プロジェクト・ヘイル・メアリーを読んだ

※当noteを読みすすめる前に…
ネタバレ無しなので未読の方もご安心ください。ただ、きっと後悔はしません、こんなnoteに数分費やす前に買うべき。上巻だけでも。


Kindleでセールしていたので、話題の本を買って読みました。

・上巻は面白いのでグイグイページを読みすすめる。気づいたら時間が過ぎている。体力消費ゼロ!
・下巻は、主人公に最後までお付き合いしたいからって気持ちで読み切った。体力消費すこし。とはいえ面白い。

上巻は謎が謎を呼ぶ展開。SF要素とサスペンスが入り乱れて、なんでこれがこうなるの?ってハラハラさせてくる。ひとつの山を超えたら、オーケー、次は?って気にさせてくれる。どんどん次のページを読みたくなってあっという間にKindleの右下に出てくる「読み終えた割合」が 80%を超え、この時点で下巻も購入しました。
下巻もしばらくは同じようなSF・サスペンスのダブルパンチ展開は続くものの、物語の終盤に向けて、それまでなんで?って思わされていた部分がどんどんオープンになっていく。その分、推進力が減っていた。

ここのところビジネス本とか実用書ばっかり読んでいたので、小説自体が久しぶりでした。まさかこんな文字の並びを目で追うだけで、映像まで想起させられるような、強烈な体験になるとは。
あらためて「小説」って面白いんじゃないの?ってジャンルそのものへの評価まで見直すことになる傑作でした。
そして、Kindleセールでついでに「三体」も買っちゃいました。おなじSFだし、「ヘイル・メアリー」を楽しむだけの素養は俺にもあったんだ、ということでね。まだこちらは未着手なので、果たしてどうなるか…。

余談
この小説はハリウッドで映画化の話が進んでるらしい。「あいつ」がどういう風に映像化されるのか、個人的には不安。もしかしたら、文章だからこそ良かった、みたいなこともありそう。あと、映画の2時間枠におさめるの大変そう。

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