株式会社ジェック公式情報発信局

経営のビジネスドライバーは「人財」と捉え、人の行動変容をお手伝いしている会社です。 ご支援する中でノウハウなどを発信していきます。

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最近の記事

「なぜその研修を実施する必要があるのか?」

例えば、リーダー昇格者にリーダー研修の打診をした際、上記のように聞かれたらどのように答えますか?  「そう決まっているから」では、受講する側も「じゃあとりあえず受けさえすればいいんだな」となります。自社に必要な人材を効果的・効率的に育てるための教育体系について考えてみましょう。 よくある社員研修の成果がでない原因 【1】研修内容が現場の実情に合っていない ➤原因 研修が理論的すぎる、もしくは現場の具体的な課題に対して直接的な解決策を提示していない場合、研修で学んだ内容が実

    • 創造的な会議にするための上司の心得

      創造性を発揮させる重要な場として「会議」があります。 貴重な時間を使って皆が集まって知恵を出す絶好の機会です。つまり、創造性を発揮するチャンスなのです。 しかし、多くの企業で聞こえてくるのは、「ムダな会議が多い」「会議が多すぎて、他の仕事を圧迫している」です。皆さんのところではいかがでしょうか? 多くの人がムダと感じる会議とは 会議が活性化しているとメンバーは「次の会議で、この課題について皆からアドバイスをもらおう!」と楽しみにして参加します。しかし、前述のように、会議を

      • 今の時代、「中堅社員」では足りない?

        中堅社員は自分が率先して業績を上げ、チームの目標達成に貢献しようとします。また後輩の面倒も見るなど、人材育成も進んで行います。マネジャーから見ると頼もしい存在です。 しかし、今は中堅社員に留まっていては会社の期待に応えられず、責任を果たしているとはいえないかもしれません。 組織力を高めるキーパーソン「中核社員」が求められている なぜ、中堅社員では足りないのかというと、それは、中堅社員が「自分が業績を出す」「自分が後輩の面倒をみる」といった、「個人」としての行動に留まってい

        • 新入社員の8月

          新入社員も入社後4ヵ月が過ぎ、職場や仕事に慣れてきたかと思います。そんな8月、夏季休暇を取った後、休み明けに退職を申し出るケースが多くなると言われています。この時期にあらためて気を付けたい点について考えてみましょう。 辞めようと思うきっかけは「今のままでいいのだろうか」の不安 入社から一生懸命がんばってきた新人の皆さんは初めての夏季休暇。久しぶりに学生時代の友人と会って、活躍している友人の話や楽しそうな職場環境の話を聞くと、自分と比較してしまい、焦りや不満を感じることも多

        マガジン

        • 入社10年目社員の疑問日記
          4本
        • ジェックメルマガ
          5本
        • ウマネジメント ~新任リーダーが乗馬を始めたら
          4本
        • オンライン商談
          3本

        記事

          権限委譲(エンパワーメント)でメンバーの能力を引き出す

          成果をあげているリーダーは、思い切ってメンバーに権限委譲(エンパワーメント)をしています。権限を与えられたメンバーは、はじめのうちは大変かもしれません。しかし、失敗したりうまくいったりを繰り返して段々と成長し、いつの間にかリーダーがやっていた仕事をこなせるようになります。 権限委譲の目的 権限委譲の目的は「部下の能力を引き出して育成すること」です。 一定の権限を上司から部下へ委譲し、将来のリーダーや幹部候補の育成につなげます。 権限委譲することで、任されたメンバーは、  

          権限委譲(エンパワーメント)でメンバーの能力を引き出す

          「シェアドリーダーシップ」を考える

          変化の激しいビジネス環境や働き方の多様化、DXやAIの台頭等、従来のリーダーシップでは対応しきれない状況が増えつつあります。また、一人ひとりにより主体性が求められる今、注目されている「シェアドリーダーシップ」について考えてみます。 シェアドリーダーシップとは シェアドリーダーシップとは、チームメンバーそれぞれが得意な領域でリーダーシップを発揮し、リーダーの役割を共有している組織の状態を示す言葉です。 メンバーはリーダーシップを発揮すると同時に、他者のリーダーシップに対して

          「シェアドリーダーシップ」を考える

          「電話が苦手です」をどのように対応していますか?

          電話が苦手という新入社員の方は多いと思います。メールやSNSの利用が多く、電話で話すことに慣れていないというのが主な理由とされています。「電話が苦手」を克服するためには、慣れること・そのためのスキルの習得とマインドセットが必要です。 電話がこわい理由 電話を使うことに慣れていないだけであれば、慣れることが第一です。慣れるためには実際に電話をかける/電話を受ける回数を増やす必要があります。しかし、電話で話すこと自体に「こわさ」を感じてしまうため、行動を躊躇する傾向があります

          「電話が苦手です」をどのように対応していますか?

          新人とともに成長する「OJTリーダー」

          新人の離職防止が多くの企業の課題となっている今、現場での新人育成の担当者であるOJTリーダーは、新人と会社をつなぐ存在として活躍が期待されています。そしてOJTリーダーにとっても、その役割を果たす(新人との関わり方、計画の立て方、新人の心理を理解しながらの指導などを経験する)ことで、間違いなく、自分自身の成長へとつながります。 うまくいかないOJTリーダーの傾向 現場での育成指導の担当といっても、事前に知識を習得し研修を受けて臨むこともあれば、上司からいきなり任命された、

          新人とともに成長する「OJTリーダー」

          一年前と比べて自分の成長度は?

          入社から一年が経ち、周囲から見れば明らかに成長している新人の方に、「この一年で何ができるようになりましたか?」と質問すると、「いろいろと知識や経験は積んだけれど、成長したかというと…わからない。あまり変わっていないかも…」という答えが返ってくることが少なくありません。 皆さんのところでも、同じような反応の新人の方がいらっしゃるのではないでしょうか。 なぜ自分の成長に自信が持てないのか そもそも、何をもって「成長した」というのでしょう。 自分自身の成長を認識するためには、「

          一年前と比べて自分の成長度は?

          組織開発のために組織診断を活用する

          組織の状況を知るための意識調査(組織診断)は1960年代から実施されていたようです。人的問題を早期発見、解消するために使われることが多かったのですが、最近は「組織を望ましい状態に変えていく」組織開発のために導入する企業も多いと言えます。しかし、「診断を実施したものの、あまり変わりはない」という声もお聞きします。組織開発のための診断について考えます。 組織診断のメリット 組織診断を実施することのメリットは次のような点にあります。 ●組織の状態が数値で可視化されるため、客観的

          組織開発のために組織診断を活用する

          ミス行動を防止するための改善策とは

          ミス、特にケアレスミスをゼロにするのは難しいというお悩みをよくお聞きします。ケアレスミスは、「いつもはできているのに」や「どうしてその間違いに気づかなかったのか」など、慣れた仕事の中で起こることが多いようです。対策を打っても改善が見られないときには、「行動」ではなく「そもそもの考え方」に着目する必要があります。 脳の錯覚がミスを起こす? ミスの原因には、「なぜ、それに気が付かなかったのか」「なぜ、それが見えなかったのか」と不思議に思えるものがあります。認知心理学の知見によ

          ミス行動を防止するための改善策とは

          行動を変え、継続させるにはどうすればいいのか

          「こうしよう」「やってみよう」とその時は決意してもなかなか続かない、そんな経験はありませんか。 どうしたら学んだこと(新たな行動)を継続することができるのでしょうか。続ける必然が切羽詰まっていれば、意志の力で続けることはできますが、そうでない場合はなかなか難しいのが実態です。 今回は「継続」について考えます。 続かない3つの原因と対策 行動を変えるとき、変えた行動を継続させるとき、なかなかうまくいかないことは多くの方が経験していることと思います。今回は、その原因と対策をま

          行動を変え、継続させるにはどうすればいいのか

          組織文化を考える

          組織の特徴を表現する言葉は、社風、企業文化、組織風土、組織文化などいろいろあります。 言葉が違いますので、意味合いは少しずつ異なりますが、組織には、そこに所属する多くの人が共有している価値観、行動様式が存在します。その価値観や行動様式は、ビジョン実現・業績・パフォーマンスなど、組織活動に影響を与えます。 どちらの「当たり前」が、より成果を上げられるか 例えば、あなたが営業担当だとします。あなたが苦労して入手した市場やお客様に関わる情報(営業活動において貴重なもの)は、「自

          さらに求められる「主体性がある人材」

          変化の激しい時代に企業が生き残っていくためには、柔軟で自由な発想を持ち、自分から意見を発信できる主体的な人材が必要不可欠です。また、働き方の変化においても、テレワークやリモートワークなど周囲の目がない環境で仕事をするためには、自分を律して前向きに取り組む主体性がなければ、結果を残すことが難しいと言えます。今回はこの「主体性」について考えてみましょう。 主体性があるとは 主体性とは「自分の意志・判断で行動しようとする態度(デジタル大辞泉)」です。ビジネスシーンでは、言われる

          さらに求められる「主体性がある人材」

          新人の「将来への不安」は「成長実感の無さ」による

          入社して半年が経ち、仕事や環境に慣れてくると、新人の皆さんは、「このままでよいのか」「他と比べて自分は大丈夫か」などの不安が生まれやすくなります。これは成長の過程で多くの新人が経験することです。そして、この時の新人に対しての先輩や上司の対応こそ重要と言えます。新人の育成や離職防止について、さまざまな観点で多くの情報がでています。今回は、新人が会社に対して求める重要なキーワード『成長』に着目して考えてみましょう。 辞めていく理由「成長できない」「期待が持てない」 2023年

          新人の「将来への不安」は「成長実感の無さ」による

          組織の動脈硬化が起こっていませんか?

          ジェックの新入社員研修では、組織について「共通目標達成のために有機的活動を行う人間の集団である」と定義づけています。有機的活動とは、「各々に役割があり、協力し合い、カバーし合うといった一匹の生き物(有機体)が行っている活動」です。状況によって、私たちが不調になるように組織にも不具合が発生します。自然治癒する場合もありますが、放っておくと存続の危機に繋がる場合もあります。夏の健康診断として、自組織について考えてみましょう。 組織の動脈硬化とは 動脈硬化とは血管が硬くなり弾力

          組織の動脈硬化が起こっていませんか?