和泉葛城

本とかノートとか手帳とかカードとか、紙で出来たものがとにかく好きです。

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最近の記事

八王子古本まつりに行ってきた話

 先日友人から、宇宙の首都八王子にて、八王子古本まつりなるイベントが開催されるとの話を聞いた。行くしかない。というわけで今回は参加レポというのは大げさかもしれないが、そんな感じのものである。  八王子古本まつりの会場には、八王子駅から放射状に延びている通りのうち一つがあてられている。この通りに、古書店が出店するわけだ。前々回の神保町のブックフェスティバルでは飲食関係の出店が目立つと書いたが、こちらでは古着や雑貨などのフリーマーケット的な出店もあった。こちらが目当てという人も

    • 次に読む本を決める話

       本を読み終えたあとにやることは、次にどの本を読むのかを決める事だろう。プロセスに違いはあるだろうが、やっている事にそう大きな違いはないと思う。  さて、私は読む本をどう選んでいるだろうか。大抵の場合は、他の本を読んでいる時に思い浮かんだものを次に読む本にしている。次はあの本を読もうと思いつくときがあるのだ。その場合は、次に読む本はすぐに決まる。ただ、そうでない場合も当然ながらある。というか、次に読む本を決める際は、いつも迷っている。  読みたい本のリストを作ってそこから

      • 今週読んだ本の話 その④

         さて、今週読んだ本の話である。今週は以下の3冊だ。  ……相変わらずとりとめが無いラインナップである。ではそれぞれ見ていこう。  『禅の教室 坐禅でつかむ仏教の真髄』は、ある本がきっかけで仏教……というか東洋思想全般に興味を持つようになり手に取った本だ。そのきっかけとなった本がこれだ。  この本で禅が取り上げられており、そういえばずいぶん前に禅の本を買ったことを思い出し、読んだ。どちらの本も肩肘張った感じはなく、力を抜いて読むことが出来る。オススメだ。  次の『小説

        • 図書整理カードを自作する話 その②

           以前投稿した記事で、図書整理カードを自作すると書いた。大分時間が空いたが、考えていたものを形にしてみた。こんな感じだ。  サイズは京大式カードと同じB6である。情報カードは無地のものも市販されているので、それに印刷して使う事が出来る。では、実際に使ってみてどうか?  まず、スペースの使い方が洗練されていないと感じた。実際に書誌情報を書いていて、タイトル欄を持て余しているように感じてしまった。特にタイトルを書き込む欄は2行にわたっている。ここまでタイトルの長い本はそうそう

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        記事

          手帳とノートと使い道の話 その③

           先日、来年分の手帳を購入した。いささか気が早い気もするが、後回しにした結果売り切れてしまい、来年分の手帳を確保出来なかったとなるよりはマシであろう。購入したのは、ジブン手帳Bizとほぼ日手帳カズンの二種である。これらが来年使う手帳となる。  手帳がらみで言うと、挑戦というのは大げさだがやってみたい事がある。コモンプレイス手帳術をご存じだろうか。かなり簡単にまとめると、本やネット記事など、自分が気になった事を一字一句違わず書き留めるノート術のことである。今は自分が気になるあ

          手帳とノートと使い道の話 その③

          トラブルの話

           先日のことである。パソコンをスリープから復帰させたところ、ブルースクリーンをはいてしまった。  色々と試してみたが、自分の手にはおえない事がわかっただけだった。いじくり回してかえってパソコンを壊してしまったなんてことにはなりたくなかったので、定期メンテナンスに出した際に相談することにした。餅は餅屋である。  メンテナンスに出したパソコンは、学生時代に自作したものだ。夏休みにバイトして貯めた給料で買った自作キットを組み立てたもので、もう10年近く使っていた計算になる。長い

          トラブルの話

          手帳の季節の話

           今年も早いものでもう9月になろうとしている。そうなると盛り上がってくるものがある。手帳だ。私はジブン手帳Bizとほぼ日手帳カズンを使っている。ジブン手帳Bizはスケジュール管理、ほぼ日手帳カズンは日記が用途だ。  この組み合わせにたどり着くまでには紆余曲折があったことは言うまでもない。過去にはジブン手帳Daysにも2回ほど手をだしたことがあるのだが、2回とも使いこなせず放り出してしまった。ほぼ日手帳だって、最初はオリジナルを使用していたが、書ける紙面が少ないのが不満でカズ

          手帳の季節の話

          今週読んだ本の話 ③

           先日、『虚無への供物』を読了した。上巻下巻にわたるボリュームのある本を読んだのは、久しぶりかもしれない。  『虚無への供物』は三大奇書に数えられ、アンチ・ミステリーの傑作と評価されている作品である。内容も荒唐無稽で、殺人事件の真相を素人探偵が集まって既存の他作品を引用した推理で解決しようとしたり、殺人事件を発生前に解決しようとしたり、まあとにかくエキセントリックな展開の連続である。  肝心の推理の方も風変わりで、引用されている専門知識がとにかく多い。仏教、植物学、遺伝学

          今週読んだ本の話 ③

          COMITIA149で友人を手伝った話

           本日開催されたCOMITIA149に、友人のサークル『空理計画』の手伝いとして参加した。いわゆる参加レポである。いつもならばゲームマーケットに出店した『空理計画』を手伝う形だが、今回はCOMITIAである。  個人的な話をすると、COMITIAに参加するのは久しぶりである。以前は私もサークル参加していたが、今は文学フリマ一本に絞っている。COMITIAはオリジナルのイラストや漫画が中心で、私がやっていることとはずれているからだ。ただ、久しぶりにCOMITIAに行ってみたい

          COMITIA149で友人を手伝った話

          取っておくものと捨てるものの話

           蔵書の整理や掃除をしていると、しまい込んだものが色々と出てくる。その多くは存在を忘れてしまったものだ。それらは見てすぐにいらないと判断出来るものもあれば、これはまだ必要だろうと判断出来るものもある。しかし、中にはすぐに要不要を判断出来ないものもある。  そういった、要不要の判断がすぐに付きかねるものはどうするべきだろうか。不要とすぐに判断出来るものはまだ良い。捨ててしまうだけだからだ。だが、まだ使えるかもしれないと少しでも思えるものは、非常にやっかいである。捨てられなくな

          取っておくものと捨てるものの話

          自分が書いた文章の話

           今までこうやってnoteに記事を投稿してきた。つまり、文章を書いてきたわけだ。書いてきた文章の中には、noteには投稿しなかった、またはするつもりのない文章もある。当然、記事として投稿した文章よりも、投稿しなかった文章の方が多い。  そういった文章の中にも、見返して見るとこれはと思うものがあったりするのである。ただ、そうなるまでには時間がかかる。文章を書いた過去の自分と今日の自分は確かに別人だが、昨日と1週間前と1年前とでは、その別人度合いが違うからだ。『思考の整理学』だ

          自分が書いた文章の話

          印象に残っている本の話

           今私は蔵書を整理している。その作業を通して、いくつか興味深い本が出てきたので、今回はそれについて語ろうと思う。  まずは一冊目から。一冊目は『月刊ムー』だ。  このムーを購入したのは4年前の2020年で、Twitter(現X)で巻頭特集が話題になっていたので興味がでて購入したのだ。このムーが書店の店頭に並ぶ前に、ダイヤモンド・プリンセス号がニュースに取り上げれていた時期があった。当時はコロナ禍のど真ん中で、連日それに関連したニュースが取り上げられていたものだ。ダイヤモン

          印象に残っている本の話

          ネタ帳の話

           私は特別な理由がない限り、毎週土曜日にnoteに記事を投稿している。今は仕事のシフトが以前とは変わっているから、金曜から記事を作成することもある。  ただし内容は行き当たりばったりだ。何を書こうかすんなり決まる時もあるが、大体の場合は何を書こうかと悩む時間の方が長い。すんなり決まった時は、前日からある程度書いて土曜に記事を投稿という流れになるが、そうでないときは土曜になっても何を書こうか決まらず、結局テーマを絞り出す羽目になる。今こうやってnoteの記事を作成しているわけ

          ネタ帳の話

          手帳とノートと使い道の話 その②

           どうしても整理したいものがある。手帳とノートだ。以前に書いた記事でも書いたが、私は手帳やノートを使い切れないほど持っている。手帳やノートだけでなく、ルーズリーフ、レポート用紙なんかも未使用のものが山積みになっている。  使いかけのものも山積みになっている。最初の数ページを使ってそれっきり……というのがほとんどだ。大体が、使っていない期間が長すぎて存在を忘れてしまったものだ。そのくせ新しく使うためにノートを引っ張りだすなんてことをしている。悪循環だ。どうにかして、この悪循環

          手帳とノートと使い道の話 その②

          ため込んでいる話

           『本とかノートとか手帳とかカードとか、紙で出来たものがとにかく好きです。』クリエイターページに自己紹介として書いた文言だ。私はとにかく紙と紙を束ねたものが好きなのだ。本については今まで投稿してきた記事で語ってきたので、本稿ではノートについて語ることにしよう。  学校に通い始めてから使うようになったが、今も日常的にノートを使用している。大学生の頃は講義のノートを一部PCでとっていたりしたが、それも結局プリントアウトしてルーズリーフに貼り付けたりしていた。大昔のノートは捨てて

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          集めている話

           文庫本は新潮文庫を中心に買っている。他にも文庫本は買っているが、一番多いのは新潮文庫だ。特に理由はない。強いて言えば、はじめて手に取ったのが新潮文庫だったというところだろう。  さて、新潮文庫と言えば、カバーの葡萄マークだろう。昔はこれを集めて景品と交換することが出来た。私はこのキャンペーンでマグカップをもらった。このマグカップは今も愛用している。さて、このキャンペーンは2014年まで実施されていたが、現在はそれに類するキャンペーンは実際されていない。  そう、実施され

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