川口 裕登(Kawaguchi Hiroto)

関西大学卒。2020年に1年間のギャップイヤーを経験。不動産で働きながら、日々の感じたことをつらつらと記しています。

川口 裕登(Kawaguchi Hiroto)

関西大学卒。2020年に1年間のギャップイヤーを経験。不動産で働きながら、日々の感じたことをつらつらと記しています。

マガジン

  • 卒業論文

    大学に5年間通った僕の集大成です。 日本の幸福度の低さの問題を、死生観の観点から分析しました。 ・現在の日本人の死生観を構築している健康至上主義 ・養生と健康 ・幸福な国々の死生観 ・これからの日本の死生観 以上のような内容で分類しています。

最近の記事

社会人3年目を迎えて ~孤独とモチベーション~

休学を決めたとき。 その時々の思いを大切に残していこうと思い、 noteを書き始めてから、早4年になる(更新頻度はどんどん落ちている)。 あっという間の休学も終わり、 残りの大学生活も一瞬で過ぎ、社会人に。 社会人になってからは拠点を横浜に変え、 色々とあったものの、 気づけば社会人3年目がスタート。 異動してからも少し経って(逆に忙しすぎてフラフラ)、やっと本当の意味でこっちの生活が落ち着いてきたように感じる。 丸2年も過ごすと生活の中でも少しずつ当たり前が増え、反対に

    • 悩み、考え、突き進む。

      不安定から安定へ もう社会人生活が始まって、気づけば1年半が経った。 大阪から横浜に引っ越してきて、すっかりこっちの生活も慣れて落ち着いてきた。 大阪から出てきた当初は新生活の中、気合いバリバリで、1年休学したおかげでいろんなことを経験し、自信満々で社会にぶつかっていた。 気合いバリバリで勢いで進んでいるときの僕は良くも悪くも止まらない。 良い結果につながるときもあるのだが、大概気が付けばメンタルと身体のバランスが一致しない。気合いバリバリで進んでいるときはやっぱり力んで

      • Follow Your Heart

        上京してからもう早1年。 慌ただしく送ってきた社会人生活ももう2年目を迎えようとしている。 決して焦っているわけではないが、僕の周りの同級生は3年目に入ろうとしていて、結婚や転職、留学など、それぞれが人生の大きな選択をしている人がどんどん増えてきている。 「自分はどうなりたいか」「自分はどう生きたいか」 周りの人達が少しずつ変わり始めている中、常に自分にも問いかけられているような気がする。 自分にもこれから訪れる大きな岐路の選択の際の拠り所の1つになるように、今の時点で感

        • 新卒1年目日記 ~信頼と信用~

          はじめに 10月に起きた大事件(前回の記事を参照)からもう早1ヶ月。 気づけば、もう今年も最後の1月を迎えようとしている。 相変わらずモヤモヤしながらも、少し記事を書く余裕が出てきたので 久しぶりに記事を書いてみようと思う。 そんな今回のテーマは「信頼と信用」。 社会人になって半年以上経って、やっと大きな気づきがあったので、それを今回は記事にしていこうと思う。 1.自分の信条 まずは本題に入る前に、少し自分のことについて語る。 僕がこれまで生きてきた中で非常に大切に

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        • 卒業論文
          4本

        記事

          頑張れるだけ。自分が持つまで。

          今年の4月に入社してから、もう半年が過ぎた。 2022年下期に入った先日、とうとう僕に限界が来てしまった。 僕の口からとうとう、この言葉が出てしまった。 事の原因はもちろんこの不器用人間の僕が発端だったが、 あまりにもタイミングが悪すぎた。 先日、友人の結婚式に出席するために少しばかり大阪に帰省していた。 久しぶりに実家に帰り、母親と近況の話をしていたのだが、 大阪に帰ったことへの安心感や最近抱えていた生きづらさへのフラストレーションのせいか、気づけばどんどん涙があふれて

          頑張れるだけ。自分が持つまで。

          小さな夢をきちんと叶えられているか?

          僕たちは大なり小なり、夢を抱いて生きている。 夢を抱くことは、頑張る原動力、つまり人生に生きる意味を与えてくれる。 さらに言えば、人は大きな夢に向かって、生きていく。 しかし、大きな夢は大きいが故に、叶わないことだってある。 なんなら、叶わないことの方が大半なくらい。 それでも人は大きな夢に向かって、生きていく。 では、大きな夢を叶えるために生きていく一方で、日頃の中で小さな夢にこだわって生きている人がどれだけいるだろうか。 この「小さな夢」っていうのはどんなに些細なこ

          小さな夢をきちんと叶えられているか?

          なにビビってんねん。

          最近つくづく思う。 自分らしくない。 どこか歯車が噛み合わない。 俺ってこんな人間やったけ? そのことに改めて気付かされた出来事があった。 僕が今住んでいる場所から歩いて30秒くらいのところに、すごく雰囲気の良いバーがある。 さらに僕の大好きなクラフトビールが置いてある。 にも関わらず、僕は今まで足を運ぶことがしなかった。何かと言い訳をつけて。 つい最近、相方の遥輝がこっちに遊びに来た。 遥輝は目をキラキラさせて、 「サウナ上がりの身体にビールをぶち込もう」と 僕を

          なにビビってんねん。

          新卒1年目5月の振り返り~「個性」について考える~

          はじめに『1分で話せ』という書籍でおなじみの伊藤羊一氏がTwitterでつぶやいていたあるツイート。 こういった内容を以前つぶやかれていた。 「個性は認めない」社会人の段階に入った僕。 そんな僕が自分なりに思う「個性」について、 今回は書いていこうと思う。 冒頭の伊藤氏のツイート。僕は激しく同感する。 僕は4月より社会人の世界にがっつりと足を踏み入れたが、 もう一度言う。激しく同感する。 では、「個性」とはどういう物なのか。 本当にこれは人それぞれの捉え方があり、それ

          新卒1年目5月の振り返り~「個性」について考える~

          社会人1年目4月を振り返る 〜心ある道〜

          はじめに早いもので1年遅れの社会人デビューから早1ヶ月。ようやくこちらでの生活にも慣れてきた。 社会人になって、物理的に自分の時間が減ったこともあり、慌ただしく日々が過ぎ去っていく。 しかし、そんな日々の中でも、僕には日々の生活を俯瞰的に捉える事は欠かさず行なっている。いや、もはや習慣になっている(笑) アッという間に過ぎ去る慌ただしい生活だからこそ、これまでと同じく、その時その時に感じたことを時間をかけてでも必ず文字にして、丁寧に振り返ることを社会人になっても、引き続き継続

          社会人1年目4月を振り返る 〜心ある道〜

          旅立ち

          どうもトルコから帰ってきてから現実感がない。 気づけば、もう学生最後の春休みも終わり、大阪を離れ、横浜に向かっている。 楽しい時間はあっという間とはまさにこのこと。 そんなフワフワしている僕が、唯一今感じていること。 「ああ、悔しい」 この新生活に向けての春休みは楽しい時間ではあったものの、自分の弱さを改めて再確認させられていたから。 僕は昨年の夏、実家を飛び出して、一人暮らしを始めた。そして、今回就職を機に2回目の一人暮らしが始まる。 この前の一人暮らしは本当に楽し

          トルコ旅行記② ~トルコとイスラム教~

          今回はトルコ旅行記第2段「トルコとイスラム教」というタイトルでトルコ旅行を振り返っていこうと思います。 日本人にとって、ほとんど無縁なイスラム教。近年では、イスラム国のイメージが強く、マイナスなイメージを持たれることもしばしば。 では実際に国民のほとんどがイスラム教のトルコに行って感じた、トルコにおけるイスラム教について、僕なりの目線で語っていきます。 とはいえ、まずはトルコとイスラム教の歴史から語る必要があるので、まずはそれから。世界史の授業みたいになっていきます(笑)

          トルコ旅行記② ~トルコとイスラム教~

          トルコ旅行記① ~日本人からJapaneseへ~

          どうもこんにちは。 とうとうトルコから帰ってきて、隔離生活から解放された川口です。 一歩も外に出れない監禁生活というせっかくの機会に、トルコの旅行中に感じたことをじっくり振り返っていたので、今日はそれを書いていこうと思います!! 1.そもそもなぜトルコ??今回、僕の久しぶりの海外旅行はどうしてもトルコが良かった。 そもそもなぜ今回の渡航先にトルコを選んだのかというと、大きく三つ理由があります。 まず1つに入国時の検疫が緩い国だから。 海外に行けるのか??という質問をたくさ

          トルコ旅行記① ~日本人からJapaneseへ~

          大学5年目を終えて ~充実と答え~

          はじめにとうとう復学後の1年も終わり、残すは成績発表と卒業式を迎えるだけになってしまいました。そして、この記事はなんと乗り継ぎのドバイ国際空港からお送りしています(笑) 卒業旅行でトルコに行くのです!!! とはいえ、またまたいつもながら更新が途絶えてしまっているのですが(笑) では今回は休学前、休学中、休学後のすべてを含めた僕自身の大学5年間について、どんなことを学んだのかなと自身のためにも振り返ってみようと思います。 自身の大学生活を振り返ったときに、大学3年生の時にあ

          大学5年目を終えて ~充実と答え~

          日本の健康至上主義を問い直す~幸福な国々の死生観から見る健康~④

          4章:「死」と共に生きる 2011年に発生した東日本大震災は「死」の重要性を我々に突き付けた大きな出来事であった。当時、辻(2012,p5)は東日本大震災について社会の大転換期であると述べていた。つまり、スウェーデンやブータンのように「死」を受け入れる社会への転換期であったのだ。しかし、東日本大震災から10年経った現在においても、社会は変わっていない。むしろ、新型コロナウイルスという新たな社会危機が拍車をかけ、社会は「死」を排除する方向に進んでいる。10年前の大転換期であった

          日本の健康至上主義を問い直す~幸福な国々の死生観から見る健康~④

          日本の健康至上主義を問い直す~幸福な国々の死生観から見る健康~③

          3章:幸福な国々の死生観 これまで、1章では現代の日本における「死」の問題について、2章では「養生」と「健康」から見る「死」の問題について、日本において遠ざけられている「死」を分析してきた。では、反対に現代における幸福な国では、「死」はどのように捉えられているのだろうか。本章では、同じ現代における幸福な国々を死生観の観点から分析し、日本へのヒントを模索していく。 1節:スウェーデンの死生観 1項:スウェーデンについて 毎年実施される世界幸福度調査で、例年通り上位である国と

          日本の健康至上主義を問い直す~幸福な国々の死生観から見る健康~③

          日本の健康至上主義を問い直す~幸福な国々の死生観から見る健康~②

          2章:日本における「養生」と「健康」 1章では「健康」、ひいては「死」への捉えられ方が現代社会へ大きな影響を与えていることが考えられた。ではそもそも「健康」とはいつごろから考えられ始めたのか。日本における「健康」を語る上で、「養生」という考えは外せない。「養生」とは、江戸時代の儒学者、貝原益軒の『養生訓』に代表される、中国の儒教思想や朱子学に基づいた考えのことである。 現代における「健康」は、実はこの「養生」から始まっている。本章では、その「健康」の成り立ちである、「養生」

          日本の健康至上主義を問い直す~幸福な国々の死生観から見る健康~②