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適応障害について

適応障害について

2022.11.05


おはようございます。

昨日、一昨日と2日連続で外でお酒を飲む機会がありました。


お酒を飲むと寝入りはいいんですが、寝覚めが悪いですね。

出来るだけ生活リズムは崩さないようにしたいものです。


適応障害とは

昨日も半分くらい触れたのですが、今日も適応障害についてお話したいと思います。


適応障害というのは、うつ状態の1種です。

職場にいらっしゃる患者さんで圧倒的に多いのがこの適応障害。次がうつ病ですね。


大体皆さん『ネットで調べたらうつ病だと思って予約した』と話されます。


うつ病と適応障害との明らかな違いは、明確なストレス因があること。ストレスとなった出来事から3カ月以内に発症することです。

恋人や両親と揉めた、職場でパワハラを受けた、働きすぎなど。


原因となる出来事がはっきりしているので、逆に原因から離れたり、原因を除去すると症状が改善するのも早いのが特徴です。

一番多いのが仕事絡みで適応障害になったパターンで、休職・転職・退職すると回復に向かう方が多いです。

復職される場合は、労務軽減などの配慮を取り付けるケースが多いですね。

何の配慮もなしに、『もう働けます』といって復帰すると、いきなり以前と同じ業務をさせられて症状が再燃することがあります。


動けなくなる前に受診を検討しよう

社会人の患者さんは皆まじめなので、限界ギリギリ、もしくは限界を超えてから受診される方がほとんどです。

限界ギリギリ~の状態だと、そもそも受診する元気も無くなりかねないので注意です。

虫歯も早い内なら神経まで達しないうちに治療できるので痛みは少ないのに、歯が痛くなってから歯医者に来る人が多いのと同じです。


受診の目安ですが、明らかなストレス要因があって、普段と精神状態、体調が違うなと違和感があった時点で受診をおすすめします。

精神科で働いてるのでこれは断言できますが、昔と違い精神科受診のハードルはめちゃくちゃ下がっています


初診だと3割負担で大体3000円程度(診察料+薬が出た場合)で、そこまで高くは無いと思います。

精神科は初診予約が非常に取りにくいのが特徴で、2回目以降の再診はすぐ予約できることが多いです。

まともな精神科は無理に薬を勧めることもしません。


この時期になると『12月のボーナスまでは頑張ろう』と無理をする患者さんが増えてくる時期です。

前向きならいいのですが、ボーナスを貰って燃え尽きる方もいるので注意しましょう。


ここまで読んで下さりありがとうございました。

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