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アセクシャルの私の恋愛観: セックスよりも一緒にケーキを食べよう
「それって、恋人じゃなくて、友達なんじゃないの?」
ふと、パートナーとの関係を話した時に言われた言葉が、頭の中でリフレインする。
「パートナーでなく、友達か…」
最近、友達と恋話をしていて、改めて自分の恋愛観やパートナー観が他人と違うことに気がついた。今日は、そんな自分の恋愛観やパートナー観について書いていけたらと思う。
はじめに: 私について私は現在、アブロロマンティック•アセクシャル
マイノリティへの同情は救いじゃない
「可哀想だから助けてあげよう」
「マイノリティはこんなに困っているのだから、何かしてあげなくては」
こう思ったことがある人は多いのではないだろうか。一見まともで、道徳的な意見にも見える。けれど、マイノリティに対して、同情することは差別問題を解決することにはならない。寧ろ、それは差別の構造を維持するのに好都合だ。
マイノリティの上には必ずマジョリティがいる差別や不平等について考えるとき、人は「
My asexual relationship; Share cake instead of having sex
*This is the English version of the essay below. If you would like to read it in Japanese, visit the following article.
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“An asexual relationship? Then, you can just call him friend lol.”
The w
レインボーに入れない黒色のくろくんの話
幼稚園の時、『くれよんのくろくん』の劇をした。それぞれの色が思い思い絵を描く中、くろくんだけは「綺麗な絵を汚さないで」と言われ、仲間外れにされてしまう。綺麗な色の中に、黒はいらないからと。
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この記事では、今年のプライドイベントの宣伝を見て、思ったことを書いていけたらと思う。
はじめに断わっておくと、レインボーを掲げて活動している方たちを冷やかす意図はない。世間の否定的な声やバッシング
語ることの難しさとアセクシャルを名乗ることへの不安
※記事内で、性被害について触れています。フラッシュバックなどの心配のある人は、自分の状態に注意して閲覧してください。読まないことも一つの選択肢です。(*Trigger warning: sexual assault)
これまでの記事で、私がアセクシャルであることを書いてきた。当事者やアライの人たちなど、様々な人からコメントをもらえて嬉しく思う一方で、自分のことを語れば語るほど、「語る」という行為
“Freedom is not slavery”—LGBTQに対する先日の発言について考える
先日から、政治家たちのある発言が問題視されている。LGBTQに関心のある人なら、もうすでに目にしているだろう。
あまりにもひどい言葉であるから、自分のブログには書かない。書くのも憂鬱だ。気になる人は、新聞でも、テレビでも、twitterでも何かしらで調べてもらえたらと思う。
人間の存在意義を種の保存に求める危険性さて、前置きはこれくらいにして、今日の本題に入ろう。人間の一番の目的が種の保存であ
きっと星のせいだから:The Fault in Our Stars
今までの記事で触れてきたパートナーとは、別の道を歩むことになりました。けれど、別れたからといって黒歴史だとは思っていないし、noteの記事は割と読んでくださっている方が多いので、残しておきます。新しいパートナーが出来たら、下書きに戻してしまうかもしれませんが。
本当は側にいたいけれど、こればっかりはセクシャリティの違いでどうしようもなくて・・・
"The fault, dear Brutus
ハートのAに出会うまで:アセクシャルを自認するまでの経緯
今までの記事でも書いているように、現在、私はロマンティック・アセクシャル(ノンセクシャル)を自認している。今日は、私がそのハートのAに出会うまでにたどった経緯を書いていけたらと思う。
初めに断わっておくと、それぞれの出来事が矛盾しているところがあるかもしれない。けれど、なるべく当時感じていたことをそのままに書いた結果なので、容赦してほしい。
小学生から中学生思えば、私は小さい時から変わっていた