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かおり
2024年6月28日 07:23
御免下さい、という声に主人公・花が玄関へ出ていくと。そこには、大きな男性が。立花誉と名乗る男性は、戦功持ちの少尉さんで、祝言をあげにこの小さな村へやって来たという。しかし、花の父が手紙を確認すると、新暦と旧暦を間違えていて、彼は予定よりも1ヶ月近く早く日付を間違えていた。とはいえ、来てしまったものは仕方ない。父の近くで、誰の祝言? と、さっき畑で採れた大根を抱えていた花が首を傾
2024年6月25日 07:11
なぜ、東大は男だらけなのか。そのタイトルを見て、「大学進学率そのものも男女比で言ったら、男性が多いんだし、そんなもんなんじゃないの?」と思わないだろうか。私は思った。「問題が無い、とは思わないものの、何でもかんでもジェンダー問題に紐付けられてもな」と。しかし、その実態は、驚くべきものだった。本書から見えてくるのは、“男性が”とか“女性が”とかではない、“ある条件を満たした男性し
2024年6月20日 07:15
火賀のその言葉を、現実として実感できないまま、彩は彼を見つめていた。「好きです」と口にすれば「俺も」と返ってくる。ふわふわした気持ちのまま帰ってきた彩は、一人になった自室で、先ほど別れたばかの火賀と電話をしていた。「会社ではどうします?」と2人の関係を公表するかどうかを問われた彩は、「特に周知の必要はない」と答えたが同期の倉木には自分が火賀のことを好きだと知られてると伝えるとと
2024年6月17日 07:26
これまでの感想はこちら。突然現れた、民俗学者を名乗る田中に首を切り落とされたヒカル。何とか元に戻ったものの、よしきが次に目を覚ました時には病院のベッドの上だった。――昔、達磨塚で見つかったという大量の頭蓋骨だけがない骨。“弱ってる”と指摘されたヒカル。“うぬきさん”という昔にあった隠語。そして、今は失われたと言われる“うぬきさん”の信仰。ヒカルの異変。忌堂家の罪。終業
2024年6月10日 07:22
これまでの感想はこちら。春から夏にさしかかる季節。ラグランジュ王国の王女アンリエットがラビア公国に嫁ぐ日がやってきた。しかし、ラビア公国はかねてからの治安問題を抱えていた。アンリエット王女のお相手であるリベルト公子が手をつくされているが、まだ根本的な解決には至っていない。そんな中での結婚式の為、ラグランジュ王国側から随行する近衛たちは、いつもより緊張を強いられ、またいざという時は
2024年6月6日 07:33
……ゴールデンウィークってあったっけ?あれ? もしかして私だけなかった?え? お前遊んでただろ? って?記憶にないんですけどー!!ってことで、実感のないまま終わってしまった5月に読んで特に面白かった3冊はこちらです。漫画『聖女の魔力は万能です』原作小説も読んでるんですけど。最初に見たのがアニメだったからか、コミカライズの方が楽しめました。そりゃね。基本的には原作の面白さ
2024年6月3日 07:12
これまでの感想はこちら。結婚が決まった、松子と今泉。と、同時に松子は企画部へ異動になり、同期の名取と組むことに。異動だったり、結婚だったり、色々あるけれど、順風満帆な松子。週末に同僚の白石と今泉と3人で飲むことになり、2人を自宅へ招くことに。そして、松子の家の棚いっぱいの日本酒に驚く白石。思い出のカップ酒が、リニューアルではなく無くなってしまうことに疑問を持った今泉に、松子は
2024年6月1日 20:33
美冶たちの通う叡報女学園が体育祭シーズンに突入!クラスメイトたちと特訓をしたり、学生生活を満喫していた。そんな中。最大戦力であるリル様が仕事の都合で体育祭に遅れてくることになり。と、美冶はあれよあれよとリーダーになってしまった。みんなの期待に応えたくて、1人、特訓を重ねる美冶。そんな美冶の身体を心配した、まりかとありさは彼女を無理矢理風呂に入れ、布団へと引きずり込んだ。し