【読書メモ・感想】『錦繍』/宮本輝
男はカコへ、女はミライへ
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2024年現在で1番没頭して読めた本『錦繍』
昭和60年に発行された本書は
古いながらも、男と女の恋愛観や
貞操感をみごとに表現しています。
ざっくりとした内容。
離婚した男女が10年振りに
奇跡的にであい、そこから文通が
はじまります。最初は過去を
精算するための内容ですが
後半は、自分らしく生きるために自分の
今の境遇や本音を綴り合い、過去の呪縛と
決別し、未来を生きていくお話。
今も昔も恋愛の本質は変わらない。
そして、自分と向き合う方法も変わらない。
それは書くということ。
手紙でもメモでも、殴り書きでもいい。
自分と向き合うことが、相手と向き合う
ことなんだと改めて、気づくことができた
学びの1冊。
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