ホテル旅館

宿泊業界のための専門誌『ホテル旅館』です。ホテル・旅館経営者や現場で働くスタッフに向け、新規開業ホテルや個性的な旅館の施設デザインを紹介するとともに、経営戦略にも迫っています。noteでは、より多くの方々にホテル・旅館の魅力をお伝えすべく、本誌で紹介した過去記事を投稿します。

ホテル旅館

宿泊業界のための専門誌『ホテル旅館』です。ホテル・旅館経営者や現場で働くスタッフに向け、新規開業ホテルや個性的な旅館の施設デザインを紹介するとともに、経営戦略にも迫っています。noteでは、より多くの方々にホテル・旅館の魅力をお伝えすべく、本誌で紹介した過去記事を投稿します。

最近の記事

市場を巡る変化と不動産の最有効使用の遷移/アーク&カンパニー代表後藤克洋 

経済、環境、政治、社会の変化を見据えて不動産の最有効使用を導き出すことは、不動産の価値を決める重要な原則だ。今回は「市場を巡る変化と不動産の最有効使用の遷移」と題し、ニューヨーク著名ホテル2例を題材に、LWホスピタリティアドバイザーズCEOダン・レッサー氏の業界誌ホテルズマガジンへの寄稿から解説してみよう。 最初に「ニューヨーク・マリオット・マーキス」。ブロードウェイに面して立地し、 1985年10月に開業した。72年、市長ジョン・リンゼイが、アトランタの著名な建築家兼不動

    • 世界的デザイン賞を受賞。自然の造形と人工物が融合したサウナエリア/平野屋

      コロナ禍で日帰りサウナ事業への投資を決断1932年に料理旅館として愛知県・三谷温泉で創業した「平野屋」。高台から見渡す三河湾の風景、地産地消の食事、そして天然温泉を売りに老舗旅館の看板を守ってきた。同館はコロナ禍でのインバウンド需要消滅などを受け、伸長が大きく期待される日帰りサウナ事業への投資を決断。昨年4月にサウナエリアをオープンしている。

      ¥200
      • 創業は文政2年。200年超の歴史を誇る老舗宿/旅館 あさよろず

        埼玉県・幸手市。江戸時代より日光街道(奥州街道)と日光御成道の合流地点という交通の要所として宿場町を形成し、最近では桜の名所として埼玉県内トップクラスの賑わいを見せる「権現堂堤」を有する。この幸手市に通る日光街道沿いに「旅館 あさよろず」はある。 500坪(約1650㎡)ほどの敷地に3階建ての建物が建てられており、全部で19室の和室客室を備える。 「客室は和を意識して畳の設えにしております。和の良さ、畳の良さを泊まってくださるお客さまに知っていただきたいので」 こう話す

        • ホスピタリティ業界の労働環境改善に向けて、世界基準の給与水準をめざしたい

          2月16日、「ザ・ペニンシュラ東京」(東京・千代田区)が衝撃的なニュースを発表した。今年1月より給与の全体的なベースアップを実施するとともに、今年4月からの新卒基本給を月額30万2100円(時間外手当、通勤手当別途)に引き上げたのだ。人手不足の深刻化を受けて、コロナ収束後より基本給の引き上げを進めるホテル企業は多いものの、新卒基本給の30万円台への引き上げはホテル業界では初となる。業界としての大きな一歩となる取り組みを主導した同ホテル 執行役員 ピープル&カルチャー ディレク

          ¥100
        • 市場を巡る変化と不動産の最有効使用の遷移/アーク&カンパニー代表後藤克洋 

        • 世界的デザイン賞を受賞。自然の造形と人工物が融合したサウナエリア/平野屋

          ¥200
        • 創業は文政2年。200年超の歴史を誇る老舗宿/旅館 あさよろず

        • ホスピタリティ業界の労働環境改善に向けて、世界基準の給与水準をめざしたい

          ¥100

          営業再開を急ぐことで損失拡大となる場面も。調査を尽くすことが最重要/新井旅館 代表取締役相原昌一郎

          ※この記事は2024年3月発売、ホテル旅館2024年4/5月号に掲載した記事です。 今回の能登震災、同業者から伝わる厳しい内容に、その被害の大きさをあらためて感じますが、そうこうしているうちに東北震災から13年です。2011年は私にとっても非常に重要で、2月に代表取締役に就任し、1カ月後の震災ですべての予約を失ったところから私の旅館業は始まります。そして、この13年間は当館の復興の歴史とも言えるのです。 2004年10月、当館の南側を流れ、重要な借景ともなっている修善寺川

          営業再開を急ぐことで損失拡大となる場面も。調査を尽くすことが最重要/新井旅館 代表取締役相原昌一郎

          東急ホテルズの新たなライフスタイルホテルブランド第1号店が札幌・すすきのの中心地に誕生

          札幌と渋谷の2拠点で新ブランドが始動東急ホテルズ&リゾーツ㈱(東京都)は1月16日、ライフスタイルホテルブランド「STREAM HOTEL」の第1号店として「SAPPORO STREAMHOTEL」を開業した。同日には「渋谷ストリームエクセルホテル東急」(東京・渋谷区、177室)を「SHIBUYA STREAM HOTEL」へとリブランドし、同ホテルをSTREAM HOTELブランドのフラッグシップと位置付けた。

          ¥550

          東急ホテルズの新たなライフスタイルホテルブランド第1号店が札幌・すすきのの中心地に誕生

          ¥550

          旅館の伸びしろ/井村日登美

          ※この記事は2024年3月発売、ホテル旅館2024年4/5月号に掲載した記事です。 能登半島地震から約3ヵ月を迎え、少しずつ明るい情報が増えてきて復興が進んでいることが伝わってくる。とはいえ、今でも避難所で不自由な生活を強いられている人がいることも忘れてはいけない。 先日、三陸沖での漁業の現状を取材した番組があった。震災と震災後の原子力発電所の汚水問題、そしてコロナがあって漁獲量がかなり減っているらしい。若い漁師たちが集まって、今後の漁業のあり方を話し合っている時、一人の

          旅館の伸びしろ/井村日登美

          西部開拓エスタブリッシュメント・中世貴族をオマージュしたホテル

          細部までつくり込まれた貴族屋敷を疑似体験「クイーン アン ホテル」は、ゴールドラッシュ以降の鉱山開発で成功した起業家が1890年に設立したサンフランシスコ初の女学校を修復したものだ。

          ¥200

          西部開拓エスタブリッシュメント・中世貴族をオマージュしたホテル

          ¥200

          創作と具現化との関係。松本清張『砂の器』の脚本と尊重されたい著作者人格権/建築家 石川雅英 

          吹雪の海岸、菜の花咲く田園。美しくも厳しい日本の風景の中を遍路する乞食の父子が、行く先々で石を投げられ追い払われる。セリフはなく、交響曲が10分以上続く——。 映画『砂の器』のクライマックスだ。脚本は橋本 忍、原作は松本清張。この有名な場面、原作にはほとんどないことが知られている。原作のわずかなヒントから膨らませ再構成し、映像と音楽を与えることによって、原作以上の作品にしている。映像化にいつも渋い顔をしていた松本清張も、この映画脚本には満足していたという。その後、何度も映像

          創作と具現化との関係。松本清張『砂の器』の脚本と尊重されたい著作者人格権/建築家 石川雅英 

          鈴の宿 登府屋旅館が別ブランドで貸切日帰りサウナをPR/水曜日の小野川温泉

          環境大臣賞を受賞したSDGs対応サウナ2014年より館内のバリアフリー化に取り組んでいる山形県・小野川温泉の「鈴の宿 登府屋(とうふや)旅館」。同館がコロナ禍の22年4月に開始したのが、貸切サウナ「水曜日の小野川温泉」だ。

          ¥200

          鈴の宿 登府屋旅館が別ブランドで貸切日帰りサウナをPR/水曜日の小野川温泉

          ¥200

          紺碧の海に囲まれた小島の温泉宿/碧き島の宿 熊野別邸 中の島

          紀伊半島南部に位置し、177という和歌山県内で最多の源泉を持つ南紀勝浦温泉。「碧き島の宿 熊野別邸 中の島」は、勝浦湾に浮かぶ「紀の松島」の一つ、中ノ島にある一軒宿で、島全体がホテルの敷地という全国的にもめずらしい立地で営業を行なっている。ホテルの入口は勝浦港より専用の送迎船に乗り、海を渡った先にある。 開業の時期は明らかではないが、明治の末頃まで帆船を相手に紀の松島の入り江付近で船宿を営んでいたという。1935年頃に、島の所有者が十数室の木造2階建ての旅館を建て、同時にボ

          紺碧の海に囲まれた小島の温泉宿/碧き島の宿 熊野別邸 中の島

          ウーギャラリー&ブティックホテルとペナンから来た中国移民/関根虎洸

          100m超もの長さを誇るシノポルトギース様式のショップハウスロマニー通りの「2ルームス ブティック ハウス」をチェックアウトして、旧市街のメインストリートとして知られるタラーン通りを歩く。ほんの数分で78番地の「ウーギャラリー&ブティックホテル」へ到着した。

          ¥300

          ウーギャラリー&ブティックホテルとペナンから来た中国移民/関根虎洸

          ¥300

          サウナーは今後どう動いていくのか?サウナ動向を読み解く

          1964年、東京オリンピックの選手村に設けられたサウナをきっかけに発生したとされる第1次サウナブーム。スーパー銭湯や健康ランドの開業が相次いだ90年代に第2次サウナブームが巻き起こり、現在は第3次サウナブームと呼ばれている。大きなきっかけとなったのはテレビドラマ『サ道』の放映だろう。「ととのう」という言葉が一般化し、各種メディアにおいてサウナが頻繁に取り上げられるようになった。 不要不急の外出の自粛を求められたコロナ禍でもサウナブームはとどまらず、むしろ一人で楽しめる「ソロ

          サウナーは今後どう動いていくのか?サウナ動向を読み解く

          「ウェルネス」を体感できる2タイプの新客室が誕生/ルスツリゾートホテル&コンベンション

          心身をととのえる究極のウェルネスステイ 加森観光㈱(札幌市)が運営する北海道・留寿都村の「ルスツリゾートホテル&コンベンション」(521室)は昨年12月16日、ホテル9階にあった客室30室を改装し、新客室として「ウェルネスルーム」14室をオープンした。 

          ¥400〜
          割引あり

          「ウェルネス」を体感できる2タイプの新客室が誕生/ルスツリゾートホテル&コンベンション

          ¥400〜

          『ホテル旅館note』開設のご挨拶

          はじめまして。 株式会社柴田書店『ホテル旅館』編集部です。 柴田書店は1950年創業の食の総合出版社で、「飲食、サービス業のプロに貢献する」という目標を掲げ、『ホテル旅館』の他、『cafe-sweets』『月刊専門料理』『月刊食堂』の定期誌をはじめ、書籍やムックを刊行しています。 『ホテル旅館』は1963年に刊行した、ホテル・旅館をはじめとした宿泊業界の経営者、マネジメント層、そして現場で働く方々に向けた業界専門誌です。 総合型シティホテル、宿泊特化型ホテル、リゾートホ

          『ホテル旅館note』開設のご挨拶