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取っておくものと捨てるものの話
蔵書の整理や掃除をしていると、しまい込んだものが色々と出てくる。その多くは存在を忘れてしまったものだ。それらは見てすぐにいらないと判断出来るものもあれば、これはまだ必要だろうと判断出来るものもある。しかし、中にはすぐに要不要を判断出来ないものもある。
そういった、要不要の判断がすぐに付きかねるものはどうするべきだろうか。不要とすぐに判断出来るものはまだ良い。捨ててしまうだけだからだ。だが、まだ使えるかもしれないと少しでも思えるものは、非常にやっかいである。捨てられなくなってしまうかもしれないからだ。
そういったやっかいな存在になりそうなものは、いくらでもある。人からもらったものがその最たるものだ。食べられるものならまだ良い。食べればなくなるし、賞味期限が切れていれば、たとえ心残りがあっても捨てる決心がつく。そうでないものは扱いに悩む。捨ててしまって良いものかと申し訳なくなってしまうからだ。
そういったものはどうするべきだろうか。もちろん、使った方が良いだろうとは思う。しかし、使っている自分をイメージ出来ないなら、申し訳なくても捨ててしまった方が良いだろうと思う。使っていないのに持っているだけでは、結局何にもならないからだ。
捨てた方が良いとはいったものの、実際に捨てられるかどうかは別問題である。こればかりはどうしようもない。くれた人への申し訳なさとか、まだなにかに使えるかもなんて感情が出てくるからだ。ただ、時間が経てば心境の変化であっさり捨てる決心がつくこともある。すぐに捨てる決心がつかなくても気にすることはない。まあそんな決心、滅多につかないのだが。
※イラストはPixAIで生成したものを使用しています。