認定NPO法人Homedoor

生活困窮者支援を大阪で行う認定NPO法人Homedoor公式アカウント。個室シェルターの運営、シェアサイクルでの就労支援などを行っています。

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マガジン

  • Homedoor's Interview

    Homedoorに関わる人たちをインタビュー!

  • アンドベースOPEN記念!

    新施設アンドベースの紹介noteを集めたマガジンです

最近の記事

  • 固定された記事

はじめまして、Homedoorです!

認定NPO法人Homedoor(ホームドア)は、大阪市北区で活動する、ホームレス状態の方をはじめとする生活困窮者への就労支援、生活支援を行うNPO団体です。 「あそこに行けば、絶対になんとかなる」 そんな風に思ってもらえる場所が、この日本でたった1つでもあれば、路上で亡くならずに済むのではないか。路上から脱出したいと思ったら、誰もが脱出できるようになるのではないか。 そんな想いを胸に、Homedoorの活動はスタートしました。 Homedoorでは、無料で宿泊できるシェ

    • 【Interview Vol.12】 元相談者 山田さん(仮名)

      ――Homedoorとの出会い 川口:ちょうど1年ほど前。最初は夜回りで、駅のベンチで寝ていらっしゃるところにお声がけしたのが最初でしたよね。 その時、急に声をかけられてびっくりしませんでした? 山田さん:びっくりはしなかったですけど、「何かな?」って。 川口:お会いしたとき、足の皮膚がさけてしまうんじゃないかというくらいにパンパンに腫れ上がっているのが印象的で、よっぽど長いこと歩きはったんかなって。 山田さん:大阪市の方に来たら何か支援があるかなって数日かけて歩いて

      • アンドベースは、ハンディのある方の新たな生活の場、つながる場、ステップの場になる――アンドベース施設長 荻野 直基

         今年で法人設立から13年目を迎えたHomedoor。 相談者数は相談支援を開始した2014年度から比べると約10倍となりました。  また、相談者は路上生活中の高齢男性が大半であった当時と比べ、現在は10~30代が相談者の約半数となり、4人に1人が女性の相談者へと様変わりしています。加えてここ数年、家族単位での相談も以前に比べると目立つようになっています。  今年7月、増える相談者数と変化していく相談者層を踏まえ、新しい支援の形を模索するため、24の個室を擁する新たなシェ

        • アンドベースは、制度の狭間にいる女性たちの受け皿になる――生活相談員 浦越 有希

           今年で法人設立から13年目を迎えたHomedoor。 相談者数は相談支援を開始した2014年度から比べると約10倍となりました。  また、相談者は路上生活中の高齢男性が大半であった当時と比べ、現在は10~30代が相談者の約半数となり、4人に1人が女性の相談者へと様変わりしています。加えてここ数年、家族単位での相談も以前に比べると目立つようになっています。  今年7月、増える相談者数と変化していく相談者層を踏まえ、新しい支援の形を模索するため、24の個室を擁する新たなシェ

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        はじめまして、Homedoorです!

        マガジン

        • Homedoor's Interview
          12本
        • アンドベースOPEN記念!
          5本

        記事

          【サンワカンパニー様から】アンドベースへご寄付をいただきました

          「くらしを楽しく、美しく。」の経営理念のもと、住設・建材EC事業、住宅事業を展開されている株式会社サンワカンパニー様より、Homedoorが開設したインクルーシブシェルター「アンドベース」へ多額のご寄付をいただきました。 今回、株式会社サンワカンパニーの代表取締役社長の山根 太郎様と取締役副社長の津﨑 宏一様に、応援いただいた理由などについて、インタビューさせていただきました。 ーHomedoorのことを知ったきっかけ 山根社長:8年くらい前に番組制作をしている知り合い

          【サンワカンパニー様から】アンドベースへご寄付をいただきました

          アンドベースは、貧困状態にある若者が巣立っていく「基地」になる ― 生活相談員 石黒 周

           今年で団体設立から丸13年を迎えたHomedoor。相談者数は相談支援を開始した2014年度から比べると約10倍となりました。  また、相談者は路上生活中の高齢男性が大半であった当時と比べ、現在は10~30代が相談者の約半数となり、4人に1人が女性の相談者へと様変わりしています。加えてここ数年、家族単位での相談も目立つようになってきました。  今年7月、増える相談者と変化していく相談者層を踏まえ、新しい支援の形を模索するため、24の個室を擁する新たなシェルターを開設しま

          アンドベースは、貧困状態にある若者が巣立っていく「基地」になる ― 生活相談員 石黒 周

          【カインズ様から】アンドベースに全24部屋分の物品寄付をいただきました!

          全24部屋分、27品目・816点いただきました!Kindness(親切心)と創意工夫のアイデアあふれる店舗づくりに努めることで、お客様一人ひとりの、ご家族の、そして地域の日常を楽しいものとし、お客様とのプロミスである「くらしに、ららら。」を届けておられる株式会社カインズ様から、Homedoorが新たに開設したインクルーシブシェルター『アンドベース』へご寄付をいただきました! また、くらしのプロフェッショナルの目線で必要物品をご検討いただき、カーテンなどのくらしの基本となる備

          【カインズ様から】アンドベースに全24部屋分の物品寄付をいただきました!

          『アンドベース』が生まれるまで

          「せっかく相談に来てくれたのに何もできなかった…」 大阪でホームレス状態の人や生活困窮状態の人のサポートを2010年から行っている認定NPO法人Homedoor。立ち上げ当初、スタッフはみんな大学生。SOSを発信してくれた人たちに対して、できることは多くあったとは言えませんでした。忸怩たる思いを抱きながらも活動を続け、設立から13年の月日が経ちました。 まず「身分証がなくても、携帯電話がなくてもできる仕事」としてシェアサイクル事業・HUBchariを2012年に開始し、翌

          『アンドベース』が生まれるまで

          映画、ではなく現実———映画『遠いところ』に寄せて

          沖縄市コザを舞台に、若年母子や貧困の問題に焦点を当てた、映画『遠いところ』 沖縄のコザで3人暮らしをしている17歳の母親であるアオイが主人公で、若者が陥る貧困社会に焦点を当てた映画『遠いところ』が公開されました。 ※工藤将亮監督より写真転載の許可をいただきました Homedoorスタッフが見た、映画『遠いところ』こちらの映画をスタッフが鑑賞しました。以下、スタッフの感想をご紹介します。 映画、ではなく現実がHomedoorにはあるHomedoorでも若年層からの相談は増

          映画、ではなく現実———映画『遠いところ』に寄せて

          京都での国際写真フェスティバルに「アイム」の写真展示!!4/23まで開催中

          この度、KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭に合わせて展開される公募型アートフェスティバル「KG+」に、4/15(土)より、ホームレス状態にある人たちがカメラで街を切り取った写真を展示する企画を出展させていただいています。 KG+について京都国際写真祭のサテライトプログラムKG+は、これから活躍が期待される写真家やキュレーターの発掘や支援を目的とした公募型アートフェスティバルです。今回、80以上のプログラムの1つに、私たちの企画も選ばれました。 JR京都駅もKG+一色

          京都での国際写真フェスティバルに「アイム」の写真展示!!4/23まで開催中

          【Interview Vol. 11】 インターン 上垣楓歩

          ——これまでのご経歴を教えてください。 現在、関西学院大学 文学部 総合心理学科の3年生で、家庭環境などから生きづらさを抱えているけれど、なかなか支援につながることができていない若者へのサポートに興味があります。大学では心理学を学んでいますが、今は社会福祉への興味が強く、卒業後は社会福祉士を目指したいと考えています。 ——Homedoorのインターンに応募したきっかけは? さまざまな環境で育ってこられた方々と関わることができ、さらに社会福祉に関する知識が増えるようなイン

          【Interview Vol. 11】 インターン 上垣楓歩

          【Interview Vol.10】サポーター(寄付会員)兼 相談ボランティア 長濱恵子

          ——普段はどんなお仕事をされていますか? 以前は、金融関係やメーカーなどで事務系の仕事をしていましたが、現在は訪問介護のヘルパーをしています。また、通信制の大学で社会福祉を勉強しています。年末年始も関係なく働いていたこともありましたが、今は家族の介護と学業を優先しながら仕事をしています。 ——Homedoorを知ったきっかけを教えてください。 大学のレポートを書くために参考文献を探していたとき、代表である川口さんの書籍『14歳で"おっちゃん"と出会ってから、15年考えつ

          【Interview Vol.10】サポーター(寄付会員)兼 相談ボランティア 長濱恵子

          【現場の声】 貧困状態に置かれた方々を生み出してきた責任の一端は自分にもある from 相談員 永井悠大

          ――厳冬期、印象的だったケース 家族へ連絡がいってしまうこと(扶養紹介)がどうしても嫌で、生活保護は利用したくないと何ヶ月もおっしゃっていた方が、冬場に相談に来られたことが印象に残っています。 冬の路上生活、寒さがあまりにしんどすぎて、「いっそあの世に行くか」「Homedoorに相談に行くか」のどちらか…くらいの極限の状態にまで陥られたそうです。 結果的にその方はHomedoorに相談に来られ、宿泊施設アンドセンターに宿泊、居宅確保に至りました。今はお仕事もされているよ

          【現場の声】 貧困状態に置かれた方々を生み出してきた責任の一端は自分にもある from 相談員 永井悠大

          【現場の声】 夜回りは運命の出会いの場 from 上野さん

          —–Homedoorと出会ったきっかけ 8年くらい前の夜回りがきっかけです。 年金をもらっていたので、ネットカフェを利用しながら生活していました。お金がもったいないので、深夜から泊まるために、ネットカフェに行く前は商業施設で時間を潰していました。 その時、少し居眠りをして起きるとお弁当とホムパト通信(困ったら相談できるようにHomedoornの連絡先やイベント情報、求人情報を記載している冊子)が置いてありました。 誰かの忘れ物だろうかと思ったら、近くにいたホームレスの

          【現場の声】 夜回りは運命の出会いの場 from 上野さん

          【Interview Vol.9】 元相談者 長沢さん(仮名)

          —–これまでの生活、Homedoorに相談に来られたきっかけを教えてください。 2012年から2014年くらいまで、和食の調理の仕事をしていました。ただキッチンの高さなどが自分の身体にあわず、腰を痛め1ヶ月ほど休んだりしたこともありました。長い目で見た時、この仕事に先はないなと思い辞めた後は、半年くらいゆっくり他の仕事を探しました。 その後、お菓子の工場で働きました。4年目の時に、海外の工場に派遣されました。8年目の時にその海外の工場が閉鎖することになり、日本の工場で働け

          【Interview Vol.9】 元相談者 長沢さん(仮名)

          【現場便り】 ホテルが高すぎて絶句しました from 松本浩美 事務局長

          アンドセンターという18部屋ある宿泊施設をやっていますが、困難ケースとじっくり向き合う方針も大事にしようという法人としての気持ちと冬場の緊急度高めの相談増が相まって満床が続いております。それでも相談者の来所は待ったなしなわけで、ホテル手配も増えがちです。 今日は相談チームがいそがしそうだったので、ホテルの手配をわたしもお手伝いしたのですが、ホテルが高すぎてびっくり。どこにでもある誰でも名前知ってるホテルチェーンの土曜日の最安値が2万越えで、目を剥きました…。 これは流石に

          【現場便り】 ホテルが高すぎて絶句しました from 松本浩美 事務局長