【詩】「冬の前に」
君はどんな気持ちでこの詩を聴いているのだろう
僕が傷つけた 君を傷つけた
君の寂しさに気付けないまま
僕が裏切った 君を裏切った
君の優しさに甘えきっていた
きっと独り
誰かと笑いながらも僕は独り
ずっと独り
君を失ってからは僕は独り
あれから何日も何十日も何百日も時間が過ぎて
時間が経つほどに
君を思い出す
またあの季節が来る
君と手を繋いで歩いた季節
君を泣かせて別れた季節
君はどんな想いでこの詩を聴いているのだろう
君を微かに感じるたびに
何かを期待してしまう
もう終わってしまった恋なのに
もうやり直すことができない恋なのに
何かを期待してしまう
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