流れてゆく関心をなんとかとどめる
ニュースが出てきては、それなりに反応したり心を痛めたりするのに、さらに新しいニュースがそれを上回っていくことが繰り返されていて、なんというか、俺はそれでいいんか、という気になる。
というわけで今年も半分経過したので自分なりの振り返り。
1月
昨年から引き続いてコロナ禍が続き、緊急事態宣言・まん延防止なんとか、の影響下で生きているものの、マスクにも慣れ、どちらかというと、FRBが利上げするとか、ガソリンが高いとか、経済系のニュースばっかりだった気がする。考えたら平和なスタートだった。
トンガの噴火で通信すら出来ないくらいに致命傷だったってのもあの時点では大ニュース。会ったことはないけれど、海の向こうで災害に会ってしまったひとがいる、ってことにも多少心を動かされていたのだが・・・
2月
そして2月からは、ウクライナ問題。トンガの国民のことなんかどこかへ飛んでいってしまった。
3月
3月もウクライナ問題は強烈だった。
4月
斜里町の観光船沈没のニュースが衝撃的。ウクライナ問題はこのあたりから「戦争状態が当たり前」になった感じ。
コロナもそうだが、人間はそれが長く続けば、危機すらも織り込んで生きていけるのだ。あと吉野家幹部の発言でネットは騒がしかった。どーでもいいけどね。
5月
道志村で行方不明になっていた少女の骨が発見されたというニュースが衝撃的だった。交番の前を通るたびに、指名手配犯の隣に張り出されていたポスターで例の少女のことを「まだ見つからないのか」と数秒だけ考えたりしていたという意味で、印象的だった。
役所の振り込み間違いで大金を手にした人もニュースとなった。悪事のきっかけを作ることより、それを悪用することのほうが罪が重い、ということなんだなぁと思って、世の中の流れはそれが当然、みたいな感じだったのが驚き。
6月
いろんなギャグで有名なトリオのメンバーが「意外な選択」をした。面白いことを提供する人が意外にも繊細なのだな、と思ったが、そういう目線こそが彼のような人を苦しめるのかも…などと思う。
後半には季節外れの暑さ。6月なのに電力が逼迫。ネットのニュースを楽しめるのも部屋の中が涼しいからで。
とにかくコロナが収まることのないまま、マスクを付けたままで、世の中は激動を続けている。
そんな毎日の中でニュースに心を動かされながら、目の前のお仕事に右往左往しながら、今日も生きている。
そんな中、今年は映画の当たり年。
年明けすぐのスパイダーマンは度肝を抜かれたし、シン・ウルトラマンも面白かったし、トップガン・マーヴェリックも大傑作だった。
コロナの影響で上映タイミングが当初よりもだいぶ変わったとか、家で見るしか無い時期もあって、待たされたけど、待つだけの価値がある名作ばかりだったのかも。
あと、いまだにマスクはつけているけど、劇場にみんなで安心して集まれる時代のありがたさ、一応、コロナ禍を生き抜いた喜びのようなものをすこし感じることが出来た気がする。
自分は繊細だけど、意外とたくましく人生を生きている。そんな気にもさせてくれる昨今。
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