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本のこと

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本について書いたノートまとめ
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記事一覧

お前は図説 鎌倉府で真の男の大地へと帰る

お前は図説 鎌倉府で真の男の大地へと帰る

よくきたな。おれは逆噴射聡一郎ではない。
おれは時々関東室町についてのテキストを書いているが、誰にもほんきで読ませるつもりはない。
だが今回は室町という過酷なメキシコの荒野の中でもさらに危険な『鎌倉府』を生きぬく必携のバイブルが出たからいてもたってもいられなくなったので、この記事を書いて公開することにした。

※ちなみに、この記事で使っている文体はこちらの逆噴射聡一郎先生をリスペクトしたものです。

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【読書】江戸は言うほど寒村じゃなかった

【読書】江戸は言うほど寒村じゃなかった

 結構世の中探してみると有るもので、江戸幕府以前の江戸についての本も意外と多くて、さらに増えつつある。確かに江戸の大普請はすごいのだが(なにせ入り江一つ埋め立てて今の皇居前~有楽町~新橋あたりに至る広大な土地を作っているところから始まる。詳しくは後述の本にて)決してその前が寒々しい荒野だったという訳ではないのだ。
 決して徳川家康は損なところを貰い受けたのではない。ということでまず古代~中世~江戸

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骨の話が面白そう

骨の話が面白そう

昔読んだ音楽雑誌でKORNのジョナサン・デイビスが「死」についてのモチーフが好きだ、心が安らかになる、といった趣旨の発言をしていたが、特に「骨」は「死」のモチーフの中でも比較的紹介しやすい気がする。

美しい骨・頭蓋の中に眠る脳みそ・頑強だった二代目将軍の屍蝋 別にこちらのリンクを踏んでもこのnoteを書いている人には特にアフィリエイトポイントとか入るわけではないので、そういうのが好きでない人も安

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鯨の語源

鯨の語源

昨日は台風で出かけられなかったこともあり、メルヴィルの『白鯨』を読みはじめた。

その前に、チャールズ・オールソンの『わが名はイシュメイル』を読み、続けて高山宏さんの『アレハンドリア』の中の『白鯨』論を読むうちに、まだ読んだことがなかった、この古典を読みたくなり、amazonで注文したのを金曜日に受けとっていたというタイミングでもあったからだ。
上中下巻と3冊あるうちの、まだ上巻の3分の2ほどを読

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真の男は中世武士選書で享徳の乱を知る

真の男は中世武士選書で享徳の乱を知る

よくきたな。おれは逆噴射聡一郎ではない。

この記事で使っている文体はこちらの逆噴射聡一郎先生をリスペクトしたものです。
再現性が低くて申し訳ない。
興味のある方は上記リンクでメキシコの荒野を感じろ。
おまえが女だからといって真の男にはなれないとか、女の先生が書いた本は真の男の本ではないとか、そうゆうことは一切ないから安心しろ

おれは時々関東室町についてのテキストを書いているが、おれの書いたもの

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『図説 室町幕府』は真の男のための中世バイブルだ

『図説 室町幕府』は真の男のための中世バイブルだ

よくきたな。おれは逆噴射聡一郎ではない。
おれは時々関東室町についてのテキストを書いているが、誰にもほんきで読ませるつもりはない。
だが今回は室町という過酷なメキシコの荒野を生きぬく必携のバイブルが出たからいてもたってもいられなくなったので、この記事を書いて公開することにした。

※ちなみに、この記事で使っている文体はこちらの逆噴射聡一郎先生をリスペクトしたものです。再現性が低くて申し訳ない。興味

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郷土史『鎌倉』のバックナンバーは鎌倉公文堂さんで良いんじゃないかな・・・

郷土史『鎌倉』のバックナンバーは鎌倉公文堂さんで良いんじゃないかな・・・

いつも長谷寺に行っては最新号を買っている、鎌倉文化研究会の郷土史誌『鎌倉』。検索なんかでは見つけにくいタイトル(なにせ鎌倉と付くすべてがヒットしてしまう)なので『鎌倉文化研究会』で検索すると良いですよ。

無論、最近の号のバックナンバーは長谷寺でふつうに購入可能。流石に棚にない分までは訊いて良いものか、未だに訊けずじまい。

101号以降は長谷寺のHPに総目次がある。
100号以前は100号に総目

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『街本屋で本を買う』悩みと対策

『街本屋で本を買う』悩みと対策

 ネット書店に実店舗の本屋が押されて大変だから、ネット書店に別途課税をしてほしい、というなかなかセンセーショナルなニュースが流れて来ました。
 自分もどちらかと言えば最近はすっかりネット書店利用派。これを機に『街本屋で自分の読みたい本を買うには』ということを少し実験し、可能なら活用してみようと思った次第です。

・街本屋には『ほしい本』がない?
・取寄には2週間以上かかる?
・カウンターでの取寄申

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