「電話が苦手です」をどのように対応していますか?
電話が苦手という新入社員の方は多いと思います。メールやSNSの利用が多く、電話で話すことに慣れていないというのが主な理由とされています。「電話が苦手」を克服するためには、慣れること・そのためのスキルの習得とマインドセットが必要です。
電話がこわい理由
電話を使うことに慣れていないだけであれば、慣れることが第一です。慣れるためには実際に電話をかける/電話を受ける回数を増やす必要があります。しかし、電話で話すこと自体に「こわさ」を感じてしまうため、行動を躊躇する傾向があります。そうなると、いつまでたっても慣れることができません。こわいと感じる原因をまとめました。
➤「一度しか聞けない」
電話は音声だけのコミュニケーションです。そのときにしか聞けませんし、言った言葉を取り消せません。そのため、誤解を生む可能性もあります。
メールなど文字でのやりとりに慣れていると、よけいに不安や緊張を感じて、苦手意識を持つのでしょう。
➤「相手の感情が見えない」
対面であれば相手の顔を見て「声は怖いが怒っていない」と判断できますが、電話では判断が困難です。相手の出方を必要以上に気にしてしまうと、不用意なことを言ったり、電話での会話が不自然になったり、結果相手に不信感を抱かせることにもなりかねません。それが重なると苦手意識が定着してしまいます。
➤「準備ができない」
電話を受ける場合、自分がやっていた仕事を中断して電話に出ます。プライベートであれば、急にかかってくる電話は、迷惑だと思う方も多いのではないでしょうか。しかしビジネスの現場では日常であり、臨機応変な対応を迫られます。そのプレッシャーがストレスになることがあります。
➤「周囲の視線(評価)が気になる」
自分の電話対応を周囲に聞かれている・見られている、という状況は、電話に苦手意識があると、とても大きなストレスになります。「電話対応がうまくできないと思われていないだろうか」と緊張/委縮してしまいます。
電話に慣れるために必要なこと
電話は慣れればこわくなくなります。慣れること=経験することで自信がつくからです。
電話に慣れた諸先輩方も、新人の参考となるように、初心に返って見直す機会としてはいかがでしょうか。