見出し画像

【売れるマーケ】“優れている”証拠を見せろ!

道の駅をはじめとする産品販売所が、
全国でどのくらいあるのか、ご存知ですか。

個人営業も含めて、推計約15,000店にも上ります。

一時的な流行だと言えなくもないのですが、
消費者が「安全・安心」を求めた結果だとも言えます。

産地で直売しているので、新鮮。
卸しが入っていないので、安い。
“わざわざ感”で、レジャーとして楽しめる。

こうした理由によって、
大きな集客力を見せつけています。

しかし、右肩上がりの市場にあっても、
業績の伸びない販売所は、たくさん存在します。

その原因のひとつとしては、
余り物を処分しようとしているだけの、
意識レベルの低い農家が出品していることにあります。

質の良いモノは農協に出荷し、
出せないモノを販売所で処分しようと考えています。

見ためが悪いだけのモノなら、販売所向きですが、
傷んでいるようなモノを、
わからないように隠して売ろうとしています。

これでは、一度買ったお客さまは、
二度と買いには来ません。

また、そんな噂はすぐに広まりますから、
お客さまは減る一方です。

販売所の責任者も勉強不足で、
“しなければいけないこと”が、わかっていません。

農家を集め、勉強会を開いたり、
「安全・安心」のアピール方法を
考えなければいけません。

流行っている販売所の中には、
開店前から車の行列ができているところもあります。

そんな販売所には、
さまざまな工夫と大変な努力があるのです。

・見ためは悪くても、質の悪いモノは出さない。
・前日の残りは回収し、朝穫れの新鮮なモノだけを出す。
・生産者の名前はもちろん、
 顔写真も売り場に掲示している。
・農薬の安全性や使用回数を記載している。
・美味しい食べ方の調理法を教えている。

これらの情報を提供することで、
「安全・安心」な品物であることをアピールしています。

つまり、美味しさの“証拠”を見せているのです。

ただ「美味しい」と書いただけでは、誰も信用しません。

その裏に隠れている、
さまざまな情報を教えることによって、
本当に良い品物であることを証明しているのです。

悪質な商売が横行しているいま、
本物である証拠を見せなければ、
お客さまは信用してくれません。

お客さまにお奨めするには、理由があるはずです。

なぜ、お奨めするのか。
その証拠を見せてください。

証拠の無いモノは、お奨めしてはいけません。

よろしければサポートをお願いします!頂いたサポートは、取材活動に使わせていただきます。