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レコードジャケット博覧会シリーズvol.14 / 南米編

さて、数多く聞いてきた音楽の中でも、これぞ!!というジャケットにたくさん出会いました。そんな記憶に残って、LPがあるならLPで持っていたくなるような、そんなジャケットを何回かに分けてご紹介してみます。

今回は南米編。スペインは原色系でも黄色や赤のイメージが強かったですが、南米の色合いはいかに???

Buena Vista Social Club - Buena Vista Social Club

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眺望良好社交クラブ、、的な意味合いのグループ。キューバ、カストロ政権下では、音楽家や芸術家が弾圧され自由を失っていました。が、米国との雪解けなどで解放機運が高まったのを機に、埋もれていた優れたミュージシャンを集めてプロデュースしたのが本作。

この枯れた味わいの中には、苦難の歴史、彼らの思いがぎっしりとつまっています。


Marisa Monte - Memories Chronicles & Declarations of Love 

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ブラジルポップ界の名シンガー。このほのぼのとした雰囲気の中に、力強さが見え隠れします。意志があるシンガーは、それが曲にこもってくる。そんなことを感じます。


Bob Marley - Legend

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言わずと知れた伝説。レゲエといえばこの方。この方の音以上の広がりがレゲエに見出しにくいのは、いかにこの方の音が最先端だったか(未来を先取りしていたか)ということの証明でしょう。


Antonio Carlos Jobim - WAVE

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幻想的な風景。海なのか砂漠なのか。。WAVEとは波。キリンの鼓動も波。このアルバムを聴いて何事かを感じる我々のイメージもそれ自体は波。聞こえてくる音も波。波の共鳴。


Wanda Sa - Vagamente

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まさにのジャケット。まだ暑い日が続く秋ですが、あの夏の日を思い出したいときに。。


Morelenbaum / Sakamoto - Casa

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ブラジルの夕暮れ時。あまりも穏やかな風景。Casaとは家の意味。ブラジルに祖国を持つ方にとっては、ブラジルという国自体が「家」のようなものでしょう。そうこのアルバムは、長い旅路を終えて家にたどり着いた後で聞こえてくる音のような優しさにあふれている。


Havana Mood

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キューバの夕暮れ時。あまりにも神々しい廃墟に見える街の姿。この街の中では多くの人が日常を営んでいる。この街の風景からはその音は聞こえてきませんが、その中には確かに生活の音がある。
風景の中の音。近づかないと聞こえてこない音。そんな音が詰まったアルバムです。


Santana - Caravanserai

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サンタナのアルバム。南米というか中近東のイメージ。キャラバン隊をやさしく包む月。


Santana - Supernatural

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これもサンタナ。超自然。この自由奔放なジャケットのイラストからは自然のもの=日常のものを越えた何事かが起きていることを感じる。このビビッドさはもはや事件かもしれない。


Viento En Los Andes

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アンデスに吹き付ける風。それは太古の魂が眠る廃墟の上をやさしくなでていく。それに喚起された魂は浮遊し、あたりを彩る。目には見えないが、確かに存在するもの。そういったものの音にならない音、声にならない声がこのアルバムには詰まっている。


Shakira - Pies Descalzos

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デビュー作。タイトルは裸足という意味。ゴージャスに変化していく前の素朴な、素の彼女が垣間見える作品。(それでも結構ポップですが)


Cafe Brasil

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カフェブラジル。ブラジルの日常の音が詰まっています。

↓これは前述のMarisa Monteをフィーチャーした楽曲です!



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