#ミュージカル
[観劇感想] ミュージカルSIX (来日版):みんな違ってみんな良すぎるQueens
楽曲の一部とYouTubeの断片的な情報しかなかったにもかかわらず、リピーターのような気分で観に行ったところ、思ったよりめっちゃわかりやすくて面白い作品やん、となった話です。
ネタバレします。
概要
ヘンリー8世の6人の(元)妃たち(キャサリン・オブ・アラゴン、アン・ブーリン、ジェーン・シーモア、アナ・オブ・クレーブス、キャサリン・ハワード、キャサリン・パー)が、グループを結成して各ソ
[感想] Next to Normal:みんな辛いし時間もかかるというリアリティ
シアタークリエの公演のリセールチケットを入手できたもの。退団されてからはるかにパワーアップされた望海風斗さんのパフォーマンスとスマートな脚本が、本当に本当に素晴らしくて涙が止まらなかったという話です。
ネタばれします。おすすめです。
概要
精神疾患を抱える主人公ダイアナとその家族を中心としたそれぞれの苦悩と治療のプロセスを描いた、キャスト6人で約3時間みっちり詰めこまれたストーリー。幻
[感想] ジョーカー フォリアドゥ:前作の答え合わせ
このホアキン・フェニックス版のジョーカーの解釈が前作から気に入って・気になっていたところ、続編が出たということで楽しみにしていたもの。ここ最近の傾向として悪い評判で盛り上がっている映画ほど自分好みなのが続いているので期待値MAXで行ったところ、サクッと超えてめちゃくちゃ良い映画体験だった、という人の感想です。
ダークナイト三部作でバットマンにはまって、The Batmanも気に入った、ハーレク
[ブロードウェイ感想] Lempicka
概要
Tamara de Lempickaという1920年代と1970年代の2度ブームを呼んだ実在のポーランド人画家(女性)の波瀾万丈な半生を描いた2024年新作ミュージカル。Directorが5年目を迎えたHadestownと同じRachel Chavkin。主演2人がトニー賞にノミネートされているにも拘わらず、3か月余りで閉幕してしまったもはや幻の作品。Lempickaは一応キュビズムにカ
[ブロードウェイ感想] CHICAGO
概要
舞台はそのままシカゴ。実話が元ネタという、殺人を犯した女性2人がメディアと弁護士のビジネスの食い物にされながらスポットライトを求めて生き抜いていく、という辛めのコメディタッチでテンポの良いストーリー。シンプルだけれども凝った構造の舞台、黒のミニマムな衣装、終始シニカルな音楽とダンス、人間の身体だけでこれだけの表現ができるのかという感動を覚えました。なんとなく音楽とストーリーの動かし方にH
[ミュージカル感想] ファントム比べ
2019年雪組、望海風斗・真彩希帆ペア、中村一徳演出のファントム(以降「宝塚版」)と、配信のおかげで海外からも観ることができた城田優演出&2役の2023年ファントム(以降「城田版」※加藤和樹ファントム、城田優シャンドン伯爵)について、1993年のアメリカ版音源も仕入れて、良いところ・好きなところ、感じたテーマの違いをノーソースで勝手に考察しています。とにかくファントム好きだわ、という話です。