山下達郎「さよなら夏の日」
夏は、お盆や終戦といった要素のほかにも、海やプールといった水辺の風景や思い出も、太陽の圧倒的な日差しと相まって、強く印象付けられます。
夏はその強烈さで印象づけられるとするなら、その次の季節は、気温の低下もあり、どことなく寂しさや哀愁という言葉で印象づけられます。
夏が、、、この日が、、この時が、永遠に続けばいい、「時が止まればいい」と思うのもさもありなん。
この曲は、夏の日の終わりの頃、地元としまえんのプールでの思い出を綴ったものだそうです。そのとき急に雨がさーっと降って来て、その後に、大きな虹が見えたのだそう。
夏が終わり秋が来ても、その先にどんな未来が待ち受けていても、変わらないでそのままでいて欲しい。自分たちの関係も変わらないでいて欲しい、、そんな思いを胸に見上げたその夏最後の虹が浮かびますね。
人の営みは、山あり谷あり、波のようなもので、絶えず動的に変化・進化しています。変わらないということは実際はなく、その後、彼らも紆余曲折を経て行くことでしょう。
でも、この夏の日は、ずっと残り続けるわけですね、心の中に。そうして、そういった幾つもの夏の日を超えて、少年は青年になり、そして大人になって行くのでしょう。
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