鈴木博毅 / いつもあなたを応援する!ビジネス戦略コンサルタント
大切な子どもの未来の為に少しだけ戦略を考えてみませんか
あなたはどんな明日を描きたいですか?
私たちは人生で、数多くの成功と失敗を経験します。成功と失敗の境界線は一体なにか?という疑問は、多くの人が抱いたことではないでしょうか。 私自身は、仕事柄この「成功と失敗を分ける境界線」の探求に膨大な時間を費やしてきました。代表書籍『「超」入門失敗の本質』も同じ方向性を持つ研究結果です。 同じ形の失敗は、残念ながら繰り返されることが多い。 私たちは同じ思考と同じ方法論についつい頼ってしまいます。端的にいえば、そのほうが楽だから。しかしそれが、避けられたはずの失敗を繰り返し
営業組織を大きく飛躍させる2つの軸。1つは、理想像あるいは理想的な案件のモデルと受注プロセスを磨くこと。もう一つは、営業マン全員のアベレージを向上していく小改善の繰り返し。 基本的に、営業は人による差が非常に激しい業務だと言えます。そのため、売れるか売れないかは、その人次第であると考えがち。すると、属人的になってしまうので、経営者にとってもトップセールスマンたちの存在は、ある種尊重すべきアンタッチャブルな存在になってしまうことも。 それを嫌がると、逆にシステム思考にはまっ
人生において、ときに感覚と逆のことが正解なことはよくある。最近思うのは、「めったに起こらないことほど逆に習熟すべき」だということ。習熟とは一般的に、繰り返しけいこをして上手くなることを意味する。 普通に考えると、人生で何度も起こることに習熟すべきだと思う。でも実際は違う。人生ではめったに起こらないことに習熟するほうが有利だ。 なぜか。例えば、社会人なら日々の業務に習熟するより、めったにない機会である昇進、あるいは転職で最大の結果を出すほうが人生が好転する。これは、日々の仕
プライドは、最初から芽生えない子供には、自尊心やプライドを持って、自分から物事に挑戦して欲しい。親ならだれもがそう願うのではないでしょうか。逆に、テストで悪い点数を取れば「あなたはくやしくないの!?」と、親は子供を叱責してしまう。 でも、一歩さがって考えてみると、子供が最初から何かにプライドを持っていることはないと強く思う。「あなたはできる」、と自己肯定感を常に高める接し方をされてきた子供以外は。 そのような「自己肯定感を高める接し方」をされた素晴らしいご家庭の子供でも、
世界に飛躍した弟、泣きながら挫折した兄の違い書籍『天才を作る親たちのルール』を読みました。紹介されていたアスリートは、大谷正翔平、宇佐美美貴史、石川佳純、荻野公介、木村沙織、井上尚弥など本当に多彩(総勢12名)。 子供たちにはいろろな個性があり、親の教育方針もいろいろ。だから完全に共通のルールはあまり発見できなかった。あえて挙げるとすれば以下。 もう一つ、注目すべきことがあった。それはあるご家庭での逸話。お兄ちゃんと弟、同じ競技をしている。しかし、兄は中学2年生で泣きなが
話が聞ける子に育てたい人の話を真剣に聞ける子供になって欲しい、と多くの親は願います。一方で、親の小言を毎回真剣に聞ける子供などいないのかもしれません。。 でも、勉強の先生やスポーツのコーチが、その子のために真剣にしてくれるアドバイスは、真摯に受け止めるようになってほしいもの。 そんな願いのヒントがありました。書籍『サッカーで子どもがみるみる変わる7つの目標』(小学館)で、「話を聞けない理由」という項目にあった、以下の指摘が面白かったです。 なぜ、多くの子供たちは話が聞け
心を強くする方法はあるだろうか?やるべきことがたくさんあるとき、それをすべて実行してしまえる心の強さ。必要なときに、必要な行動ができる心の強さ。また、おこなうべきでないときに、それを控える心の強さ(自制心的な意味の強さ)。 みなさんもよくご存じのように、心の強さや弱さは、環境に大きく左右される。心を強くしてくれる環境もあれば、心を弱くする環境もある。 よく言われるが、疲れ切った1日の終わりに、脂っこい食べ物があったり、甘いものがあれば人は手を伸ばす確率が高まる。 マルチ
巨大な目標と現実のはざまでどうするかお子さんを持つ親なら、我が子の巨大な目標と現実のはざまでどうするかは直面する課題。基本、子供が大きな夢を見て目標にする事は、とても良いことだと考えています。 問題は、その目標にどう対応するか。ギャップをどう考えるか。当然のごとく、すべてが上手くいくなどということはあり得ない。 最初の入り口で躓くこともあるし、少し入ったところ、2,3歩を踏み出して上達の階段を登っていると思ったときに、いきなり壁に直面することもある。 巨大な目標を子供の
漕がなくても進むボート以外に乗ってはいけないビジネスにおいて、優秀な人がやりがちなことの一つは「自分で漕ぐこと」を重要なキーにしてしまうこと。この商品は、ほかの人では売れないけど、自分の販売スキルならば売れる、という考え方。 ところが、世の中には商品自体の魅力、あるいは立地の魅力から「誰が販売しても売れる」というモノがけっこう存在する。基本、そのような「漕がなくても進むボート」以外に乗ってはいけないのだと考えている。 ビジネス書のテーマも同じ。誰が書いても、このテーマなら
壁は必ず出現する、という知識とその対応どんな習い事でも、勉強でも、子供の前に必ず壁は出現する。これはお子さんと持つ親御さんなら、誰もが経験することではないでしょうか。 普通、子供たちは自分の壁を自分の方法で乗り越える。でも、それは我流がどこまで通用するか、という試験に近く、壁を乗り越えることが巧みな子供と、そうでない子供では結果に雲泥の差が出てしまう。 日本の子供たちの挫折って、すごく多いのか少ないのかはわからない。しかし、新しい壁が出現した時、日本人の大人がどう対応して
兄弟・姉妹の競争 我が家では、家族内で兄弟・姉妹の競争を(極力)させないことにしている。なぜなら、一歩家庭から外に出ると、子供たちのライバルと呼べる存在は、星の数ほどあるからだ。敵となるような人もいるでしょう。 だから、家の中にわざわざライバルを作らなくてよい。 基本的に、子供は親の注目を集めることなら、なんでもやろうとする。親の愛情を得たいという基本的かつ自然な欲求ゆえだろうか。 だから、親が家庭内で子供を比較したり、順位をつけたりすると、家庭内で競争が絶えず、どち
学びが停止しない人になる方法はあるか? このテーマはとても重要で、追求を続けたいと強く思う。 「学びが停止しない人になる方法」を2つほど提示したい 1つ目は、今この瞬間にも成長を続けている企業、組織を探して発見する、というシンプルなこと。その上で、これが重要なのだけど「成長している彼らが使う、新しい言葉を発見する」こと。 なぜ、新しい言葉なのか?使う言葉は、ストレートにその人物の思考を表現している。新しい言葉は、その人の中にある「他の人が持っていない概念、ビジョンを示し
小学生や下の年齢の子供に、主体性を持たせることは可能だろうか。私が見ていて最初に思うのは、「好きであることのパワーは偉大である」という点。 好きな遊び、好きな本、好きなスポーツには、子供は信じられないエネルギーを発揮する。しかし、世の中には「嫌いだけどやらなければいけないこと」が無数にある。好きと対極にあるこれらを、子供にどうやらせるか。 「好きなことを人質に取ること」はかなり無意味だと分かっている。○○(嫌いなこと)を終えたら、好きなことをやらせてあげるという提案。短期
サッカー界のレジェンド、イブラヒモビッチ氏の自伝『I AM ZLATAN ズラタン・イブラヒモビッチ自伝』を読みました。同氏は、500ゴールを超えた史上3人目の選手としても有名です(2023年に現役引退)。 自伝の中に、イブラヒモビッチ氏の人生を劇的に変えた出来事が語られていました。代理人のミーノ・ライオラ氏との出会いです。 オランダでプレーしているとき、イブラヒモビッチ氏は自身のキャリアを変えるべく、新しい代理人を探していました。そこで紹介されたのが前述のミーノ氏です。
シリアル・キャリア(serial career)、別業界での連続したキャリアに成功している人は、「人生の成功に必要な特別なマインドセットを持つのではないか」と、以前の記事で結論しました。*シリアル・キャリアは私の造語です。 シリアル・キャリアに成功した方々の研究を今後していきたいのですが、その最初に元プロ野球選手の里崎智也さんの著作から、参考となる面を考えてみたいと思います。 里崎さんは、千葉ロッテマリーンズで活躍後、2014年に引退。その5年後に始めたYoutubeで大
以前ご紹介した書籍『ストールポイント、企業はこうして失速する』では、企業成長の指標として、売上成長率を採用しています。➡紹介の記事 ※現在中古品しか手に入らないようです 最初、読み進めた時に「企業のパフォーマンス(成長かストールか)を測るのに、売上成長率でいいのだろうか?」と、個人的にふと思ったのです。 ところが、やっぱりその理由は解説してくれていました。P44からP45に、「なぜ売上成長なのか」という解説文があります。 売上成長率を選ぶ2つの理由 1つ目の理由は、収