さとうひろあき

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最近の記事

読書感想文 寝太郎さんの新刊

本を読んだので感想文を。 存在消滅: 死の恐怖をめぐる哲学エッセイ 高村 友也 「寝太郎」のペンネームでブログを書いていた、山奥に小屋を自作して暮らすなど、ミニマリスト的生活を実践しつつ、日々生きること、死ぬことについて哲学を深めている高村さん。 本書は、哲学考察と、その間に挿入されるここ数年の活動の実績。バランスは8:2といった感じ。 ミニマリストとしての寝太郎さんを私は後者を知りたかったので、すこし肩すかしを食らった感じ。俺は哲学考察には興味ないんだなーと分かった

    • みちょぱに見る戦略

      みちょぱがすごいと思う。おこがましくも上から目線になることを恐れずに言わせて貰えるのならば、「普通に可愛い」と思う存在になった。 最初出てきた頃はギャルだった。出てきたころも可愛かった。だが、ギャルだった。 ギャルではあった。 いまではふつうに良い子。 この戦略には、正直に言って、舌を巻いた。 そして、思い出した。濃い化粧でデビューしたヴィジュアル系バンドのことを思い出した。 はじめは衝撃を与える。なんなら眉をひそめられることすら厭わない。最初に衝撃を与えて、その後

      • 否定的なレビューの効果

        いろんなレビューがあるが否定的なレビューはもっと責任をもって書かれるべきじゃないか?という考えをぶちまける。 レビューをいろいろ書くのは自由だが、目立つのは否定的なレビューだ。 9本の褒めレビューが並んでも、10本目に否定的レビューがあったら、どうか。否定的レビューが目立ち、9本の褒めを消してしまうのではないか? (そのレビューを頼りに購買活動をしようとした人は、その商品を買うのを辞めるのではないか?) 人間には否定的な情報を重視する傾向があるらしい。それは生存には役に

        • 高校1年生にシンプルなアドバイス

          もし自分が、今の高校1年生にアドバイスするなら…を考えてみたら、シンプルによさげなアドバイスを考えつきました。 もちろん、これがベストとか、これを満たせてないやつは人生終了、とか言うつもりは全く無くて、単に雛形としてこういうモデルを提示したい、ということです。 あとは各人それぞれの好みとか、家庭環境とか、どうしても影響を受けてしまうもので、いやでも個性が出てくる。運命の出会いとか絶対譲れない、ってものに出会えたら、それを選択していくのも良いと思う。 あくまで、基本ルートとして

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          22年7月のニュース

          KDDI通信障害。3000万を超えるユーザに影響が出たそうな。 日本にいるアクティブユーザが(一人あたり2台くらいもってるとして)2億くらいか?すさまじいお客様数。 そして、インフラ側の辛さを思う。 こういうときだけ攻撃的になる、という…。日々を支える、安定運行、みたいな、そういうものに対して、みんなの見積もりが安すぎるのだと思う。まぁ自分ももしそういうのが分からない業界にいたら同じようなことを言ってたのかな。 安倍元首相暗殺(白昼堂々の殺人は暗殺なのか…?)。 そして関連

          22年7月のニュース

          おっさんが生きづらい

          臭いとか、頭が固いとか、若いやつらがみんな同じに見えるとか。人の名前が出てこないとかおっさんとして生きるのは辛いなぁとウェブの記事等を見ていると思うが、しかしこれは当たり前のこと。 だって生物的にはもう引退の世代なのだから。 生物学的には、おっさんになる前にパートナーを見つけて、子孫を残しておくように設計されている。 単に医学の発達と、社会の成熟によって「まだ生きて社会にいていいよ」と許されているだけなのだ。 おっさんは女性や若者から嫌われやすいだけでなく、成人病のリス

          おっさんが生きづらい

          流れてゆく関心をなんとかとどめる

          ニュースが出てきては、それなりに反応したり心を痛めたりするのに、さらに新しいニュースがそれを上回っていくことが繰り返されていて、なんというか、俺はそれでいいんか、という気になる。 というわけで今年も半分経過したので自分なりの振り返り。 1月昨年から引き続いてコロナ禍が続き、緊急事態宣言・まん延防止なんとか、の影響下で生きているものの、マスクにも慣れ、どちらかというと、FRBが利上げするとか、ガソリンが高いとか、経済系のニュースばっかりだった気がする。考えたら平和なスタート

          流れてゆく関心をなんとかとどめる

          本を読んでいる

          プロジェクトヘイルメアリーを読んで、読書って面白いんじゃない?ということを思い出したので、タイトルでなんとなく読みたくなった本をいくつか図書館で借りてきた。 読書って素晴らしい。おなじ時間を過ごすのでも、YouTubeとかAmazonPrimeで動画を見ているのとは違う脳みその使い方をしている気がする。自己肯定感(この概念がほんとにあるのか?は微妙だが、現時点では一番表現できている気がするのでこの言葉を用いる)も上がる気がする とはいえ、読書はやはり疲れる。 のめり込むと

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          かつての「神童」たちへ

          この記事は胸に突き刺さったので記録。 はてなブックマークなので消えないように引用しておく。 これについて思うこと。まず自分に突き刺さったということはかつて自分は神童だったと少なくとも自分は思っていた、ということ。それ自体が恥ずかしいね。 小学校中学校まではほぼノー勉でトップクラスだったがそれは自分の環境が田舎すぎたからで。地元の進学校と呼ばれる高校に行ってからはガリ勉になったがついていけず挫折。 そしてこれはそれなりに一般的な話なのでは、と思う。 進学校時代の同級生(彼

          かつての「神童」たちへ

          プロジェクト・ヘイル・メアリーを読んだ

          ※当noteを読みすすめる前に… ネタバレ無しなので未読の方もご安心ください。ただ、きっと後悔はしません、こんなnoteに数分費やす前に買うべき。上巻だけでも。 Kindleでセールしていたので、話題の本を買って読みました。 ・上巻は面白いのでグイグイページを読みすすめる。気づいたら時間が過ぎている。体力消費ゼロ! ・下巻は、主人公に最後までお付き合いしたいからって気持ちで読み切った。体力消費すこし。とはいえ面白い。 上巻は謎が謎を呼ぶ展開。SF要素とサスペンスが入り乱

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          シャマラン監督作2作

          アマプラで「オールド」が観られるようになっていたので観た。これは劇場公開時に気になっていたので。 なんというか、シャマラン監督作っていう感じで良かった。 で、過去作の「ヴィレッジ」も観た。これもなかなか楽しかった。 シャマラン監督作は、とくに前半の導入部〜物語が展開するあたりを楽しむもの、なんだと思う。 起承転結の起承転、のあたり。ポップソングで言えば印象的なイントロ〜サビの手前の「どんなサビが来るんだろう?」って期待させる部分。そこに特化した監督。全部見終わったあとに振り

          シャマラン監督作2作

          トップガン・マーヴェリックを観た

          良かった。2時間映画のためにIMAX2,500円は決して安くないが、よかった。なんならもう一回観たいレベル。 作り手の意図を読み取ろうとがんばる必要はなく、ただ目の前で繰り広げられる明快なストーリーと派手な爆発(とあと筋肉)に身を任せるだけの圧倒的な快楽。 これぞ映画体験。真っ暗な部屋の中で、目の前の動く画像と強烈な音に身をさらす。脳みその処理能力をすべてそこに投下する。 10代の頃、面白い映画を観たときと似た感覚を久しぶりに味わうことが出来た。 たぶん、数ヶ月してサブ

          トップガン・マーヴェリックを観た

          ミリオンダラー・ベイビーを観た

          今更ながらAmazon Primeでミリオンダラー・ベイビー(2004米 クリント・イーストウッド監督)を観た。Amazon Primeがおすすめしてくれたから。 一言でいうとよくわかんないな。っていう。 いくつかの要素が配置されるが、それがうまくいっていないような感じ。 (白人の老人と、彼よりだいぶ若い女性、かつての仕事仲間、若い男、女性の家族、など)。 メインのストーリーは難しくはなくて、老人が女性と出会って刺激を受けて、二人三脚で無理めなことを成し遂げる…みたいな

          ミリオンダラー・ベイビーを観た

          ぼくのかんがえたシンウルトラマン(速報)

          そこまで期待したわけじゃなかったけど、全体的におもしろくなかった。ただ、部分部分でこの映画でしか見られないシーンがあったので、その分は、面白かった。 以下ネタバレを含みます GOOD 長澤まさみ スクリーンの中で己のリビドーに女優を従わせるという変態的行為ではあったが「昇華する」とはこういうことよ、と思った。スクリーンの裏側で己のリビドーに女優を従わせようとした某変態映画監督には、他山の石としてほしい。 (余談ですが、岡田斗司夫が「巨大化するフジ隊員」をオマージュしてく

          ぼくのかんがえたシンウルトラマン(速報)

          ドクター・ストレンジ見てきた

          ドクター・ストレンジ2(MoM)見てきました。 正直、うーん。。。面白かったけどね。という感じ。 (以下、ネタバレになりますのでご注意) ワンダひとつには、今回のメインヴィランが可愛そうなワンダだったこと。ヴィジョンと死別して、子供がほしすぎて、みんなに迷惑かけて、反省したはずだったけど、結局…幸せな家庭を手に入れたくて暴走…。 Disney+でワンダビジョン全部見たこともあって、ワンダの気持ちはよく理解できてしまう。つまり「やられる動機」が弱い。やっぱり敵キャラにはその

          ドクター・ストレンジ見てきた

          頭のおり

          仕事を在宅でやっている。ノートパソコンを会社から貸与されてやっている。 仕事は、いつやっても良くなった。場所にとらわれず仕事が出来る。(あまり休日にやりすぎると人事部がなにやら言ってくるらしいが、うるさく言われるまでは気にしないことにしている。) ホントは会社の仕事なんて平日昼間しかしたくない。厳密に言えば、平日昼間しかしちゃいけない(はず)。 でも、最近、それをやり始めてしまっている。誰にもチャットで質問とかされず、打ち合わせに急遽出てくれの電話もなく。コードを書くだけ