#ドラマ
私にとっての阪神 『細雪』との出会い
生まれも育ちも関東で、親戚も関東圏内にしかいない私の境遇からは、谷崎潤一郎の『細雪』という作品は、関西という文化圏を初めて知る作品だった。
大学2年のとき、一つの文学作品を深く掘り下げる演習科目で、平安時代の作品を扱う演習の抽選にもれ、不本意ながら『細雪』を読む演習を受けることになった。
そこで学んだことの少しを思い出してみると・・・
『細雪』は、時代が太平洋戦争に向かっていこうとする昭和初
「無駄なこと」ばかりが人生なのかもしれない。
「美味しい」と「好き」は時に別物だなぁ、と思う。
世の中には美味しいものが沢山、沢山あって、情報過多な時代のおかげで出逢いまでのハードルはグンと容易くなった。
けれど反比例するように「また食べたい」と切望することは少なく、それは枕詞に「高級」「限定」「希少」がついたところで容易には叶わないから恋みたい、などと思う。
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『忘却のサチコ』というドラマがある。
(下記は少し前に放送されたスペシ