『伝わる文章を書く技術』
目の前に「わかりやすい文章」と「わかりにくい文章」の2種類あるとしたら、「わかりやすい」方を選びますよね。
「伝わる文章」は社会人に必須のスキルです。
本記事の中で「~しましょう」と言いつつ、自分ができていないので書くのがつらかったです😅。なので、
一緒に学びましょう!
著者の印南敦史さんとは
『伝わる文章を書く技術』を教えてくれる印南さんとは何者でしょう?私は本書を手にとるまで知りませんでした😅
ライフハッカー[日本版]で平日毎日書評を書かれています。年間250本前後!すごい数です。
一冊分の記事の文字数は2,000字程度とのこと。そのうえ、公開後はAmazonの書籍売り上げがぐんぐん伸びるというからすごい。
私も短い文章で「本の良さ」「学び」を伝えたいものです💪
この関係、理想的ですね。
「伝わる文章」とは
ビジネスシーンの必須スキル
もし「プロの書き手ではないから文章力は必要ない」と思っていたら、いますぐ考えを改めてください。
仕事をしていて「何かを書くことは一切ない」ということはなかなかないと思います。逆にいうと、みなさんなにかしら書いています。
報告書、資料、提案書、日報/週報、仕様書、マニュアル、などなど
逆に自分が読む立場の場合を考えてください。本を読むときでもいいです。「何を言いたいのかわからない文章」を読むのはつらいですよね。
「伝わる文章」を書くこと、つまり「書いて伝える」技術は社会人に必須のスキルなのです。
伝わる→人を動かす
「伝わるとなにがいいの?」と思われるかもしれませんが、伝えるということは人を動かすということです。
以前アウトプットした『1分で話せ』でも出てきた話ですね。
「伝わる文書」はどんな文章か?
大事なのは、
①冷静さ ②客観性 ③わかりやすさ
です。「わかりやすさ」は、簡潔で読みやすく、理解しやすいということです。シンプルに書くことは意外と難しいのです。
客観性について少し詳しく見てみましょう。
伝わる文書に大事な「客観性」とは
「どんな人が読んでいるんだろう?」「これを読んだ人はどう感じるだろう?」を意識する必要があります。
まずは「はっきりした読者像」をつかんでみてください。
私の場合は「みんなに学んで欲しい」ので「みんな」です!でも、「みんな」は、はっきりした読者像ではないんでしょうね。読者像…難しい。
読者には時間がない
「じっくり読んでもらう」ことに期待するのはやめましょう。
「読ませる文章」とは
単に「伝わる」だけでなく、ぐいぐい引き込んでくる文章ってありますよね。そんな文章を書くにはどうしたらよいのでしょうか?
魅力的な看板(タイトル)
お客さんに入ってきてもらうためには「看板」が必要不可欠です。いい商品があっても、看板が出ていなければお客さんは入ってこないですよね。
読者をひきつける「タイトル」をつけましょう。
意識する5つのこと
①わかりやすさ
②インパクト
③おもしろさ
④「役立ちそう」だと思わせること
⑤説得力
自分の文章で「お!」と思ってもらえたり、「うんうん、そうそう」と、うなずきながら読んでもらえたら幸せですね😊。この5つ、意識しましょう。
まねをする
「この人の文章がスキ」「この文章がスキ」というものがあれば、それをまねてしてしまえばいいのです。「まねることは学ぶこと」です。
『てにをは辞典』
印南さんもよく参照する本が紹介されています。250名以上の作家の文書から60万もの結合語を採集しているとのこと。おもしろそうです。
漢字 vs かたかな
なんでも漢字で書いてしまうと、返って読みづらかったり、かたいイメージになっていまいます。
印南さんも以下を言いきっています。
漢字にするか、かたかなにするかの判断が、読みやすい文章と読みにくい文章との分岐点になると信じて疑わない。
『愛するということ』を読んだのですが、この本、ひらがなが多いのです。でも読みやすい。「ひらがなの力すごいな」と思う本でした。
かっこいい文章を書く
自分でも「かっこいい」と思える文章を書きましょう。とはいえ、いきなりは難しいですよね。私もまだまだです。とにかく書きつづけましょう。
プロ書評家が教える読書術・時間術
・本を分類する
・序文を確認する
・目次を確認する
・「細部まで読み込まないといけない」というのは思い込み
・アンテナを立てていると斜め読みをしても自然とそのフレーズに注目する
などが書かれています。ポイントがまとまっているので、短時間で学べますよ。
まとめ
「書くこと」について書かれている本書ですが、実は一周まわって「読むこと」に重点が置かれている印象を受けました。
読むことが、時間の無駄づかいや消費ではなく、未来の自分への投資になる。
読むことで、読み手の目線(客観視)もわかりますし、マネしたい文章に出会うこともできます。その経験を書くことに活かしてみましょう。
客観的な視点で書き、人をひきつけ伝わる文章で、人を動かしましょう!
本日の学びはここまで。また来てください。👋
<印南さんの書評>
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読書期間 2021/07/02-2021/07/08
初版発行 2014/11/29
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