaki,Masaki Takahashi,Shigenobu Shibata( 2020) Ingestion of Helianthus tuberosus at Breakfast Rather Than at Dinner Is More Effective for Suppressing Glucose Levels and Improving the Intestinal Microbiota in Older Adults.Nutrients
..12(10):3035.
5) D J Jenkins, T M Wolever, R H Taylor, C Griffiths, K Krzeminska, J A Lawrie, C M Bennett, D V Goff, D L Sarson, S R Bloom (1982)Slow release dietary carbohydrate improves second meal tolerance,Am J Clin Nutri 35(6)p.1339-46



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