#いままで
【詩】「machine gun」
夕方から上がりだす熱に頭はやられてしまって
頬杖つきながら計算機を叩いて数字を出してる
電話もする気はない遅れてしまうなら遅れてしまえばいい
約束は守るものだなんて義務教育では必須教科ではなかったはず
何かを言い訳してる自分には薄々気がついてる
それでも胸を張って生きてけばいいのに自分から枷を造ってる
「どうしょうもない」状況に自らを追い込んでいって
失敗することを望んでる僕らは先天性のマゾヒス
【詩】「例えば僕が」
例えば僕がAudienceだとして聴きたいのは
君が僕に語りかけてくるその声だよ
例えば僕がPhotographerだとして撮りたいのは
君が僕に向けてくれるその笑顔だよ
もう一つ例えば僕がSingerだとして届けたいのは
しょうがない僕だけど君が好きなんだってこと
痛みに怯えて猫背な僕だよ
短くもない人生で何を刻んだのか
あんまり傷もない掌を見つめて
困った顔をしたりしてる
抱きしめるこ
【詩】「Cynical」
跳ねる頭にうんざりして出した
久々のオーダーに
マスターは吃驚
色付けるのにも飽きたから
Black Hairに戻した
他の色は「秋」に一任
記憶はどっかへ飛んでいく
最後に誰かを愛したのはいつだったっけ?
なぁ それは快感だったかな
「smartだよね」と言われて
喜んでいたりするけど
辞書を繰ってみて悶絶
他人が貼るレッテルと
僕が鏡で見る自分自身とでは
贔屓目に見ても僕は醜悪
心は
【詩】「Dynamite」
右往左往
実は少し計算もしてる
どこでひっくり返そうかと
タイミングを見計らってる
強がりだと思われて
少なからずそれもあるけど
知らないことを知っているのは
武器なんだよ
ただ僕の中で蓄積されていくDynamite
抱え込んで昇華させよう
誰かに微笑むための優しさへと
不老不死
願えど賞味期限はある
終わりだと分かっていても
日常からは抜けないだろう
虚勢だと罵られて
明確にはしな
【詩】「目の前にある道」
少ししか気付かないフリをして
言葉を振り回すのは悪いクセ
僕を愚かだと笑う人がいて
僕はその通りだと肯いて背中を向けた
目の前にある道は僕しか歩けない道
寂しさに崩れ落ちるそのときまで往け
さりげなくいつもよりピッチをずらして
見える風景を少し変えてみる
僕を胡散臭そうに見る人がいて
僕は視線をそらして俯きながら通り過ぎた
目の前にある道は僕しか歩かない道
後悔に押しつぶされるそのときま
【詩】「bolero」
照らす光
眩しくて目を閉じた
瞼が作った闇の中で
その残照が点っていた
滅多に見ない夢の中で
微笑んでいた
たった独りで
誰もいない夜の月の下で
どこかへ向かおう
この身に渦巻く全てを抱いて
明ける夜
朝陽に目を細めた
答えのない時間が
また今日も始まった
見たことのない景色が
広がっている
いつもと同じなのに
彩りがただ違う
どこかへ向かおう
傷ついているけど歩みを止めたくない
巡る
【詩】「だけどだけど」
届けたい言葉を打てずに今日もキーボードから指を離す
ベッドに寝転んで読みかけの本を開くけど何も頭に響かない
日々は静かに僕の何かを薄れさせていく
せめて今の想いだけでも君に送りたい
だけどだけど「素直」とは程遠い距離に僕の心はいて
今夜も僕の瞼を塞ぐ
泥のような眠りの中へと
伝えたい言葉をすくう度にもどかしさだけが増えていく
この部屋のザワメキはいつだって僕が創っているんだった
忘れそうに
再掲【詩】「Shower」
知らぬ間に冷たくなった身体
静かに横たえて
目を閉じた
咳き込みながら
覚えていることが叶わない夢を見た
君の中へ僕が
君の中で僕が
あれから
僕は全てが病んで
もう温もりを感じることができない
痛みがずっと降りつづけてる
震えながら誰もいない闇へ手を伸ばす
掴めるものは何もない
まどろみながら
もう見ることのない夢を探す
君の中で僕が
君の中に僕が
あれから
僕は全てが萎えて
も
【詩】「オレニツイテコイ」
何もそんなツマンナイところで震えてることないじゃない
昨日も今日も明日も同じだとそう決め付けなくても
安心しておいてそこまで世界はワンパターンじゃないよ
でもかといってそうイタズラにオチを求めなくてもいいじゃん
どこまでいっても答えなんか見つからない問いだってある
そんなこと分かってるからああだこうだは言いたくないよ
でも見えるものだけ手に取るのでもある種シンドイ世の中だ
ねぇそんなに思い悩まな